2011年06月30日

「ぬらりひょんの孫」(6)



☆主題歌
 最後に主題歌を。まずはオープニング。前期、後期の2曲。共に明るくて妖怪の「よ」の字も想像させない楽しい曲に仕上がっています。映像は前期ではリクオとその学友たち、奴良組の面々を紹介する形で、主だったキャラクターは全部登場します。後期は更に玉章と七人同行が加わっています。七人同行の登場する場面は暗くて敵方、特に玉章の陰湿なイメージの映像ですが、曲が明るいので余り気にはなりません。
 前期(1〜13話)は「Fast Forward」で作詞はMaynard Plant、tax、作・編曲はMaynard Plant、歌はMONKEY MAJIK。後期(14〜24話、総集編)は「Sunshine」で作詞はMaynard Blaise、tax、作・編曲はMaynard Blaise、歌はMONKEY MAJIK。
 エンディングは前期に「Sparky☆Start」 (第1話〜第13話)。こちらは先にご紹介済み。大塚利恵作詞、津波幸平作・編曲、歌は片手☆SIZE(家長カナ(平野綾)、雪女(堀江由衣)、花開院ゆら(前田愛))。後期に「Symphonic☆Dream」 (第14話〜第23話)で、大塚利恵作詞、津波幸平作・編曲、歌は前期と同じく片手☆SIZE(家長カナ(平野綾)、雪女(堀江由衣)、花開院ゆら(前田愛))です。前期に引き続いてカナ、雪女、ゆらの三頭身キャラクターが登場して、更に振り付けまで加わってすごくかわいいです。第24話(最終話)では本編からシームレスにエンディングへ入ります。曲は「Brilliant☆Message」。大塚利恵作詞、津波幸平作・編曲、歌は同じく片手☆SIZE (家長カナ(平野綾)、雪女(堀江由衣)、花開院ゆら(前田愛))。前2曲がカナ、雪女、ゆらの三人がパート分けして歌っていますが、最後のこの曲はほぼ3人のコーラスです。百鬼夜行戦の後の奴良組の祝宴とその最中に訪ねてきた清十字怪奇探偵団の面々の様子をバックに流れます。

☆サブタイトル一覧
1. 魑魅魍魎の主となれ
2. 毒羽根は竹林に舞う
3. 花開院ゆらと清十字怪奇探偵団
4. 闇の鼠は猫を喰らう
5. 鬼棲む山に紅き梅は咲く
6. 魔の山に仕組まれし罠
7. 新月の夜に闇が動いた
8. 梅若丸、無残!
9. 牛鬼の愛した奴良組
10. 魔鏡来りて果実を喰らう
11. 先陣の風、西の方より
12 .玉章と七つの影
13 .隠神刑部狸玉章の手招き
14. 劫火と驟雨
15. 闘女、百花繚乱
16. 気高き魂、紅に燃ゆ
17. 夏実と千羽様
18. 凶犬、廃墟に咆哮す
19. 幕は闇より開く
20. 七分三分の盃
21. 暁に
22. 闇と氷
23. 魔王の小槌
24. 月は空にある
総集編 少年たちの残照
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2011年06月27日

「ぬらりひょんの孫」(5)



 キャラクターの最後は四国八十八鬼夜行を。

・隠神刑部狸玉章(たまずき) / 石田彰
 四国八十八鬼夜行の長。隠神刑部狸の息子。少年の姿をした残虐な性格の妖怪。四国八十八鬼夜行を率いて奴良組壊滅を図るもその残虐さゆえに部下に見離されて失敗する。父・隠神刑部狸の懇願で延命を許される。

・犬神 / 岡本信彦
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。普段は舌を出した少年の姿をしているが、妖怪の姿は犬。玉章に魔王の小槌で斬られる。

・夜雀
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人、鳥妖怪。ついに一言も発しなかった。百鬼夜行戦で雪女に敗れる。

・袖モギ様 / チョー
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。「土地神殺し」の異名を持つ小柄の妖怪。服の袖を掴まれて振り向き姿を見てしまうと呪いがかけられて殺される。リクオの学友・鳥居夏実を呪ったことでリクオに殺される。

・鉤針女 / 折笠愛
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。髪の毛が鉤針になった女の妖怪。百鬼夜行戦では毛倡妓と戦うが、仲間を次々と斬っていく玉章を止めに入り魔王の小槌で斬られる。

・手洗い鬼 / 斧アツシ
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。巡礼僧の姿をした妖怪で自称「四国一の怪力」。百鬼夜行戦で青田坊に敗れる。

・犬鳳凰 / 竹田雅則
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。炎を操る鶏の妖怪、自称「四国一のキレ者」。三羽鴉に敗北を喫する。

・岸涯小僧 / 後藤哲夫
 四国八十八鬼夜行「七人同行」の一人。小柄の水妖怪。百鬼夜行戦で河童と対峙し敗れる。

・ムチ / 鶴岡聡
 四国八十八鬼夜行の妖怪。狒々を殺し、さらにぬらりひょんを狙ったが部下をゆらに倒され、自身はぬらりひょんの真明鏡止水にはまりドスで刺されて殺される。

・旧鼠 / 子安武人
 「旧鼠組」組長。ネズミの姿をした妖怪。牛鬼にそそのかされ、ゆらとカナを人質にリクオの三代目襲名を放棄させようとした。昼のリクオはそれを飲もうとしたが、夜のリクオは部下を連れて反撃し、リクオに殺される。

・隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき) / 森功至
 八百八狸の長、巨漢のタヌキ妖怪。四国八十八鬼夜行を築いたが既に隠居の身。ぬらりひょんの旧知。
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2011年06月26日

「ぬらりひょんの孫」(4)

・木魚達磨 / 辻親八
 奴良組「達磨会」会長。奴良組幹部、相談役として総大将の側近に仕える。



・牛鬼 (梅若丸) / 中田譲治
 奴良組「牛鬼組」組長。奴良組幹部。元は人間で平安貴族「梅若丸」。捩眼山に棲む妖怪。奴良組を思うの余りリクオを亡き者に使用と謀叛を企むがリクオに負ける。その後、お咎めなしで許されるが、四国八十八鬼夜行戦には参戦しなかった。

・牛頭丸(ごずまる) / 吉野裕行
 牛鬼組の妖怪。牛鬼の信頼が厚い部下のひとり。呪文や糸を使って人を操ることができる。捩眼山の戦いでは雪女を負傷させる。戦いの後は本家預かりの身となる。

・馬頭丸(めずまる) / 保志総一朗
 牛鬼組の妖怪。頭に馬の頭蓋骨をかぶっている。糸使って人を操ることができる。牛頭丸と同じく牛鬼の信頼厚い部下で、本家預かりの身となる。



・鴆(ぜん) / 杉田智和
 奴良組「薬師一派」の組長。奴良組幹部。普段は青年やくざの姿。毒を使うが故に毒に冒され病身。

・狒々 / 辻谷耕史
 奴良組「関東大猿会」の前会長。奴良組幹部。能面をつけた妖怪。四国八十八鬼夜行に殺された。

・一ツ目入道 / 松山鷹志
 奴良組「独眼鬼組」組長。奴良組幹部。リクオの三代目襲名反対派の親玉。自己弁護ばかりしている勝手者だけど幹部に名を連ねているだけの実力はあるんでしょう。声を当てているのが松山鷹志さんというのが驚きでした。俳優・松山鷹志はウルトラ警備隊トーゴー隊員、「仮面ライダークウガ」の杉田刑事を思い浮かべてしまいますが、声優さんとしてもかなりの数のキャラクターの声を当てておられますね。

・猩影 / 星野貴紀
 狒々の息子。狒々の死後、関東大猿会の二代目会長となる。日本刀を差した若者の姿をした妖怪。

・良太猫 / 石井真
 「化猫組」の頭領。旧鼠組がの侵攻に本家に助けを求め、リクオが旧鼠を倒した後は浮世絵町一番街をとりしきる。

・三郎猫 / 小林翔平
 「化猫組」組員。

・納豆小僧 / 新井里美・小桜エツ子
 奴良家に棲む妖怪。頭が藁でくるんだ納豆の形をしている。中盤以降は総大将と共に行動している。
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2011年06月25日

「ぬらりひょんの孫」(3)



・ぬらりひょん / 大塚周夫
 奴良組初代総大将でリクオの祖父。息子である二代目を亡くしたため隠居していたが総大将に復活する。大妖怪らしく落ち着いた振る舞いで、妖気を完全に封じて陰陽師に対しても妖怪であることを悟らせない。隠居の身であるが実力は衰えてはいない。自ら攻撃に転じたのはムチを倒した時のみだったが、大物の貫祿を見せつけました。

・奴良若菜 / 水野理紗
 二代目の妻、リクオの母、完全なヒトです。明るい性格で妖怪に囲まれて普通に暮らしている。厨房でお皿を破るのがお約束。ちょっと若すぎない?



・雪女 / 堀江由衣
 奴良家に棲む黒髪、金色の目を持つ妖怪。リクオの側近。リクオの護衛のため人に化け及川氷麗(おいかわつらら)と名乗って学校に通う。捩目山での戦いでは牛頭丸に不覚をとったが、百鬼夜行戦では自らの目を凍らせて七人同行の夜雀の羽根を防ぎ倒す。人に化けてもあんな目をしていたらバレバレのような気がするが。

・黒羽丸 / 下野紘
 鴉天狗の長男、三羽鴉のひとり。鎧を纏っている。
  
・トサカ丸 / 入野自由
 鴉天狗の次男、三羽鴉のひとり。頭はモヒカン刈りの黄髪。

・ささ美 / 小清水亜美
 鴉天狗の長女、三羽鴉のひとり。メガネに黒髪の女性。名前ちょっとかわいそうです。せめて“笹美”とか“沙々美”とかにならなかったのか。



・青田坊 / 安元洋貴
 奴良家に棲む、僧衣を着た怪力・巨漢の妖怪。リクオの側近。人間に化けて倉田と名乗って学校に通う。七人同行の手洗い鬼と再三対峙し、百鬼夜行戦で倒す。

・黒田坊 / 鳥海浩輔
 奴良家に棲む、僧衣に黒今朝、笠をかぶった破壊僧の妖怪。夜のリクオに次いで華麗、スマート、無敵でした。

・首無 / 櫻井孝宏
 奴良家に棲む首がない男の妖怪。昼間は首にマフラー、サングラスをかけてリクオを護衛する。毛倡妓の髪をより合わせた糸を使った攻撃で七人同行の犬神の動きを封じこめた。見かけ以上に強かったです。

・毛倡妓(けじょうろう) / かかずゆみ
 奴良家に棲む女の妖怪。奴良家の台所を仕切る。後にリクオの百鬼夜行に加わり、護衛・戦闘にも参加。七人同行の鉤針女と再三戦う。

・河童 / 矢部雅史
 奴良家の屋敷の池に棲む水妖怪。後にリクオの護衛、百鬼夜行に加わる。百鬼夜行戦では七人同行の岸涯小僧を倒す。

・鴉天狗 / 間島淳司
 奴良家筆頭の妖怪。家のお目付役で役所は筆頭ながら小柄。三羽鴉の父。
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2011年06月24日

「ぬらりひょんの孫」(2)

☆キャラクター&キャスト
 2クールの作品としてはキャラクターの数が多い方ですが、大半が妖怪であるため特徴が掴みやすく、数の割に覚えやすいです。逆に完全なヒトであるキャラクターは極端に少ないです。

・奴良リクオ / 福山潤、喜多村英梨
 本作の主人公でぬらりひょんの血を引く、妖怪と人とのクォーター。浮世絵中学に通う中学生。覚醒すると妖怪の姿(夜のリクオ)に変わり性格も声もがらっと変わってしまう。最初は昼のリクオは夜のリクオの時の記憶はなかったがやがて記憶を共有するようになる。昼のリクオは人の良い気弱に見える中学生、夜のリクオは実にカッコイイ姿で描かれる。“妖怪ファンタジー”と言われる作品だけあって、グロい表現はなく、斬られるシーンはあっても実に華麗。追い詰められる程のピンチはなく、全編を通してスマートな立ち振る舞いだった。



・家長カナ / 平野綾
 本作のヒロイン。リクオの幼稚園からの幼馴染であり、クラスメイト。怖いものは苦手ながら、成り行きで清十字怪奇探偵団の一員になっている。「君に届け」のくるみちゃんと声いっしょ。「NANA」のレイラもそうだけど、平野綾ちゃんの女性キャラ基本の声かな。

・花開院ゆら(けいかいんゆら) / 前田愛
 京都・花開院本家の陰陽師。修行で浮世絵町に単身引っ越してくる。リクオと同じクラスの女生徒。優れた陰陽師で貪狼(オオカミ)、巨門(巨大な象)、禄存(シカ)、廉貞(金魚)、武曲(落ち武者)と複数の式神を操る。京言葉で喋るが、ちょっと誇張しすぎかな。「魔法先生ネギま!」の木乃香くらいのおっとりした感じだと京都弁らしいけど、基本戦う女ですからね、おっとりだと似合わない。



・清継 / 谷山紀章
 リクオの同級生で妖怪を探し出す清十字怪奇探偵団を結成、自ら会長を名乗る。妖怪の存在を一番信じており、見たいと思っているにもかかわらずそのチャンスに恵まれない。ひょっとして見えないのか?

・鳥居夏実 / 平田真菜
 リクオの同級生、黒髪の少女。清十字怪奇探偵団の一員。

・巻紗織 / 阿澄佳奈
 リクオの同級生、茶髪の少女。清十字怪奇探偵団の一員。

・島二郎 / 柿原徹也
 リクオの同級生、慎重が低い清継を慕う少年。サッカー部の名手。
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2011年06月23日

「ぬらりひょんの孫」(1)



 「ぬらりひょんの孫」は2010年に日本テレビ系列他で放映されたアニメ作品。“怪奇ファンタジー”と紹介されているがストーリーは基本的にバトルもの。原作は椎橋寛の漫画「ぬらりひょんの孫」で、監督は西村純二、キャラクターデザインは岡真里子、妖怪デザインに田頭しのぶ、音楽は田中公平、制作はスタジオディーン、製作は奴良組(集英社、東宝、読売テレビ、ポニーキャニオン、BS11、読売広告社、博報堂DYメディアパートナーズ)。
 東京の浮世絵町に本拠地を置く妖怪の組織・奴良組の初代総大将ぬらりひょんの血を引く人と妖怪のクォーターの少年奴良リクオが三代目を継ぐべく覚醒・成長していく姿を描く妖怪物語。妖怪の百鬼夜行の世界を任侠の世界に置き換えて描いているのが特徴。人が恐と信仰の対象とした妖怪と人をたぶらかし、殺し、食らう妖怪と対比しつつ、勧善懲悪の形で物語は進む。
 かつて百鬼夜行を従えたぬらりひょんは隠居の身であるが、息子を失い未だ総大将の座を守っていた。孫のリクオは中学生だが人と妖怪とのクォーター。リクオ自信は人として生きるつもりでいたが、弱体化している組を守るために三代目を継ぐことを決意する。シリーズの前半は奴良組の内情と牛鬼の謀叛を中心に、後半は四国八十八鬼夜行の関東侵攻を描く。
 何と言っても見どころは“百鬼夜行”で、“夜のリクオ”が率いての出入りの場面は厳か、重厚に描かれている。物語の主人公はリクオだけれど、僕は総大将ぬらりひょんがその実力を発揮する場面が好き。以前にも書きましたが大映の「妖怪百物語」では百鬼夜行を率いた総大将は油すましで、ぬらりひょんはその一員にすぎなかったものが、「ゲゲゲの鬼太郎」では最強の敵役に昇格しているし、いつのまにやら大妖怪になってます。(つづく)
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2011年06月19日

切手シート「ベルサイユのばら」



 6月10日発行のアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ〈第16集〉「ベルサイユのばら」。すっかり忘れていてダメかなと思っていたら、まだ職場近くの郵便局には残ってました。僕は切手の収集家ではないので、切手は使ってこそ価値があると思っているので、友人宛の手紙に貼って使うことになると思いますけど。
 この“アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ”は広く一般的に人気のある作品ばかりなので、必ずしも食指が動くわけではないです。ワンピースやちびまる子や鋼錬は買ってなかったです。どうしても欲しかったのはエヴァかな。エヴァは2シート買って1シートは使ってしまいましたが、もう1シートはそのまま取ってあります。僕にしては珍しいことです。
 さて今回の「ベルサイユのばら」はアニメの画に比べると重厚さが足りないし、かと言って漫画の彩色版とも違いますね。ちょっと中途半端かな。アニメファンとしてはアニメのイメージそのままのイラストにしてほしかったと思います。
posted by KAZU at 15:49| Comment(2) | TrackBack(0) | Journal