2010年05月01日

佐藤聖さま



 「マリア様がみてる」で祐巳が1年生の時のロサ・ギガンティア。陽気で活発、日本人離れした容姿は幼稚舎時代に江利子さまに「アメリカ人」「ハーフ」と言われた程、小さい頃から目立っていたようだ。第1期の冒頭から突飛な言動が目立ち、作品のファンにも人気が高いそうな。
 ところがストーリーが進む程に、人に接するのが苦手な部分や過去の心の大きな痛手が語られる。シリーズ全般を通して、主人公の祐巳以外で単独エピソードが一番多い。在学中に車の免許を取り、祐巳を強引に乗せて小笠原邸まで行ったりと行動は大胆。第1期2話以降、祐巳への抱きつき魔は卒業までつづく。
 一番好きなエピソードは第2期「春」の志摩子を妹にした経緯が語られる話。同じ内容を前半は志摩子の立場から、後半は聖さまの立場から描いている。ここで志摩子は聖さまのことを、「ロサ・ギガンティアの印象はその度に違っていた。神秘的であったり、怖かったり、優しかったり。それでもそこに彼女の姿があるだけで、ほっとできた。」と言っているが、そんな多面性が聖さまの魅力なんだろう。「志摩子は私のひねくれた対応にめげもせずこう言った。」と自分に対する分析も冷静で確か。江利子さまのように自分に興味のあることだけに邁進したりはしない。声を演じたのは豊口めぐみさん。
posted by KAZU at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション