
去年の10月期のアニメの中で唯一まじめに見たのがこの作品。忙しくてあまりテレビを見ることができないので「物語シリーズ」と同じく全話ネット配信で見ました。テレビ放映より一週間おくれるのがもどかしいですが。
「ぎんぎつね」は2013年10月からテレビ東京他で放映されたテレビアニメ作品。原作は落合さよりの漫画で、監督は三沢伸、音楽は加藤達也、音楽製作にランティス、制作はdiomedéa、製作はぎんぎつね製作委員会、全12話。
高校2年生の冴木まことの家は町にある小さな稲荷神社。十五代目の正統な跡取りであるまことは神眼を持ち神社の神使であるお狐さま“銀太郎”を見ることができる。現在の神社の宮司はまことの父の達夫で達夫は婿入りであるため神眼はないが、銀太郎の存在は妻(まことの母)が見えていたこともあって固く信じている。そんな冴木家、まことを中心に日常を描くほのぼのアニメ。1クール作品ながらまことの周辺の人たちの描写は見事で、そのキャラクターたちの成長していく姿が微笑ましい。当のまことは天真爛漫で色恋沙汰には疎い、悩むけれどくよくよしない、だからこそ最初から最後まで余り変わらない印象を受けるけれども。