2011年03月30日

「ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ」(2)



★キャラクター&キャスト
 この作品は幼児から小学校低学年が対象になっているけれど、それ故に素朴でわかりやすくて、大人が見ていてもおもしろい。主人公の三人、りんご、レイラ、名月はそれぞれに個性的でかわいいし。特にひめチェンした後よりも普段の姿がいい。

・雪森りんご/和田彩花
 本作の主人公。小学校低学年の少女。7つ子の弟たちがいる。ひめチェン時は白雪姫をモチーフにした姿に変身する。
・高城レイラ/前田憂佳
 りんごのクラスメイト、ドジっ子。イタリア人の父と日本人の母のハーフ。父は海外赴任中で母と二人暮らし。家事上手で、掃除と裁縫が得意。ひめチェン時はシンデレラをモチーフにした姿に変身する。
・笹原名月/福田花音
 りんごのクラスメイト、嘘が大嫌いなクールな少女。家は呉服屋さんで豪邸に住むお嬢様。ひめチェン時はかぐや姫をモチーフにした姿に変身する。
・クリス/柿原徹也
 おとぎの国の王子。人間界ではスーパーアイドル・wish。魔法の国を救うために「魔法の石」を魔法使いからもらった代償として呪いをかけられウサギの姿をしているが、女王様からもらったペンダントで一時的に元の姿に戻ることができる。時が満ちると記憶も言葉も失ってただのウサギになってしまう。クリス王子の呪いを解いて助けるというのが裏のストーリーになっている。りんご達や魔ペットをかげから助ける。
・おとぎの国の女王様/佐久間レイ
 文字通りおとぎの国を治める女王様。クリスの母。
・セイ/高木礼子
 りんごの魔ペット、水色の小鳥(インコ)。〜ですぞ、と語尾に「ですぞ」を付けて話す。
・ダイ/中司ゆう花
レイラの魔ペット。橙色のヤマネ(自称)だがどう見てもリス。食いしん坊で食べ物に対しては異常な興味を示し吾を忘れてトラブルを起こすこと度々。
・リョク/早水リサ
 名月の魔ペット。緑色の龍だが、ブロッコリーそっくり。
・ビビ/沢城みゆき
 魔法使いの魔ペット。おとぎの国の猫。クリス王子に一目惚れして彼を助けるために人間界にやってくる。クリスの呪いを解くために「キラキラしたもの」を集めようとするが、それが元で事件になるケースが多い。
・熱井太郎/三宅健太
 りんご、レイラ、名月達の担任。
・早乙女光太郎/くまいもとこ
 りんごのクラスメイト。お付きの人を従えるお坊っちゃま。
・雪森林檎朗/川島得愛
 りんごの父、洋菓子店「森のりんご屋さん」のオーナーパティシエ。アップルパイが得意。
・雪森フジコ/内川藍維
 りんごの母。
・りんごの弟
 七つ子で、名前は月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜と曜日になっている。
・マルコ・パパロンチーノ/土田大
 レイラの父、イタリア人。
・高城円子/平田真菜
 レイラの母。
(つづく)
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2011年03月29日

「ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ」(1)



♪終了直後の作品から。

 「ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ」は2010年に放映開始された少女向けテレビアニメ。原作はセガ・小学館が発売したカードゲーム「リルぷりっ ゆびぷるひめチェン!」、監督は森脇真琴、音楽は村松崇継、制作はテレコム・アニメーションフィルム、製作はテレビ東京、小学館集英社プロダクション、トムス・エンタテインメント、全51話。
 おとぎの国でハピネストーンが失われておとぎの国が荒廃し始める。国の危機に女王様はセイ、ダイ、リョクの三匹の魔ペットに人間界へ行ってプリンセス少女を捜すように命じる。魔ペットたちは主人公の雪森りんご、高城レイラ、笹原名月に出会い、三人は女王様からおとぎの国の危機を伝え、ハピネストーンを集めるようにと運命を託することになる。りんご、レイラ、名月の三人は人々を幸せにするために「リトルプリンセス」にひめチェン(変身)する。各エピソードの流れは事件(トラブル)でマイナス指向の心をリトルプリンセスの歌がハッピーにして人々の心からハピネストーンが生まれ出るというもの。見どころは3D映像によるリルぷりのダンスと歌。
 震災報道のために最終回がズレていて、先日は「えっ!なんでやってるの?」という感じでした。最後は僕の思っていたのとは異なる展開で終了してしまい興ざめでした。どちらかというと「東京ミュウミュウ」のような現状維持の形で終わってほしかったです。
 りんご、レイラ、名月の声を演じるのはスマイレージの和田彩花、前田憂佳、福田花音で、劇中の歌はもちろんのこと、オープニング、エンディングも歌っている。クレジットはリルぷりっ。
(つづく)
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2011年03月27日

「妄想代理人」



 「妄想代理人」は2004年に WOWOWで放映された今敏監督が手がけたアニメ作品。監督初のテレビ連続アニメ。原作・総監督に今敏、音楽は平沢進、アニメ制作はマッドハウス、製作は「妄想代理人」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント、GENEON ENTERTAINMENT USA、東北新社、マッドハウス、WOWOW)、全13話。
 今敏監督の独特の切り口と表現で構成される奇想天外なアニメ作品。人気マスコットキャラクターを生み出したデザイナー鷺月子は次作の新キャラクターを求められるさなか、通り魔に襲われる。金色のローラーブレード、曲がった金属バットを持った少年「少年バット」は月子を始めとしてその周辺にいる、追い詰められた人間を襲っていくのだが…。ストーリーの奇想天外さは今敏監督のお手の物ですから、最初はごく普通の日常的中での事件と思いきや、終盤では一体「少年バット」って何?と思うほどに日常からかけはなれたとてつもない事件に発展していきます。歪んだ現代社会、精神的に追い詰められた人々、それを精神力ではじき返そうとする人々、そういう人々の思いが伝わってきます。ある意味暗い作品ですが、テーマは人間社会の希望に繋がるところにあります。

☆キャラクター&キャスト
・鷺月子/能登麻美子
 M&Fの社員で、デザイナー。「マロミ」の生みの親。子供の時に飼い犬マロミを自分の不注意から交通事故で死なせてしまい、バットを持った少年に殺されたと狂言を放つ。全ての事件の元凶。最初の被害者。
・マロミ/桃井はるこ
 月子がデザインしたキャラクター。月子の持つぬいぐるみで、月子と二人の時だけ喋る。もっとも最終回では他の人物にも話しかけていた。
・猪狩慶一(いかりけいいち)/飯塚昭三
 少年バット事件を担当する刑事、巡査長。事件に翻弄され、被疑者を署内で死なせるという事態に責任を取らされ退職させられる。最終回では重要な役回りを演じる。
・馬庭光弘/関俊彦
 「少年バット事件」を担当する刑事。猪狩の相棒。猪狩と共に辞めさせられるが、その今風の思考で少年バットを追い詰めていく。
・川津明雄/内海賢二
 「少年バット魔事」を追うルポライター。事件の二人目の被害者。
・牛山尚吾/津村まこと
 武蔵野南小学校の生徒。いじめのため転校してくる。三人目の被害者。
・鯛良優一/山口眞弓
 武蔵野南小学校の生徒。クラスの、学校の人気者であったが、少年バットではないかという疑いをかけられる。四人目の被害者。
・蝶野晴美・まりあ/三石琴乃
 大学研究室助手、優一の家庭教師。解離性同一性障害者でもう一つの人格がまりあ。まりあはホテトル嬢。五人目の被害者。
・蛭川雅美/中嶋聡彦
 警察官。裏で汚職に手を染めている。また娘・妙子を盗撮をしている。脅されて強盗を働き、その帰宅途中で少年バット(偽)に襲われるが、反撃して逮捕する。六人目の被害者。
・蛭川妙子/水樹奈々
 雅美の娘。父親が自分の着替えを盗撮していることを知り、家を飛び出す。少年バットに襲われ記憶喪失になる。七人目の被害者。
・狐塚誠/阪口大助
 自分が聖戦士だと信じている中学生。少年バットとして逮捕されるが、拘置所内で本物の少年バットに殺害される。八人目の被害者。
・謎の老婆/京田尚子
 月子が襲われた現場近くにいたホームレスの老婆。
・謎の老人/槐柳二
 病院に入院中の老人。一見数式に見える謎の文字を駐車場のアスファルトに書き続ける。予告編の語り手でもある。
・少年バット/阪口大助
 金色のローラーブレードを履いて野球帽を被り、折れ曲がった金属バットで襲いかかる通り魔。追い詰められた人間の前に現れる。
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2011年03月26日

「夢の島思念公園」



 「夢の島思念公園」は今敏監督が手がけたテレビアニメシリーズ「妄想代理人」のオープニング主題歌。本編については後から詳細にご紹介しようと思いますが、テレビシリーズ故の綿密なストーリーの展開、そして今監督ならではの表現は人によって好き嫌いがはっきりする灰汁の強いものですが、実に奇抜でおもしろい。
 登場人物が少なくて、その登場人物のほぼ全員がオープニングの映像に登場します。少年バット以外は、背景の中に例外なく正面を向いて立つ姿で次々を現れます。それも肩を上下させて笑う姿。初めて見た時は本当にびっくりでした。どれほど奇抜なものかは是非一度ごらんください。

「夢の島思念公園」(作詞・作曲・編曲:平沢進)
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2011年03月22日

「PIECE OF MY WISH」



 3月20日に「冬のさくら」の最終回がありました。大震災の影響で1話飛んだせいで2時間スペシャルになりました。僕は殆どドラマを見ることはありませんが、この作品は今井美樹さんが久しぶりの連続ドラマに出演するということで新聞に載っていたのを読んで知ってました。現実にはあり得ない程の純愛ドラマですね。
 今井美樹さんというと女優デビューの方が、歌手デビューよりも先だったそうですが、僕にしてみると歌手の印象が強いです。そういえば1990年頃は新聞・雑誌が歌手なのか俳優なのかどっち着かずだという評価を下していたように思います。
 僕が唯一持っている今井美樹さんのCDが「PIECE OF MY WISH」。1991年のTBS系で放映されたドラマ「あしたがあるから」の主題歌です。当時も例に漏れずドラマは見ていませんが、この曲はミリオンセラーで爆発的なヒットでした。主演が今井美樹さんご本人ということもあったのだと思います。透き通った今井美樹さんの声、優しいメロディ、そしてドラマの内容をしっている人には分かるでしょうが、よくよく噛みしめると残酷な歌詞。今でも大好きな曲のひとつです。希望に満ち満ちているような曲にも取れるのですけど、なかなか意味深長です。


朝が来るまで 泣き続けた寄るも
歩きだせる力に きっと出来る

太陽は昇り 心をつつむでしょう
やがて闇はかならず 明けてゆくから


「PIECE OF MY WISH」
(作詞:岩里祐穂、作曲:上田知華、編曲:佐藤準、歌:今井美樹)

 今井美樹さんは1963年生まれだそうですね、ちょっとびっくり。「冬のさくら」の設定年齢よりも少し上。とてもとてもその年には見えません。
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2011年03月18日

「ツヨクツヨク」



 2006年放映のアニメ「ガラスの艦隊」、放映当時に冒頭の数話は見たものの、あとは見ていないので、今ネットの無料配信を楽しみにして見ています。
 「ツヨクツヨク」はその「ガラスの艦隊」のオープニング。軽快なリズム、途中に挿入されるラップ調のメロディがなかなか心地よい一曲です。現在、一般的なアニメはみんなそうですし、この手のアニメでもそうですが、タイアップ曲ではメロディ、リズム主体で余り歌詞が目立ちません。歌い込むというよりもサラリと聞かせる曲が多い。「ツヨクツヨク」も映像をバックにして聞かせる曲なんですが、ラップの部分で「ン?」と聞き耳を立ててしまいます。でも、何度聞いても聞き取れない(笑)。写真はジャケットの裏面。僕はダウンロードで購入したので持っていません。

嫌な事が起きると すぐに逃げ出す癖も
どんな事があっても 今は逃げないよ

---中略---

強く強く 心に刻む
いつか本物になることを
変わらない朝も 終わらない夜も
走り出そう 明日のために


「ツヨクツヨク」
(作詞:mitsuyuki miyake/Tetsuya Yukumi/hiroko、作曲:mitsuyuki miyake/Tetsuya Yukumi、歌:mihimaru GT)
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2011年03月13日

