2013年03月10日

「Fate/Zero」(1)



 「Fate/Zero」は2011年に第1期、2012年に第2期がテレビ放映された「Fate/stay night」のスピンオフ作品。原作はニトロプラスの虚淵玄の同タイトルのライトノベル。TYPE-MOONの奈須きのこのシナリオ「Fate/stay night」の設定をそのままに描かれた作品で、アニメでのオープニングクレジットではTYPE-MOON・奈須きのこの名前があがっている。監督はあおきえい、音楽に梶浦由記、制作はufotable、製作はアニプレックス、星海社、ノーツ、ニトロプラス、ufotable、全25話。
 ストーリーは「Fate/stay night」の10年前、第4次聖杯戦争のありさまを描いている。設定はそのままであるため、「stay night」で触れただけで描かれなかった謎の部分を余すところなく描き、謎解きを行っている。ただ作風は全く異なり、「stay night」が少年少女による冒険アクションが中心でサーヴァントによる戦いが派手に描かれているのに対し、「zero」では大人なマスターのヒューマンドラマになっており、サーヴァント同士の問答も奥深い。もし「zero」が先に制作されて後から「stay night」を見たなら、かなり見方が変わっていただろうと思う。
 舞台は1990年代の冬木市。第4次聖杯戦争が始まり、アインツベルン家の委嘱を受けた主人公・衛宮切嗣がセイバーのサーヴァントを召喚し聖杯を目指す。衛宮切嗣の戦い方は妻でありアインツベルン家のホムンクルスであるアイリスフィールをセイバーのマスターとして仕立てセイバーと共に陽動、裏から舞弥とともに銃火器を用いてマスター(魔術師)を直接抹殺していく方法。この徹底的に計算された魔術を用いない戦いが実に見事だ。「stay night」では四郎の養父として何の変哲もない男であったが、この作品を見てたちまち気に入ってしまった。強い意志と戦闘能力で目的を達成していく。
posted by KAZU at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション