2011年04月03日

「若きいのちの日記」



☆4月の番外編。

 「若きいのちの日記」は1969年に朝日放送が製作、「花王愛の劇場」枠で放映されたテレビドラマ。原作は大島みち子の「若きいのちの日記」、脚本は高岡尚平、製作は朝日放送。月曜から金曜までのお昼の帯番組で放映されたが、時間帯から考えて本放送を見られたはずがないが、たぶん人気が高くて即再放送されたのだと思う、夕方に見ていた記憶がある。主人公・大島みち子に島かおり、恋人・河野実に高橋長英。
 ご存知テレビドラマ、映画で有名な「愛と死を見つめて」(原作河野実・大島みち子)のリメイク作品で、大島みち子の原作の方がより細かい事情や心情を語っているそうだ。放映当時、父が大阪ガスの系列会社に勤めていたのだが、大阪ガスがカレンダー等々に島かおりさんを使っていたので殊に記憶に深い。
 大学生の大島みち子が軟骨肉腫に冒され、手術で顔面半分を摘出するも甲斐なく死亡するというノンフィクション作品。手術後は顔半分をガーゼで覆っての演技は前作も、この作品の後に作られたものも同様だけれど、やはり強烈な印象を与えます。
 みち子は検査の後、はっきりと病名を言わない医師の目を盗んで、カルテの文字を書き写し、大学の医学部の学生だったか教師だったかをつかまえて「これ何だがわかりますか?」と質問します。「骨肉腫じゃないですか」という答えに、みち子は本を調べてこの病気が「死亡率が高い」病気であることを知ります。このシーンは恐ろしく暗かった覚えがあります。
 手術前に顔に手術場所をマーキングするシーンもありましたが、ガーゼで顔を覆ったシーン以上に小学生の僕には怖かったです。
 主題歌はオープニングは曲名はわかりませんが、「花王愛の劇場」のテーマミュージックだったはず。エンディングは有名な「愛と死をみつめて」です。この曲は1964年の日本レコード大賞受賞曲ですが、もともと1964年の大空真弓、山本学のテレビ版、吉永小百合、浜田正吾の劇場版の主題歌として作られたのではないということらしいです。これはちょっとびっくりでした。作詞は大矢弘子、作曲は土田啓四郎、歌は青山和子。
 ちなみに僕は大空真弓版、吉永小百合版は勿論見ていませんし、大竹しのぶ版も広末涼子版も見ていません。他のを見ると島かおりさんのイメージが壊れてしまいそうな気がするのです。
posted by KAZU at 15:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 番外編