今年に入って思いついて見始めたのが「好きっていいなよ。」。既に第1話「キスをした」を5回くらい見てしまいました。今度実写化されるそうですが、願わくば橘メイのイメージを壊さないでほしいものです。
では少し第1話のレビューを。冒頭の部分のメイの通学シーンに流れるBGMの暗くて重い雰囲気が絶妙です。ここのBGMはシリーズ中この冒頭の部分だけのような気がします。他で流れた記憶はないですね。本来ここまで暗くて重いストーリーではないのですが、この冒頭の部分で「この後どんな展開になるんだろう」と思わせる程に的を得た音になっています。
16年間友達を作らず、他人とかかわらないようにして生きてきた橘メイ。その根暗さ故に回りからイヤミやヤジを飛ばされても無視して動じない。ある日悪のりした中西が後にいたメイを突き飛ばしてしまう。「わざとじゃないよ」と謝る中西。無言で立ち去るメイに大和は興味を示す。

・中西に突き飛ばされて超不機嫌なメイ。

・中西にスカートを引っ張られて、次の瞬間中西でなく大和に回し蹴りを食らわします。
後に大和が「メイのあの回し蹴りに惚れたんだ」という回し蹴り。階段を落ちた大和がケリを受けた右手だけ怪我したのは幸いなことです。普通ならもっと大怪我しているところ。

・友達の中西がちょっかいを出したことに謝る大和に、間違って蹴ったことを謝るメイ。「いきなり回し蹴りはねえわ」と大和。

・怪我した手にとメイから絆創膏をもらった大和はメイに幾度となく接近を試みますが、ことごとく断られます。
「友達の一人くらいはいるだろう」と言う大和にメイは携帯の連絡先を見せて「自宅とバイト先だけ」と友達不要と大和を突っぱねます。大和はメアドの交換を求めますが、メイは拒絶。大和はメイに携帯の番号を書いたメモを手渡します。少しだけ心を揺らすメイ。この後事件が起こります。
ベーカリーでのバイトを終えたメイがお店の常連客の男につけられます。コンビニに逃げ込んだメイは自宅に電話しますが母は出ません。冒頭の部分で父の遺影が出てくるので母子家庭だということがわかります。コンビニの前を動かない男に弱り果てたメイはポケットにあったメモを思い出し大和に電話します。「電話なんかしないし」と言っていながらメモを捨てきれなかったところはメイにも大和への興味が芽吹いていたということですね。同級生とカラオケ中だった大和は走ってコンビニへ。「よしっ」そしてメイを連れてコンビニを出ます。

・不安がるメイの肩を抱いてコンビニを出る大和。
そして男の目の前で「愛してるよ」とメイにキス。睨み付ける大和に男は退散します。

・初チューに目を見開き赤くなるメイ。第1話のベストシーン。