人間ドラマが中心になっているのでキャラクターが重要ですね。神使以外はごくごく普通の人間なんですが(笑)、魅力的な人たちです。ではメインキャラクターから。
○冴木 まこと / 金元寿子

本作の主人公、高校2年生、16歳の少女。江戸時代から続く冴木神社の十五代目正統跡取。母は他界し、父・達夫と2人暮らし。母が幼少の時に他界して以来銀太郎とのつきあいなので、神使としてよりも兄弟のような感覚で接している。
○銀太郎 / 三木眞一郎

冴木稲荷神社を依代とする狐の神使。生前にやんごとなき女性に助けられみかんをもらったことから、今もみかん好きである。神社を守って300数十年を生きている。非常にめんどくさがりやで口が悪く昼寝好き。神使を神使として扱わないまことには一目おいている。占いが得意で何度か作中でまことに請われて行っている。
○冴木達夫 / 関俊彦

まことの父、冴木神社の宮司。婿入したため神眼はなく神使を見ることはできない。しかし、まことを通してその存在に対して疑いはない。
○神尾悟 / 小野賢章

稲荷神社の正式な跡取りであり神眼を持つ少年、まことと同い年。達夫の恩師の計らいで冴木神社に居候している。剣道の腕は確かで1年生ながらレギュラー入りを目されている。幼少時に両親を交通事故で失い祖父に育てられたが、祖父なき後、叔母夫婦に育てられる。
○ハル / 藤村歩

悟をおいかけて冴木神社にやってきた狐の神使。一見オスのように見え、まことに男と間違えられたが女の子。クリームパンが大好き。
○池上ユミ / 赤ア千夏

まことのクラスメイト。見かけはワルぽく口の悪い少女だが、野良猫にまつわる事件でまことと親しくなり、親友の関係に。
○船橋日輪子 / 小清水亜美

まことのクラスメイト。父は議員で母は茶道の家元。名実共にお嬢様で、生徒会役員。ユミとの対立がきっかけで嫌がらせを受けていたところをユミに助けられ、以後は親しい関係になる。お嬢様らしく規律正しい品行方正な言動をしていたが、ユミと親しくなってからはしばりを破ってのびのびと過ごすようになった。