2013年04月17日

「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」(2)


サーラットのメンバーたち。左から矢薙、蔵人、真奈、比呂、藤村、松尾。

★キャラクター&キャスト

・更衣小夜 / 水樹奈々
 本作の主人公。その正体は古きものを食らう人にあらざるもの。テレビ版では浮島地区で実験材料として扱われていたが、記憶を取り戻した後、文人に頭を撃ち抜かれてしまう。回復した後、復讐のため文人を追って東京へ向かう。

七原文人 / 野島健児
 テレビシリーズで浮島地区での実験を仕掛けた黒幕。記憶と取り戻し追ってきた小夜の頭を撃ち立ち去る。秘密組織「塔」のボスで、世界的企業「セブンスヘブン」の会長でもある。小夜の食料である古きものが年々減少していることを憂慮して、古きものを作り出す実験を繰り返していた。しかし、結果的には失敗し、自らも人でない体となっていたが、小夜の刀で自らを刺して消滅する。小夜を特別視、何かゆがんだ愛情を感じずにはいられない。

・殯蔵人(もがり くろと) / 神谷浩史
 ベンチャーIT企業「シスネット」の代表。文人の従兄弟で、「朱食免」を守る一族。サーラットを結成して文人に対抗するように見せかけ、実は裏でつながっていた。しかしながら、油断した文人を刺しているあたりを見ると敵意を持っているというのは事実のようだ。文人によって古きものに改変させられ、小夜に殺される。

・柊真奈 / 橋本愛
 私立十字(つじ)学園に通う女子高校生で地下鉄で古きものに襲われた際、小夜に助けられる。サーラット一のハッカーであるが、ハッキングによって得た情報で父が失踪したことでハッキングを封印していた。自分を襲った古きものが父であることは知らない。

・松尾伊織 / 中村悠一
 サーラットのメンバーで大学生。自家用車を持ち込み車の運転でサポートしている。

・藤村駿 / 梶裕貴
 サーラットのメンバー。松尾の高校の後輩、真奈とは中学の?同級生。

・月山比呂 / 花澤香菜
 サーラットのメンバー、真奈のハッキングの弟子で天才ハッカー。

・矢薙春乃(やなぎはるの) / 甲斐田裕子
 蔵人の秘書、サーラットのメンバー。サーラットの活動を後方支援する。
posted by KAZU at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」(1)


献血のキャンペーンのポスターらしいが果たしてこれで献血したくなるか?

 「劇場版BLOOD-C The Last Dark」は2012年に松竹の配給で公開された劇場版アニメ作品。昨今かなり過激なものを見ているせいもあってPG12指定ながらそんなに過激さは感じなかったものの、冷静に見直すとやはり妥当だなと実感。原作はProduction I.G/CLAMPとなっており、CLAMPのキャラクター色が色濃い。監督は塩谷直義、音楽は佐藤直紀、音楽制作にアニプレックス、制作はProduction I.G、製作はProject BLOOD-C Movie(Production I.G、アニプレックス、松竹、角川書店、AT-X)。国際共同製作映画支援事業対象作品で文化庁が協力。
 「BLOOD+」は血そのものが重要な意味をもつストーリーだったが「BLOOD-C」は小夜の血を話題にはしているものの余り「血」に大きな要素はない。流れる血のイメージが強い作品。それはキャッチコピー「復讐の闇に、何を見る」「復讐の血が、覚醒する」にも表れている。
 テレビ版の最終回で文人が浮島地区での実験から町を始末してヘリコプターで脱出する際、記憶を取り戻した小夜が追いすがる。文人は小夜の頭を撃ち抜いて脱出、小夜は落下するも翌朝には回復して浮島地区を離れ文人への復習の念をもって走る。こういうシーンで終わったがこの作品はその続き。設定はそのままひきついでいるがかなり雰囲気の異なる作品。それは記憶を取り戻した小夜の人格が「今日はいい天気…」と鼻唄を歌って登校していた小夜とは大きく異なるからだろう。
 東京へたどり着いた小夜は地下鉄で「古きもの」と遭遇する。女性をさらって逃亡する古きものを追い詰めて止めを刺す。「古きもの」を追っていたのは小夜だけではなかった。文人が君臨する「塔」、「塔」の秘密を暴こうとするネットコミュニティ・サーラット。古きものがさらった女性はサーラットのメンバー柊真奈であったことから、小夜はサーラット、文人の従兄弟・蔵人と出会い、文人を憎む蔵人と共闘して文人抹殺に挑む。
 テレビ版が箱庭での茶番劇であったことは一つの驚きだったが、本作も蔵人と文人が通じていたのは最後まで見抜けなかった。まったくもってだましの作品。しかし蔵人が文人を憎んでいたことは確かなようで、小夜が動けなくなったところを抑えた文人を剣で刺している。もっとも止めを刺せなかった。文人は古きものそのものになろうとしていて、通常の武器では既に倒せない体になっていたから。
 最後は文人が消滅したが、小夜が地下鉄で出会った古きものが真奈の父親であるという事実を知ったためか、小夜はサーラットの元には戻らず、行方をくらましてしまう。文人の実験の目的とその結末は語られたが、小夜自身のことについては全く謎のまま。その点が心残りだ。

posted by KAZU at 01:13| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション