2010年04月24日

「雫」



 「しずく」というタイトルのアニメ主題歌というと1999年のアニメ「GTO」のエンディング、奥田美和子さんの歌う「しずく」を思い浮かべます。「GTO」そのものが異色のアニメであり、ゴールデンタイムに放映された割にはバイオレンス要素も性的表現も多かったですが、主題歌もなかなか聞き応えがありました。もちろんCDも持っています。
 さて今回ご紹介するのはその「しずく」ではなくてNHKアニメ「獣の奏者エリン」のオープニング。アニメは2009年の放映で、総集編が2010年に放映され、バージョンは別としてその全話において使用されたので耳にされた方も多いと思います。作詞、作曲、編曲ともに大橋卓弥・常田真太郎(スキマスイッチ)、歌はスキマスイッチ。アニメオリジナルではなくてタイアップ曲だそうで、2008年には発表されていた楽曲とのこと。それでいて物語の雰囲気にぴたったり、何と言っても王獣が飛ぶイメージに自然とはまって、挿入歌としても使用されています。歌詞も秀逸で、時間的日常は無機的に繰り返されるけれど、心の日常は有機的で単純に繰り返してはくれないことを、“夜光虫”なんて意表を付く言葉を使って表現しています。
 余談になりますが、僕の中では作品の作画の雰囲気が同じくNHKアニメ「太陽の子エステバン」と重なるところがあって、ふとパルの歌う「冒険者たち」(作詞:阿久悠、作曲:大野克夫)を思い浮かべたり。

背中にあった翼は君と共に無くした
飛べた頃の記憶は擦り傷の様には消えてくれない

月が丘を行く 夜光虫を引き連れて
手付かずの一日が何も言わずに終わっていく

僕が居なくても地球は回り続ける
君が居ないなら僕の朝はもうやってこない
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2010年04月23日

「灼眼のシャナS」



 「灼眼のシャナS」は2009年10月から発売になった「灼眼のシャナ」シリーズのOVA作品。全4巻が予定されていて、2010年3月現在第I巻「リシャッフル」、第II巻「ドミサイル」が発表されている。内容は番外編というべきか外伝というべきか、テレビシリーズ第2期の続編ではなく、一話完結の物語になっている。
 原作は勿論高橋弥七郎、イラストはいとうのいぢのコンビ。監督は渡部高志、シリーズ構成は小林靖子、音楽に大谷幸、アニメ制作はJ.C.STAFF、製作は「灼眼のシャナS」製作委員会。
 キャストはシャナに釘宮理恵、坂井悠二に日野聡、アラストールに江原正士、吉田一美に川澄綾子、マージョリー・ドーに生天目仁美、マルコシアスに岩田光央、ヴィルヘルミナに伊藤静、ティアマトーに渡辺明乃、佐藤啓作に野島健児、田中栄太に近藤孝行、池速人に野島裕史、緒方真竹に小林由美子、他。第1巻、第2巻では物語の中心になるようなゲストキャラはなし。

☆第1巻「シャッフル」
 ある暑い夏の日、“狩人”フリアグネの残した宝具を探索中、悠二は望遠鏡のようなものを見つける。それでシャナを覗いた瞬間、悠二とシャナの体が入れ代わってしまう。劇場版にありがちな定番のエピソード。アラストールはその宝具を知っており、再びその宝具「シャッフル」で覗くことにより元の状態に戻るのだが、「余人にこの状態にあることを知られてはならん!」と二人に忠告する。シャナと悠二はシャッフルがあるであろう付近のがらくたを持って人気のない広い場所でシャッフルを捜そうとするのだが、ことごとく邪魔が入り・・・。紅世の徒との戦いとは無縁なギャグっぽいエピソード。
☆第2巻「ドミサイル」
 シャナの帰宅が毎日遅いことに気がついたヴィルヘルミナであったが、それをシャナに尋ねるともっともらしい言い訳をしてごまかされてしまう。シャナを心配したヴィルヘルミナは悠二の母・千草に相談するが、千草は心配はいらないと言いつつも「それなら」と悠二に相談するように伝える。ヴィルヘルミナの相談に悠二がシャナを追うが、学校の帰りに分かれた後、再び寄り道するシャナを発見する。ところがマージョリー・ドーが気配を消す自在式を教えたようで見失ってしまう。執拗にシャナを追うヴィルヘルミナと悠二だが、母や田中、佐藤、池、一美、真竹を含めた周囲の人間が全員グルになってサプライズをしかける。後はご覧になってください。このエピソードも紅世の徒との戦いとは無縁な物語。
 この2作を見る限り、OVAにする価値があるのかなと首をかしげてしまうエピソードなのだけれど。勿論テレビシリーズの本編の間にちりばめるような形で入れる番外編としてならわかるのだが、単発のエピソードとしては少々主題のインパクトが弱い。後の2作品に期待したいと思います。

