2013年04月10日

「ガールズ&パンツァー」オリジナルサウンドトラック



 最近はアニメ番組が1クールや2クールの作品が多くて、思い入れのある曲ができる前に番組そのものが終わってしまうケースが多いです。ということでめったにサウンドトラックを買うことはなくなりました。ところがです、これは最高の出来。ストーリーの内容からマーチが多く、それも吹奏楽中心の曲で覚えやすい。同じテーマをいくつものパターンで編曲してつかっているため、テーマがすぐに耳に入ってきて親しみやすいです。弦楽も使われていて厳密な意味での吹奏楽ではないのですが、表に金管が立って弦楽が控え目になっているところも特徴です。
 各学園のテーマ曲にはイギリス、アメリカ、ロシアの民謡や国民楽的メジャーな楽曲を使っていて、これもまた親しみやすく、覚えやすいです。これだけ吹奏楽で奏でられたアニメの音楽はきわめて異例だと思います。
 ジャケットには音楽を担当した浜口史郎さんの解説インタビューが掲載されており、「ゆくゆくは実際にどこかの学校の吹奏楽部で演奏していただけるようになったら嬉しいですね」とおっしゃっていて、アニメのBGMとしてだけでなく、純粋に吹奏楽として聞いても楽しい2枚組です。勿論本作品をご覧になった方にはお勧めです。「あんこう音頭」やロシア語でカチューシャが歌う「カチューシャ」も収録されています。
posted by KAZU at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

「009 RE:CYBORG」



 10月公開で12月に劇場に行った時に所感をアップしましたが、今回は詳しく。
 「009 RE:CYBORG」は2012年10月に劇場公開されたSFアニメ作品。原作は勿論石ノ森章太郎 ですが、オリジナルストーリーは斬新です。監督・脚本に神山健治、キャラクターデザインに麻生我等、音楽は川井憲次、制作はProduction I.G、サンジゲン、製作は 「009 RE:CYBORG」製作委員会(Production I.G、ティ・ジョイ、アマゾンラテルナ、バップ、日本テレビ放送網、石森プロ)。
 舞台はリアルタイムに2013年を設定している。ギルモア博士の元で暮らす001と002以外はそれぞれの祖国に戻って暮らしていた。009島村ジョーは東京で高校生として過ごしていたが、3年で卒業すれば再び記憶をリセットされて高校生をやり直す生活を強いられていた。世界各国で同時多発的にテロ事件が発生しており、それが同一の意志によって行われているらしい。高校生島村ジョーはその意志「彼の声」を聞き、正にテロを起こそうとしていた。そこへ005と002が現れ強引な方法で009の記憶を覚醒させる。ギルモア博士はこの同時テロ事件を解決するために再びゼロゼロナンバーを招集する。しかし、「彼の声」のヒントをつかんだと思われる008が失踪、また009がテロに参加しようとしていた事実を聞いてギルモア博士は大きな不信感を抱く。見えざる敵が動かす力に追い詰められていくギルモア博士たちだったが…。世界が終焉を迎えたかに見えたが再び平穏な世界に戻るという「009」独特のお伽話的な結末でハッピーエンドを迎える。やはり終りにはしたくないという大きな力が働いていますね。

★キャラクター&キャスト
・001:イワン・ウィスキー/玉川砂記子
 現在はギルモア博士の元で暮らす。
・002:ジェット・リンク/小野大輔
 アメリカ国家安全保障局に所属する。ギルモア博士がゼロゼロナンバーのリーダーに009を選んだことを発端にギルモア博士の下を去る。今回は脚部ブースター以外に背中のブースターで成層圏へ飛行する。
・003:フランソワーズ・アルヌール/斎藤千和
 フランス国家諜報員でギルモア博士の助手も兼ね、記憶を操作したジョーの監視も行っていた。009の記憶が戻ったあと機内で抱擁するが、歴代の003の中で一番セクシー。
・004:アルベルト・ハインリヒ/大川透
 ドイツGSG-9教官を務める。008を迎えに出るが途中のトラブルで008が失踪、彼から聞いた話から「彼の声」の探査を続ける。
・005:ジェロニモ・ジュニア/丹沢晃之
 アメリカ自然保護区で自然保護活動を行っている。冒頭部でいきなり009を覚醒させるために豪腕を発揮する。
・006:張々湖(ちゃん ちゃんこ)/増岡太郎
 全世界に中華料理チェーン「張々湖」を展開する大富豪。ギルモア財団への多額の寄付を行っている。
・007:グレート・ブリテン/吉野裕行
 本作では一人で立ち回る。
・008:ピュンマ/杉山紀彰
 考古学者。アフリカで「天使」の化石と呼ばれるものを発見した。「彼の声」に最も近いところにいたが市場で「彼の声」の正体を悟ったような台詞を残して失踪する。
・009:島村ジョー/宮野真守
 日本の高校生として3年ごとに記憶がリセットされる生活を続けさせられている。ゼロゼロナンバーでありながら「彼の声」を聞きテロを起こそうとした。
・ギルモア博士/勝部演之
 ギルモア財団の理事長。歴代のギルモア博士のキャラクターデザインは独特の慣れ親しんだ風貌を受け継いで来たが、本作ではがらっと容姿を変えた。ギルモア博士じゃないみたいだ。

 物語は筋の通った説明を抜きにしてハッピーエンドで終わっている。そこはシリアスなSF作品を求める人にとっては大きな不満になると思うが、今までも壮絶な最後を迎えた004が生き返ったりと、起こったことを帳消しにしてしまう展開の多い作品。本作も深く考えずに最後ののどかな平和の風景をぼんやり眺めることにしたい。
posted by KAZU at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション