男の場合はそんなに悩むことはないと思いますが、女性の場合はやはり服装にはこだわりがありますね。スーツで通勤していた頃はそのままということが多かったですが、ネクタイだけはとっておきのに変えたりしましたけどね。「KAZUさんとデートですっごく悩んだ」って言われたりすると、それはそれで嬉しいものです。
大和と連れ立って歩くメイ。二人を見て周りの女性たちはしきりに大和のイケメンぶりにメイにも聞こえるほどの噂。邪魔はされたくないと大和が「恋人っぽいことをしよう」と手をからめてつなぐ。

「手をつなぐことはキスより大したことないと思ってたけど、つなぎ方ひとつで伝わってくる温度が全然ちがくて…」

偶然、信号で雅司と愛子に出会ういそしてボーリングに行くことになる。

「俺、橘が動くとこ初めて見た。あいつ運動とかダメそうだよな」と雅司。しかしメイはアプローチに立つと目がギラリと光って素晴らしいフォームからストライクを投げる。
「メイ、ボーリング得意だったんだ」(大和)
「若いときにちょっとかじっていただけだ」(メイ)
若い時って一体何時?16歳でしょ、って言いたくなりますが(笑)。

大和が好きで、大和の中にメイへの本気を感じた愛子は苛立ち始め、「飲み物買いに行こうと」メイを誘い、大和への気持ちを問いただす。メイの返事はメイ自身が迷っていることもあり中途半端ではっきりしない言葉ばかりで、更に苛立った愛子は「エッチした仲の私より何であんたなのよ」と衝撃の言葉をぶつけてくる。さすがのメイにもショックで一人で帰ってしまう。
大和は学校の校舎の裏、猫の親子のところでメイを見つけ「メイに見せたいものがある」と出身中学に連れて行く。木造校舎の板で修理された所を指さして「ここのところ俺が割ったの。グーパンチで。」と中学時代の話を始める。いじめと喧嘩が横行していて自分がいついじめの標的になるか周囲の目を気にしていた自分、一番仲の良かった友達がいじめの標的になって表では無視していた自分、「俺と話してくれてありがとう」と言って転校して行った友達に何もしてやれなかった自分。そんな自分への腹立たしさから校舎の板塀を割ってしまった。
第2話でのカラオケのシーンの女生徒のストーリーに絡まない会話、そしてこのエピソードもそうだが原作を限られた時間で映像化する上手い構成。後の事件につながっていく伏線になっています。

周囲にひとが群れ集まる大和の「傷」。「私に傷があるように、黒沢くんにも傷があるのを知った。そして私はそれに立ち向かうと決めた。」
この決意の言葉を区切りに、第4話からメイの態度が変わってきます。