「涼宮ハルヒの消失」



 「涼宮ハルヒの消失」は2010年に角川書店配給で公開された劇場版アニメ作品。「涼宮ハルヒの憂鬱」テレビ作品の続編に当たる作品であり、シリーズ初の劇場版。英題は「The Disappearance of Haruhi Suzumiya」で冒頭タイトルにかなり目立つ形で表示されている。原作は谷川流、イラスト・キャラクター原案は勿論いとうのいぢ、総監督に石原立也、監督に武本康弘、音楽に神前暁、高田龍一、帆足圭吾、石濱翔、エリック・サティ、音楽制作にランティス、アニメーション制作は京都アニメーション、製作はSOS団(角川書店、角川映画、京都アニメーション、クロックワークス、ランティス)、163分。
 たまたま息子がマンガ本の持っていたために、この作品だけは原作を先に見た形で鑑賞。予備知識があったおかげで、細かいところも落とさず見ることができた。そういう意味で原作を先に知っておくことも有意義だと思う。しかし2時間40分は長い。テレビシリーズなら6話分ですからね。
 さすが京都アニメーション、緻密で手抜きのない画に、劇場版ということで更に磨きがかかっているような気がします。テレビシリーズをしめくくるような雰囲気で終わっているが、他のエピソードもあるし見てみたい気がします。
 冬休みまであと一週間という時期を迎えたハルヒは、部室でクリスマスパーティを開くことを半ば強引に決定し、早々に準備を始める。そして12月18日の朝、登校したキョンは通学路で谷口に会うのだが、前日までの谷口と話が合わない。教室の様子も大きくことなり、いないはずのクラスメイト朝倉涼子がいたり。そしてキョンはハルヒがクラスにいない世界と知って驚愕する。朝比奈みくると鶴屋さんはキョンのことを知らず、みくるは未来人でない。9組の小泉の元へ向かうと9組は存在しなかった。文芸部室には長門有希がいたが眼鏡をかけた臆病な普通の少女になっていた。
 半ば絶望の境地でこの世界に馴染もうとしていたキョンは以前長門が読んでいた本の間から長門のメッセージを発見、谷口から東中に涼宮ハルヒが存在し、今は甲陽園学院に通っていることを聞く。元の世界と改変された世界の接点を見つけたキョン。文芸部室にキョン、ハルヒ、長門、みくる、小泉がそろった時にパソコンが勝手に起動して、長門からメッセージが届けられる。「修復プログラム」を起動するかどうかを問われたキョンは元の世界へ戻る決断をする。
 ここがこのストーリーの主題であり、山でしょう。映画のキャッチコピーであった「なぜなら俺は、SOS団の団員その一だからだ」の意味が分かるところ。有希のファンである僕なら絶対に逆を選びますけど。ここから先は複雑や、ややこしい時間の行き来があり、原作では分かりにくいですが、アニメだと一目瞭然です。百聞は一見にしかず。

☆キャラクター&キャスト
 メインキャストはテレビシリーズと同じです。
・キョン/杉田智和
・涼宮ハルヒ/平野綾
・長門有希/茅原実里
・朝比奈みくる/後藤邑子
・古泉一樹/小野大輔
・朝倉涼子/桑谷夏子
・鶴屋さん/松岡由貴
・谷口/白石稔
・国木田/松元恵
・キョンの妹/あおきさやか
・岡部先生/柳沢栄治

☆主題歌
 オープニングテーマはテレビ版のオープニングと同じく「冒険でしょでしょ?」。作詞は畑亜貴、作曲は冨田暁子、編曲は藤田淳平、 歌は平野綾。映像は勿論劇場版用に新たに製作されている。
 エンディングは「優しい忘却」。エンドロールと共にながれます。作品の主人公はキョンですが、本作のヒロインともいうべき長門有希の茅原実里が伴奏なしで歌う、怪しい響きのある曲。作詞原案は原作者の谷川流、作詞は畑亜貴、作曲は伊藤真澄、編曲は虹音、歌は茅原実里。茅原実里さんの声が美しいです。
posted by KAZU at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション