2014年01月11日

第3話「人を信じれば……」(「好きっていいなよ。」)

 美容院で髪を切る、と言うメイに「俺もいっしょに行っていい?」と大和も来ることになり図らずも初デートとなったメイと大和。服を選ぶのにまよい迷った末に待ち合わせの時間に20分遅刻するメイ。「これは断じてデートではない」とこだわった末の服が大和と似ていたので「嬉しいかも」と喜ぶ大和。
 男の場合はそんなに悩むことはないと思いますが、女性の場合はやはり服装にはこだわりがありますね。スーツで通勤していた頃はそのままということが多かったですが、ネクタイだけはとっておきのに変えたりしましたけどね。「KAZUさんとデートですっごく悩んだ」って言われたりすると、それはそれで嬉しいものです。

大和と連れ立って歩くメイ。二人を見て周りの女性たちはしきりに大和のイケメンぶりにメイにも聞こえるほどの噂。邪魔はされたくないと大和が「恋人っぽいことをしよう」と手をからめてつなぐ。



「手をつなぐことはキスより大したことないと思ってたけど、つなぎ方ひとつで伝わってくる温度が全然ちがくて…」



偶然、信号で雅司と愛子に出会ういそしてボーリングに行くことになる。



 「俺、橘が動くとこ初めて見た。あいつ運動とかダメそうだよな」と雅司。しかしメイはアプローチに立つと目がギラリと光って素晴らしいフォームからストライクを投げる。
 「メイ、ボーリング得意だったんだ」(大和)
 「若いときにちょっとかじっていただけだ」(メイ)
 若い時って一体何時?16歳でしょ、って言いたくなりますが(笑)。



 大和が好きで、大和の中にメイへの本気を感じた愛子は苛立ち始め、「飲み物買いに行こうと」メイを誘い、大和への気持ちを問いただす。メイの返事はメイ自身が迷っていることもあり中途半端ではっきりしない言葉ばかりで、更に苛立った愛子は「エッチした仲の私より何であんたなのよ」と衝撃の言葉をぶつけてくる。さすがのメイにもショックで一人で帰ってしまう。

 大和は学校の校舎の裏、猫の親子のところでメイを見つけ「メイに見せたいものがある」と出身中学に連れて行く。木造校舎の板で修理された所を指さして「ここのところ俺が割ったの。グーパンチで。」と中学時代の話を始める。いじめと喧嘩が横行していて自分がいついじめの標的になるか周囲の目を気にしていた自分、一番仲の良かった友達がいじめの標的になって表では無視していた自分、「俺と話してくれてありがとう」と言って転校して行った友達に何もしてやれなかった自分。そんな自分への腹立たしさから校舎の板塀を割ってしまった。
 第2話でのカラオケのシーンの女生徒のストーリーに絡まない会話、そしてこのエピソードもそうだが原作を限られた時間で映像化する上手い構成。後の事件につながっていく伏線になっています。



 周囲にひとが群れ集まる大和の「傷」。「私に傷があるように、黒沢くんにも傷があるのを知った。そして私はそれに立ち向かうと決めた。」

 この決意の言葉を区切りに、第4話からメイの態度が変わってきます。
posted by KAZU at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年01月08日

訃報・やしきたかじんさん



 今日、やしきたかじんさんの訃報が流れました。食道ガンや喉のポリープ切除で復帰後もあまりもたなかったので再復帰は難しいだろうと思っていましたが、まさか亡くなるとは驚きました。
 さて、アニメファンにとってやしきたかじんさんというと劇場版・機動戦士ガンダム三部作の第一作目の主題歌「砂の十字架」ですね。「宇宙戦艦ヤマト」で火のついたアニメブームがこのガンダムで巨大ロボット、更には人間ドラマにスポットが当たって方向変換した結果、爆発的人気でテレビ版をリメイクして劇場版に仕立てたものです。
 僕がやしきたかじんという歌手を知ったのもこのレコードでした。この「砂の十字架」は谷村新司の作詞・作曲で、今聞くとたかじんさんが歌っていてもべーやんを思い浮かべる程の谷村節です。それに対してB面の「スターチルドレン」は作詞が井荻麟(富野喜幸監督)、作曲はやしきたかじんで、色濃いたかじん節になっています。当時、この劇場版を見た世代の友達に「砂の十字架」と「スターチルドレン」のいずれが好きか聞いてみると意見が半々です。僕はやはり、ライリ〜ライリ〜ライリリラ〜の冒頭のメロディが印象的で「砂の十字架」の方が先に頭に浮かびますが、両曲共に、さすがたかじんさん歌は上手いです。 あの歌声が二度と聞けなくなったことは寂しいことです。
 後に聞いたたたかじんさんと「ガンダム」「砂の十字架」との確執はここでは置いておきましょう。劇場版第二作と第三作の主題歌を歌った井上大輔さんが子供たちから「ガンダムのおじさん」と呼ばれるようになったのとは真逆。不幸な話ですが、アニメとは直接関係がありませんから。
posted by KAZU at 01:25| Comment(2) | TrackBack(0) | Journal

2014年01月05日

「唐あげ味の」

 「好きっていいなよ。」は第1話から第4話までがひとくくり、第5話はその番外編というところで、第6話から新しい展開になっていきます。さて第2話「唐あげ味の」。



 大和のアプローチの末に運命のキスをしたメイは大和のとりまきたちとカラオケに。少はうちとけてきたはいるものの、やはりぎこちない。所在なさげにひたすら食べる。それでも及川あさみとは話ができる仲になっていく。



 そこへワル登場(笑)。性格的にこの程度ならどこにでもいると思うけど、容姿がこんないかにもってヤツはそうそういないでしょ。



 あさみのデカパイをからかう彼女らにあさみは顔を赤らめるが聞き流す。そんなあさみにメイは「強い」と称賛の言葉を…。メイのすごいところは他人とかかわらずに生きてきたけれども主義・主張ははっきりしているところ。トイレで出会ったワル二人のあさみの悪口に自分から喧嘩を売っていく。結果は顔に擦り傷を負わされてしまいますが。このあと保健室であさみといる所に登場したワル二人に中西が割り込み、中西がデカパイを援護射撃するが却ってあさみを怒らせてしまう。中西にナイスアドバイスをするメイ。結局、メイは中西とあさみのキューピッド役になるのでした。
 ここまではサブのエピソード。本題はこの後に続きます。あさみの話で、噂では大和は学校中のかわいい女の子には全部チューしたけど、まだ手を出していないのがB組の新井さんで、彼女は大和の初恋の子。それを聞いたメイは偵察に。



 「お人形さんみたい。私とは真逆…」と独白するメイ。前の日、大和からB組のやつらとカラオケに行くけど、来ないかと電話がかかってくる。「新井さんって子、来るの?」「来るよ」その返事に「行かない」と電話を切ってしまう。しかし気になって仕方がない。結局ニット帽とメガネといういでたちでカラオケまで偵察に出かけるが、一人カラオケ店から出てきた大和に見つかってしまう。



 「ストーカーさん」「ストーカーなどではない、散歩だ」とメイ。大和は強引にメイにキスする。前回はストーカーを退散させるためという名目があったが、「今度はなんでだ、理由を言え」と反抗する。「好きの気持ちの入ってないキスなんてこっちは嬉しくないんだからな」と泣きだすメイに、大和は「今のは挨拶代わりのキス」、「今のはかわいいなって思った人へのキス」、「今のは進展したい人へのキス」、「今のは目の前にいる人に対して気持ちのあるキス」とキスを重ねていく。「俺のこと好き?メイ」「何にも言わないと本気チューしちゃうぞ」。メイはこう返します「黒沢のこと考えると心臓が痛くなる」。
 「それは好きっていうことなんじゃないんですかね」(大和)
 「(独白)そう言うと黒沢は本気チューとやらを私にした。どうでもいいことだけど、気持ちのあるキスとやらは唐あげの味がした」(メイ)



 メイが大和を呼ぶシーンはまだまだ少ないです。最初は第1話でコンビニに助けに来た大和に「黒沢くん」と声をかけている。あとは「おまえ」呼ばわり(笑)。そして第2話の最後のシーンで「黒沢のことを考えると…」って言ってます。人を呼ぶ時の言葉というのはその間柄を考える上で大切なもの。この微妙な言葉加減がこれから徐々に変わっていきます。



 第2話のベストショットはこれかな。
posted by KAZU at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年01月04日

