
今日の朝日新聞の「be on Saturday」の「e」の1面うたの旅人は「残酷な天使のテーゼ」。記事のテーマはこの主題歌にはなくて、社会現象となった「エヴァ」の方にあるけれど、それでもこの曲が取り上げられるということ自体、如何に影響力があったかがうかがい知れる。
「残酷な天使のテーゼ」はご存知「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ版オープニング主題歌だ。高橋洋子さんの歌う人気のアニメ主題歌だけれど、実は僕には思い入れが少ない。1995年から1998年はニュージーランドにいた時期であり、人生で一番アニメを見なかった時期。本編を通して見たのも、CDを買ったのも、2000年を過ぎてからのこと。だから主題歌の名曲という感覚ではないものの、初めて聞いた時に歌詞の言葉には驚いた。そしてオープニング映像との共に流れる本編を見た時に感動した。やっぱりすごいな。
記事の最後の部分でこの曲の誕生の経緯が書かれている。僕は余り“制作秘話”とか言ったものは好きではなくて、例えばDVDなどのおまけ映像で付いている「メイキング」なんていうものは殆ど見ない。テレビ放映に合わせたあるいは変更せざるを得なかった制作側の事情だとかは聞きたくも見たくもない。オリジナルが曲げられているような気がするから。だから、出来上がったものを素直に見たいと思っている。