 主題歌はオープニングに「Prophecy」、エンディングに「All in good time」。どちらの曲も作詞が川田まみ、作曲が中沢伴行、編曲が中沢伴行・尾崎武士、うたは川田まみ。
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2010年04月22日

「獣の奏者エリン」



 「獣の奏者エリン」は2009年にNHK教育テレビで放映されたファンタジーアニメ。原作は上橋菜穂子の小説「獣の奏者」(「 闘蛇編」「I 王獣編」)。監修は原作の上橋菜穂子、監督は浜名孝行、音楽担当は坂本昌之、アニメーション制作はプロダクションI.G、トランス・アーツ、制作はNHKエンタープライズ、著作・制作はNHK。全50話。
 NHK放送50周年記念番組ということで製作側の気合も入っていたと思う。大変よい仕上がりの作品で人気も高かった。ただ僕の好みとしては前半のエリンが成長していくところは涙さそう程の温かみのある作品なのに、後半政略的な部分にエリンが引き込まれていくと、ファンタジーとシリアスな物語の間で中途半端になってしまっていて、ちょっとがっかりだった。
 霧の民の一族であるソヨンは獣の医術師で、闘蛇衆たちの村で“牙”と呼ばれる闘蛇の世話をしていたが、突然“牙”が全滅する。その責任を追わされて処刑されることとなったソヨンを娘のエリンは助けようとするが、失敗。闘蛇の群れに襲われる中、ソヨンの決死の行動でエリンは逃げ延びる。川に流され岸に打ち上げられていたエリンを蜂飼いのジョウンが助け、ジョウンの下で蜂飼いとして暮らし始める。そんなある日、山の中で野生の王獣を見たエリンはその姿に感動して母と同じように獣の医術師となることを決意する。ジョウンの旧知エサルが教導師長をしているカザルム王獣保護場へ入ったエリンは、傷ついた王獣の子の世話を任される。リランと名付けられた王獣はエリンの献身的な世話で回復、やがて人には絶対に慣れないと言われた王獣とエリンの間に心のつながりができ、リランはエリンの言うことを理解するようになる。霧の民の言葉「決して人に馴れない獣、人に馴らしてはいけない獣である王獣を操ることは大いなる災いを招く」の通り、エリンは国の存亡をかけた戦いに引き込まれていく。詳細なあらすじはNHKの公式ページをごらんください。ただし、肝心なところは全然書いてませんけど。 http://www9.nhk.or.jp/anime/erin/

☆キャスト
・エリン/星井七瀬
・ソヨン/平田絵里子
・ジョウン/内田直哉
・ヌック/藤原啓治
・モック/柳原哲也
・イアル/鈴村健一
・真王/谷育子
・セィミヤ/高橋美佳子
・ダミヤ/石田彰
・大公/楠大典
・シュナン/花輪英司
・ヌガン/川本成


 主題歌はオープニングに「雫」。作詞・作曲は大橋卓弥・常田真太郎。前期と後期で異なるアレンジ、異なるアーチストを用いいている。前期は編曲が大橋卓弥・常田真太郎、歌:スキマスイッチ。後期は編曲に間宮工、歌は元ちとせ。後期のバージョンはCDが発売されていない。エンディングは前期に「After the rain」。作詞・作曲はmitsubaco、編曲は原田智英、歌はcossami。後期は「きっと伝えて」で作詞・作曲・歌唱は松たか子、編曲はDavid Campbell、佐橋佳幸。
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2010年04月21日

「アサギの琴」



 「夏目友人帳」のエピソードの中でどれが一番好きかと問われると、ちょっと迷うけれど、ほろりと涙させるものよりも表現の方法がいかにも映像作品らしい第10話の「アサギの琴」をあげたいと思う。
 高貴な妖怪(単純に妖力が上というわけではないよう)が集まる「磯月の森」にたいそう美しい琴の音を響かせると評判の妖怪アサギがいた。青い髪、青い目をした美しい女性の姿をした妖怪。壬生神様の下で琴を奏でていたが、体が土のように乾いて崩れていく病を得て、壬生神様に琴を聞かせることができなくなり、自ら森を出る。傘持ちをしていた妖怪アカガネはアサギに付き従い、瓢箪の中にアサギを入れ、病気の進行を遅らせるために器となる人を探しながら、もう一度アサギに琴を弾かせたいと願っている。そんなある日、自分の姿を見ることのできる人の子(つまり貴志のことだが)に出会う。アカガネは器にするため貴志を狙うが斑に一蹴される。貴志に名前を聞かれたアカガネが答えなかったため、「じゃのめさん」と名付けられたアカガネは、夜中にこっそりと貴志にアサギを憑依させてしまう。アサギが琴を弾いて願いがかなったら体から離れていくということで、貴志はアカガネに協力することにする。満月の夜、磯月の森への道が開く。しかし体の弱ったアサギに道を急ぐことはできず、アサギはアカガネのために琴を奏でる。
 最後にアサギが琴を奏でるところが素晴らしい。美しい調べは波紋によって表現されて決して音は使っていない。幽玄の世界、人には聞くことのできない音は人に奏でることはできない。想像におまかせという感じだ。アサギの声を演じた能登麻美子さんの声がこれまたアサギのイメージにぴったりだった。
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2010年04月20日

クリー



 「デルトラクエスト」に登場するジャスミンのペットである黄色い目のカラス。カラスが大好き(食べ物として)な魔女テーガンに親兄弟をさらわれたが、ジャスミンに拾われ共に暮らしていた。鳥や樹木の声を聞くことのできるジャスミンとは意思疎通しており、リーフ、バルダとの旅で何度も一行のピンチを救うことになる。
 声を演じているのは伊東みやこさん。伊東みやこさんと言えば小動物の声を担当すればピカイチ。特に「ポケットモンスター」でポケモンの声を多数演じており、ポケモンにはなくてはならない人。言葉を発しない動物たちの単純な声を実に表情豊かに演じておられます。クリーについてもカラス故に「カー」としか言わないけれど、その「カー」は他のカラスではなくてクリーであることがすぐに分かります。
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2010年04月19日

「夏目友人帳」



 「夏目友人帳」は2008年にテレビ東京系列にて放映されたファンタジーアニメ作品。原作は緑川ゆきの同タイトルの漫画、監督は大森貴弘、音楽は吉森信、制作はNAS、製作は「夏目友人帳」製作委員会、全13話。人にあらざる物、常人には見えないものを扱った作品として「蟲師」があるが、「蟲師」は作画を含めてハイレベルで到底太刀打ちはできないものの、主人公が高校生で、妖(あやかし)に接する主人公の温かい心に人気は高かった。ただ、妖怪たちのデザインが漫画チックなのがご愛嬌か。

☆キャラクター/キャスト
○夏目レイコ/小林沙苗

 主人公・夏目貴志の祖母。強い妖力を持ち、妖怪を見ることができる他、御祓い(浄化)の能力も強く、妖怪たちをまかして、その名前を「友人帳」に書き記した。「友人帳」に名を記された妖怪はその命令を聞き入れねばならず、妖怪イジメをするスケバン姉ちゃん。若くして亡くなる。
○夏目貴志/神谷浩史
 本作の主人公でレイコの孫、高校2年生。赤ん坊の時に両親を失う。妖怪を見る能力を持っており、祖母の遺品として「友人帳」を受け継ぐ。親戚をたらい回しにされる生活を続けてきたが、その能力故に気味悪がられるも、遠縁の藤原家に引き取られる。「友人帳」の力を知りそれを奪いにくる妖怪と名前を返してもらいにくる妖怪たちに日々追われる生活をしている。
○斑(まだら)/井上和彦
 招き猫に封印されていたが、貴志が結界を切ってしまったことにより解放される。最初は「友人帳」を狙うが、貴志の死後に「友人帳」を譲り受けることを条件に用心棒となる。貴志に「先生」と呼ぶことを求め、普段の猫の姿から「ニャンコ先生」と呼ばれる。本性は巨大な獣の姿をした上級の妖怪。
○田沼要/堀江一眞
 貴志の同級生、もの静かな少年。八ツ原の寺に引っ越してきた住職の息子。妖怪を見る能力はないが感じることができる。
○藤原塔子/伊藤美紀
 貴志の父方の遠縁。血縁のない貴志を引き取った藤原滋の妻。
○藤原滋/伊藤栄次
 貴志の父方の遠縁。血縁はないが身寄りのない貴志を引き取る。
○北本篤史/菅沼久義
 貴志のクラスメイト。
○西村悟/木村良平
 貴志のクラスメイト。
○笹田純/沢城みゆき
 貴志のクラスメイトで、学級委員長、眼鏡の少女。
○名取周一/石田彰
 貴志と同様に妖怪を見ることができる若き俳優。裏稼業として妖祓いをしている。体にヤモリの形の妖が取りついており、痣として体の上を動く。

 主題歌は「友人帳」の名前を妖怪に返すというのが大筋ながら一話完結のストーリー、敵キャラのない穏やかな物語にふさわしい、昼寝・転た寝、日向ぼっこを思わせる音楽です。オープニングに「一斉の声」。作詞は椎名慶治、作曲はTAKUYA、編曲はTAKUYA・h-wonder、歌は喜多修平。エンディングは「夏夕空」で作詞・作曲は江崎とし子、編曲は羽毛田丈史、歌は中孝介。
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2010年04月18日

瞳子のこだわり

 昨日は祐巳のリボンを追いかけてみましたが、縦ロールの松平瞳子のリボンも追ってみました。祐巳に比べると同じリボンを着けることが多いようですが、さてどうなんでしょう。Wikipediaによれば祐巳のリボンの種類は12種が今まで確認されているそうです。瞳子が初めて登場するのは第2期「春」の途中からですから、主人公の祐巳よりも少ないのは確実でしょう。

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