「キスをした」

 皆さんは去年繰り返し見たアニメはありますか?あるとすればそれは「何」でしょうか。僕は第1位は「マリア様がみてる」です。「マリみて」ファンであるだけでなく、特にこだわりのある作品でウォークマンに入れて携帯しているのでダントツなんです。第2位は「好きっていいなよ。」、第3位は「君に届け」、第4位は「ガールズ&パンツァー」、第5位は「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」というところでしょうか。我ながらジャンルが偏ってますね。
 今年に入って思いついて見始めたのが「好きっていいなよ。」。既に第1話「キスをした」を5回くらい見てしまいました。今度実写化されるそうですが、願わくば橘メイのイメージを壊さないでほしいものです。

 では少し第1話のレビューを。冒頭の部分のメイの通学シーンに流れるBGMの暗くて重い雰囲気が絶妙です。ここのBGMはシリーズ中この冒頭の部分だけのような気がします。他で流れた記憶はないですね。本来ここまで暗くて重いストーリーではないのですが、この冒頭の部分で「この後どんな展開になるんだろう」と思わせる程に的を得た音になっています。
 16年間友達を作らず、他人とかかわらないようにして生きてきた橘メイ。その根暗さ故に回りからイヤミやヤジを飛ばされても無視して動じない。ある日悪のりした中西が後にいたメイを突き飛ばしてしまう。「わざとじゃないよ」と謝る中西。無言で立ち去るメイに大和は興味を示す。



・中西に突き飛ばされて超不機嫌なメイ。



・中西にスカートを引っ張られて、次の瞬間中西でなく大和に回し蹴りを食らわします。

 後に大和が「メイのあの回し蹴りに惚れたんだ」という回し蹴り。階段を落ちた大和がケリを受けた右手だけ怪我したのは幸いなことです。普通ならもっと大怪我しているところ。



・友達の中西がちょっかいを出したことに謝る大和に、間違って蹴ったことを謝るメイ。「いきなり回し蹴りはねえわ」と大和。



・怪我した手にとメイから絆創膏をもらった大和はメイに幾度となく接近を試みますが、ことごとく断られます。

 「友達の一人くらいはいるだろう」と言う大和にメイは携帯の連絡先を見せて「自宅とバイト先だけ」と友達不要と大和を突っぱねます。大和はメアドの交換を求めますが、メイは拒絶。大和はメイに携帯の番号を書いたメモを手渡します。少しだけ心を揺らすメイ。この後事件が起こります。
 ベーカリーでのバイトを終えたメイがお店の常連客の男につけられます。コンビニに逃げ込んだメイは自宅に電話しますが母は出ません。冒頭の部分で父の遺影が出てくるので母子家庭だということがわかります。コンビニの前を動かない男に弱り果てたメイはポケットにあったメモを思い出し大和に電話します。「電話なんかしないし」と言っていながらメモを捨てきれなかったところはメイにも大和への興味が芽吹いていたということですね。同級生とカラオケ中だった大和は走ってコンビニへ。「よしっ」そしてメイを連れてコンビニを出ます。



・不安がるメイの肩を抱いてコンビニを出る大和。

 そして男の目の前で「愛してるよ」とメイにキス。睨み付ける大和に男は退散します。



・初チューに目を見開き赤くなるメイ。第1話のベストシーン。



posted by KAZU at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年01月03日

ペガサス



 今年、二番目に登場いただくのはこの方。天駆ける年になりますように。
posted by KAZU at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal

2014年01月01日

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 昨年の後半は仕事が忙しくなって、なかなか更新することができませんでした。今年はもう少し更新ができるようにしたいと思っております。

 さて、今年は午年。ウマのキャラクターと言いますとすぐに思い出すのが天馬ペガサス。ということで「聖闘士星矢」の主人公ペガサス星矢に登場していただきたいところですが、僕自身「聖闘士星矢」のキャラクターの中で星矢は余り好きでないんですね。
ということで特撮の方から誠に馬らしいこのキャラクターに登場いただきました。「仮面ライダー555」のホースオルフェノク。木場勇治がオルフェノクとなった姿。第1話から第3話は木場を中心にして物語が進みますが、疾走するホースオルフェノクはこのシリーズ屈指の名場面です。

posted by KAZU at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal