2010年01月07日

「カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-」(1)



 「カオス;ヘッド」は2008年に独立UHF系を中心に放映されたSFアニメ。原作は同じく2008年にニトロプラスからWindows用に発売されたコンピューターゲーム「CHAOS;HEAD」。監督は石山タカ明、アニメ制作はマッドハウス、製作は「CHAOS;HEAD」製作委員会(読売テレビエンタープライズ、VAP、マッドハウス、キッズステーション、5pb.)、全12話。大変話題性の高いアニメだったにもかかわらず、関西では地上波で放映されなかったために見ることはできなかった。やっとネット配信で視聴した。
 ゲーム系アニメ、殊に最近のゲームでは最初の段階では多くの部分が謎に包まれていて、先に進まないと全体像が全く見えないという形になっているが、この作品でも同様。わずか12回ながら半分以上進まないと全く全体像が見えてこなくて理解できない作品。その点で最初はちょっと辛抱が必要かなと思う。サブタイトルは二字の漢語+その英語訳というパターン。
 主人公の西條拓巳は私立翠明学園の2年生で、人とのかかわりを嫌い、妄想が激しく、引きこもり生活をしており、普段はパソコンに向っている時間が多い。自分で進級できる最低線の登校シフトを作成して、登校日数を調整している。そんな折、渋谷で「ニュージェネレーションの狂気」、通称「ニュージェネ」と呼ばれる猟奇的連続事件が発生する。そのニュージェネ3番目の「張り付け」事件の直前、拓巳がチャットで知り合った“将軍”から受け取った画像が事件の現場写真で、妄想の中で拓巳は現場に居合わせ、そこで犯人らしき少女・咲畑梨深を目撃する。そこから次々と事件にかかわりのある少女たちが拓巳の周りに登場して、事件に深くかかわっていく。
 拓巳はセナと梢から妄想を現実にする力を持つ者「ギガロマニアックス」の存在とその能力を利用しようと企む組織(希テクノロジー、天成神光会)があることを知る。(つづく)
posted by KAZU at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション