2010年08月31日

「キャシャーン」(CACCHAN) その2



 30分サイズで4話ということで、主題のみを明確に追った、いわば劇場版作品に近い構成。細かいところは省かれていて、オリジナルのテレビ版を見ていないと少し分かりづらいところがあるかもしれない。サブタイトルは、第1話「神話からの帰還」、第2話「過去への旅立ち」、第3話「鋼鉄の戦場」、第4話「復活のキャシャーン」。正直サブタイトルはちょっと疑問符が付きます。特に第4話は何をもってキャシャーンの復活と言っているのかよく分かりません。アンドロ軍団の人類制服によって地球の汚染は抑止されて、自然が回復していくという状況の中、MF兵器の大量生産によって人類の反撃が始まる。ルナを残してブライキング・ボスの本拠地に乗り込んだキャシャーンはサグリアを一撃の下に倒し、いよいよ最後の対決を迎える。激闘の末にブライキング・ボスを停止させ、体内に取り込まれていた東博士の意識とスワニーの中に取り込まれていた母の意識、そしてキャシャーンの意識がひとつになって、衛星にセットされていたアンドロイドの停止装置のスイッチが入れられ、アンドロ軍団のロボットは全て停止してして終戦を迎えることになる。地球を救った英雄としてモンゴメリー将軍のインタビューが流れ、明るい平和を取り戻したようだが、テロップでBK-1のプログラムチップが破壊されていないことが示され、テレビ版の最終回とは全く違う思い雰囲気の中で物語を終えている。

☆キャラクター&キャスト
・キャシャーン・東鉄也/草尾毅
・上月ルナ/冬馬由美
・東光太郎博士/キートン山田
・東みどり/高木早苗
・ブライキング・ボス/内海賢二(ブライキング・ボスだけはやはりこの人でないと)
・バラシン/菅原淳一
・サグリア/天野由梨
・アクボーン/二又一成
・モンゴメリー将軍/掛川裕彦
・長老アサリ/緒方賢一
・ナレーター/沢木郁也

☆主題歌
 全部で4曲が流れた。第1話にはオープニングがなくエンディングに「キャシャーン〜風の墓標〜」が流れ、第2話からはオープニングとして用いられた。オープニングには「たったひとつの命をすてて、生まれ変わった不死身の体。鉄の悪魔を叩いて砕く。キャシャーンがやらねば誰がやる」のオリジナルに用いられたオープニングナレーションと共に始まる。もっともテレビ版のナレーションは納谷悟朗さんだから、到底その名調子には及びませんが。
・「キャシャーン〜風の墓標〜」(第1話エンディング、第2〜第4話オープニング)
作詞:そのべかずのり、作曲:松澤浩明、歌:影山ヒロノブ
・「STAND ALONE〜涸れ果てた心に〜」(第2話エンディング)
作詞:そのべかずのり、作曲:つのごうじ、歌:影山ヒロノブ&BROADWAY
・「希望子午線〜ホライズン・ブルー〜」(第3話エンディング)
作詞:麻生香太郎、作曲:大島ミチル、歌:C.A.S.(Columbia Animation Stars)
・「IN MY HEART〜夢のままで〜」(第4話エンディング)
作詞:里乃塚玲央、作曲:大島ミチル、歌:堀江美都子
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2010年08月29日

「キャシャーン」(CACCHAN) その1



 「キャシャーン」は1993年にタツノコプロ創立30周年記念作品として制作されたオリジナルビデオアニメ。1973年のオリジナルアニメの後、2004年の実写版劇場作品「CASSHERN」、2008年のアニメ版「キャシャーン Sins」が制作されているが、いずれもキャラクターを借りてきただけで設定・ストーリーは大きく異なる。それに対してこの「キャシャーン」はほぼオリジナルアニメの設定を引き継いでおり、またブライキング・ボスが狂った鉄の悪魔ではなく、最初にプログラムされた目的を忠実に実現しようとするロボットとして描かれていて興味深い。OVAというのはなかなか見る機会がないもので、地上波で放送されれば見るチャンスもあったろうが、見ないままだった。先般全4話が無料ネット配信されてやっと見ることができた。原作はタツノコプロ、監督は福島宏之、音楽は大島ミチル、制作は九里一平、製作・著作はタツノコプロ、日本コロムビア、全4話。
 物語は鉄の悪魔ブライキング・ボスのアンドロ軍団が世界を制圧、人類はロボットの奴隷として働く日々を送る悲惨な状況の中始まる。人類は最後の拠点をオーストラリアに置き、反撃の機会をうかがっていた。東光太郎博士と息子の鉄也が地球環境の保全のために作り上げたシステムのひとつがロボットBK-1。このBK-1が地球保全のためにはそれを破壊する人類が邪魔であると判断して、アンドロ軍団を結成、人類制服を始めた。鉄也はアンドロ軍団と戦うために新造人間キャシャーンとなって戦う。また東博士は友人の上月博士にアンドロイドのみを破壊するMF兵器の開発を依頼する。MF銃は完成するが博士は殺され娘のルナはレジスタンスに加わり、行方不明になった鉄也を探しながら戦っていた。
(つづく)
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2010年08月26日

訃報〜今敏さん



 僕はアニメファンではあるけれどもアニメ作品が好きなだけで、アニメのキャラクターに感情移入したりするタイプなので作り手のことはあまりよく知りません。先日アニメ映画監督の今敏(こんさとし)さんが膵臓癌でなくなられたという訃報が流れましたが、あまりピンとこなかったのです。プロフィールを見て「千年女優」や「パプリカ」を手がけたということを知りました。この両作品は21世紀に入ってからの長編アニメとして有名かつ珠玉の作品であることは間違いないと思います。「パプリカ」は以前記事としてアップしてます。
 驚いたのがその生きざまというか、壮絶な最期というか・・・。友達に教えてもらったのだけれどココを読んでみてください。

合掌
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2010年08月24日

ユウリ&しょこたん

 昨日付けの勝村美香さんのブログで、美香さんと中川翔子さんのツーショット写真が公開されています。

勝村美香〜きみといっしょ〜
http://yaplog.jp/katsumuramika/archive/2970

 しょこたんこと中川翔子さんは「未来戦隊タイムレンジャー」のユウリのおっかけをやっていたことで有名ですが、以前に二人が共演した「メンB」のことを記事にアップしましたが、あの番組以降で二人のツーショット写真を見るのは初めて。


「メンB」のひとこま
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2010年08月22日

未来



 「マリア様がみてる〜春〜」の第6話でロサ・ギガンティアが志摩子に「出会いと別れはセットなんだよね。いずれ別れが来るから、それを恐れてかかわりを持たないなんて寂しすぎない?」と言ってます。現在の充実感、幸福感が絶頂に達していたとしても、時は進んでいきます。「マリア様がみてる」は福沢祐巳の成長物語ですが、基本的に小笠原祥子さまとのかかわりの中での物語。4thシーズンは祐巳が2年生のバレンタイン直後、祐巳が瞳子をスールにするところで終わっていますが、祥子さまの卒業までほんの僅かなところまできています。
 さて、「けいおん!!」第20話「またまた学園祭!」を見ました。放課後ティータイムが「ごはんはおかず」と「U&I」を披露。CDリリースあるようですね。それはそれで楽しみ。桜高軽音部の部員は5人、主人公の唯たち4人は3年生です。もう先が見えています。それがわかっていて最後の未来についてのトークは悲しかったですね。さて残りをどんな風に描いてくれるのか楽しみです。
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2010年08月21日

高樹澪さん



 もう一月くらい前になるでしょうか、女優の高樹澪さんの記事が雑誌に載り、それを報じるニュースがWeb上に流れてました。銀行員から女優に転身した人として有名ですが、治療困難な難病にかかりしばらく芸能活動から遠ざかっていました。それを手術で乗り越えて復帰の一歩を踏み出したというニュースだったと思います。
 二十代の頃、雑誌のグラビアを飾っていた姿は知っていますが、余り覚えがありませんでした。それが三十代になって、特に単発の長編ドラマなどに出演していると独特の雰囲気がある人だなあと思っていました。
 特撮ファンとしては何と言っても「ウルトラマンティガ」でのGUTSのイルマ・メグミ隊長。平成ウルトラマンシリーズのトップを切ったこの作品で、かつ女性初の隊長として今でもその演技は燦然と輝くものがあります。
 以前にも書きましたが、僕よりずっと若いと思っていました。まだ完全復帰には遠いそうですが、同年代として、完全復帰されて更なるご活躍をお祈します。
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2010年08月16日

「一騎当千Great Guardians」(6)



 最後は例によって主題歌を。
 オープニングは「No×Limit!」。第1期、2期と比較的激しい動きのあるオープニング映像でしたが、この作品では少し大人しい目。楽曲の方は軽快で聞き応えがあります。作詞は小山哉枝、作・編曲は田代智一、歌は亜美。
 エンディングは「影〜shape of shadow〜」。シリーズ一貫、ここまでエンディングはスローテンポな曲。止め絵とアニメを組み合わせたエンディング映像で、テロップの文字の配し方が独特。ただ、縦書きと横書きが混ざっているので読みづらい。デザインとしてはおもしろいと思いますが。作詞、作曲、編曲共に飯岡隆志、歌は浅葉リオ。
 挿入歌として、僕の記憶に残っているのは最終話の「時の扉」。CDはオープニング、エンディングとこの曲がカップリングされていて、前もって聞いていたのですぐに曲に反応できました。作詞は稲葉エミ、作・編曲は前澤寛之、歌は雁行真依。
posted by KAZU at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション