2010年07月03日

「山ねずみロッキーチャック」



 「山ねずみロッキーチャック」は1973年にフジテレビ系列で「カルピスまんが劇場」枠に放映されたアニメ作品。原作は米国の動物童話作家ソーントン・バージェスの「動物ものがたり」、監督は遠藤政治、音楽は宇野誠一郎、制作はズイヨー映像、製作はズイヨー映像・フジテレビ、全52話。
 初めてこの作品を見た時に“山ねずみ”って何?と思った。原作ではウッドチャック、ジリスの仲間アメリカマーモットの一種だそうだ。日本にはいない動物なんで?がついても仕方がないですね。登場する擬人化した動物たちは衣服を来ているのが特徴。原作を忠実に再現しているのか、かわいらしい子ども向けキャラの割に、メルヘン的ではなく教訓的でシリアスなエピソードが多い。僕が一番印象的で覚えているのはビーバーとの水争いの回かな。ムーミンと同じく最終回は森の仲間が冬ごもりをして物語を終えている。
 キャストはゲストを含めてかなり豪華で資料を見てみると当時の中堅声優さんがこぞって出ています。主人公ロッキー(山ねずみ)に山賀裕二、ヒロイン・ポリー(山ねずみ)に増山江威子。ピーター(うさぎ)に永井一郎、チャタラー(リス)に田の中勇、レッド(キツネ)に富山敬、バスター(クマ)に富田耕生、ジョー(カワウソ)に山田康雄、ハリー(テン)に肝付兼太、ボビー(アライグマ)にはせさん治、ボブ(ウズラ)に矢田耕司、トミー(シジュウカラ)に神谷明、ダニー(ノネズミ)に野沢雅子、スキマー(ツバメ)に井上真樹夫、他。ナレーションは麻生美代子。
 主題歌はオープニングに「緑の陽だまり」。作詞は中山千夏、作・編曲は音楽担当の宇野誠一郎、歌はミッチーとチャタラーズ。ミッチーはもちろん堀江美都子さんでチャタラーズは3人の少年。LP「歌のあゆみ1」の解説資料には“ミッチーとチャタラーズ”の写真が載っている。当時堀江美都子さんは16歳だったとのこと。曲はオープニング映像共にメルヘンチックで楽しい曲。エンディングは「ロッキーとポリー」で作詞は山元護久、作・編曲は宇野誠一郎、歌はこちらもミッチーとチャタラーズ。初回放映当時かなりレコード屋さんに通ってシングルレコードを捜したのだが、とうとう見つけることができなかった。
 1973年にLP「山ねずみロッキーチャック」が発売されて、オープニングとミッチーとチャタラーズの歌う小曲が収録されている。僕はこのLPを見たことはないのだが、1980年発売のLP「ミッチの部屋」と1983年発売の「歌のあゆみ1 少女期の想い出」にオープニング、エンディングを含めて収録されており音源は揃えている。タイトルを挙げておくと「毛」、「けっけけっけ」、「何ていうのかな」、「いい感じ」、「腹へりのタンゴ」、「とろろん」、「お願いおせーて」、「つくづく」、「あれ」、「涙」、「よかった」。いずれも中山千夏作詞、宇野誠一郎作・編曲、ミッチーとチャタラーズ歌唱。中でも「いい感じ」と「よかった」はおもしろくて好き。ただ、本当にこれらの曲が本編で使用されたかどうかは全然覚えがありません。
posted by KAZU at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2010年07月02日

「けろっこデメタン」



 「けろっこデメタン」は1973年にフジテレビ系列で放映されたタツノコアニメ。企画は吉田竜夫、原作は鳥海尽三、脚本は鳥海尽三・酒井あきよし・他、音楽は越部信義、制作はタツノコプロ、製作はタツノコプロ・フジテレビ、全39話。子供向け作品ながら、いじめ、権力、地位といったものが物語の進行に大きく影響している、タツノコプロらしい主題に筋の通った作品。
 デメタンはアマガエルの子。両親の仕事のために学校に行くことができなかった。ある日、訪れた“虹のお池”でトノサマガエルの娘ラナタンに会う。デメタンはラナタンと仲良くなるが、ラナタンの父はそれを快く思わない。彼は大富豪にして虹のお池の権力者。その裏には池を支配している大ナマズがいた。ラナタンの父親の部下たちによるデメタンへのいじめ、デメタン一家とラナタン一家の争いから、虹のお池の住民たちの大ナマズへの戦いへと発展していくデメタンの成長物語。

キャラクター&キャスト
・デメタン/久松夕子

 本作の主人公、アマガエルの子。雨太郎とアマ子の子。父の作った笛を吹くのが得意。
・雨太郎/北村弘一
 アマガエル、デメタンの父。露店のおもちゃ屋を営む。オモチャ作りの職人でもある。
・アマ子/荘司美代子
 アマガエル、デメタンの母。雨太郎といっしょにオモチャ屋を営む。
・ラナタン/岡本茉莉
 トノサマガエルの娘で、ギヤ太の子。デメタンと出会ったことから父親の権力を笠に着た行動に気付き、父親の気持ちを変えさせようと努力するようになる。
・ギヤ太/富田耕生
 トノサマガエル、ラナタンの父。大富豪で虹のお池を取り仕切る権力者。
・ザリ/田中康郎
 ザリガニ、ギヤ太の子分頭。
・イボ吉/大竹宏
 イボガエル、ギヤ太の子分。
・キャール/八代駿
 カエル、ギヤ太の子分。腕力には劣るが狡賢い。
・ナレーション/北浜晴子

 この作品は画がとてもきれいなのがひとつの特長。デメタンやラナタンは勿論のこと、虹のお池の様子も丁寧に描かれている。またナレーションの雰囲気がとてもよくて、「みなしごハッチ」の前田敏子のナレーションは絶妙でしたが、北浜晴子さんのナレーションもそれに匹敵する程の名ナレーションでした。
 主題歌はオープニングに「けろっこデメタン」。作詞は丘灯至夫、作・編曲は音楽担当の越部信義、歌は堀江美都子さん。この曲はイントロから素晴らしい。僕の頭の中で「みなしごハッチ」とかぶってくるのはナレーションとオープニングのイントロ部分のせいかと思う。歌詞も物語の内容を十分にふまえた正統派の主題歌。デメタン、ラナタン、笛、虹のお池が歌詞に何度も登場する。エンディングは「まけるなデメタン」で、こちらも作詞は丘灯至夫、作・編曲は越部信義、歌は堀江美都子さん。
posted by KAZU at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2010年07月01日

「池中玄太80キロ」



☆7月の番外編です。

 「池中玄太80キロ」は1980年に日本テレビ系列で放映されたホームドラマ、全13話。1981年には第2シリーズ(全21話)が放映された。第1シリーズの人気で第2シリーズが作られ、その主題歌である西田敏行の歌う「もしもピアノが弾けたなら」、杉田かおるの歌う「鳥の詩」が大ヒットしました。特に「もしもピアノが弾けたなら」は1981年のNHK紅白歌合戦で羽田健太郎さんがピアノ伴奏をして西田敏行が歌ったことで有名。もう、この頃はホームドラマを見ることは殆どなかったけれど、これだけは見てました。ただ全部ではなくてとびとびだったような気がします。友達の間でも話題に昇ることが多く、特に女性の間では人気でした。
 大京通信社の専属報道カメラマンの池中玄太は巨漢の男。楠木編集長の怒声、罵声を浴びながらも日夜報道写真を撮っている。そんな中で丹頂鶴の写真を撮るのが息抜きでありライフワークでもあった。ある日、玄太は未亡人で3人の娘を持つ鶴子と知り合う。娘たちが懐かない内に玄太と鶴子は結婚して5人の生活が始まる。ところが突然鶴子が脳出血で死亡してしまう。周囲の反対を「鶴子との約束だから」と押し切り、娘たちとの戦いの日々を通して心を通わせていく日々を描く。これが第1シリーズ。一番年下の弥子から打ち解けていく様子がよかったです。
 第2シリーズは、玄太が海外出張中に自宅が火事で消失。家族が一時バラバラになるが、新居を構えて再び4人の生活を始める。火事の中、飛び込んで鶴子の位牌を持ち出したのが鳴山暁子だと聞いた玄太。玄太と暁子の微妙な関係が描かれていきます。気が小さくて恥ずかしがり屋の玄太が大胆にも告白?するあたりが見ていてはらはら、おもしろい。その後もスペシャル版、ずっと後になって1990年くらいだったでしょうか、第3シリーズも放映されている人気シリーズ。ひとえに池中玄太を演じた西田敏行さんのキャラクターでしょう。

☆キャスト
・池中玄太/西田敏行
 大京通信の専属カメラマン、丹頂鶴の撮影がライフワーク。
・池中絵里/杉田かおる
 鶴子の長女。
・池中未来(みく)/有馬加奈子
 鶴子の次女。
・池中弥子(やこ)/安孫子里香
 鶴子の三女。
・池中鶴子/丘みつ子
 玄太の妻。
・鳴山暁子/坂口良子
・前川秀也(ヒデ)/三浦洋一
・杉野透(半ペラ)/井上純一
・楠木英政/長門裕之
 大京通信の写真部長、後大京グラフの編集長。玄太との怒鳴り合いのやりとりがおもしろかった。
・秋田チエ/藤谷美和子
 大京グラフの社員だったかな?
・高橋隆子/高田敏江
 鶴子の姉。絵里たちの伯母ですね。

 他に宇野重吉、原田大二郎ら。キャストの中では西田敏行、杉田かおるのお二人を除くと、印象深いのはちょっとしか出演してないはずの丘みつ子さん、第2シリーズの準主役坂口良子さん。それから藤谷美和子さん。坂口さんと藤谷さんは好きな女優さんなので(笑)。

 主題歌は第1シリーズは「風に抱かれて」(作詞:喜多條忠 作曲:芳野藤丸 編曲:木森敏之 歌:西田敏行)、挿入歌「娘たちよ」(作詞:東海林良 作曲:|木村昇 編曲:木森敏之 歌:西田敏行)。たぶん聞いたはずなんですが、全然記憶になくて音源も残っていません。第2シリーズの主題歌はご存知 「もしもピアノが弾けたなら」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:西田敏行)。1981年の歌番組で何度も耳にし、年末のNHK紅白歌合戦で西田敏行が選ばれて歌った名曲です。挿入歌は「いい夢見ろよ」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:西田敏行)と「鳥の詩」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:杉田かおる)。実はこの第2シリーズの主題歌たちも全く番組とのつながりに記憶がなくて、いくら記憶を掘り返しても本編で歌っている(流れている)ところが思い浮かばないんです。今持っている音源も、「もしもピアノが・・・」はCDからのダビング、「鳥の詩」は音楽番組でのテレビからの録音です。間違いなく見ていたドラマで主題歌をそこから録音していないのは僕にしては珍しいことなんですが。

posted by KAZU at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編