
「マリア様がみてる〜春〜」は2004年にテレビ東京系列で放映された学園アニメ。「マリア様がみてる」シリーズの第2期の作品。第1期が深夜の放送だったのに対して、この2期は日曜日の朝の放送だった関係でシリーズとしては初めて見て、その後第1期は全部視聴したものの、第2期の方が休日の朝だったためにとびとびにしか見ることができなかった。第4期の放映が終了したのを機会に、第2期「〜春〜」ももう一度最初から見直してみた。
原作は今野緒雪のライトノベル「マリア様がみてる」、監督はユキヒロマツシタ、音楽は片倉三起也、アニメーション制作はスタジオディーン、製作はテレビ東京・読売広告社・ディーライツ、全13話。シリーズを通して完全なる1本のラインでつながる作品で、第1期が主人公・福沢祐巳が小笠原祥子と出会ってスールになり、1年生の2学期までという時系列になっているのに対して、第2期はタイトル「〜春〜」と示されるように、1年生の新春から2年生の1学期の様子を、いままで描かれていなかった過去の経緯を交えながら描く。「リリアン女学園」と「スール」、「山百合会」について知識がないと正しく理解できないし、面白みも半減するので途中から見ようと思われる方は公式ページ等々で知識を得ることをおすすめします。また第2期のエピソードであっても伏線が第1期にあったりするものもあり、順番に見ていく方が良いと思います。(つづく)