2010年01月05日

「とらドラ!」(4)



 最後はおきまりの主題歌。OP、ED共にタイアップ曲ではなくてオリジナルソングなので歌詞がホントにすばらしいです。前期オープニングは「プレパレード」(第1話〜16話)。大河、実乃梨、亜美の三人が歌います。ラブコメとしては衝撃的な本編冒頭なのですが、オープニングは比較的おとなしめ。渡邊亜希子作詞、大久保薫作曲、鈴木光人編曲、歌は逢坂大河こと釘宮理恵・櫛枝実乃梨こと堀江由衣・川嶋亜美こと喜多村英梨。

♪恋は甘くて 苦いもの
♪単純明快 複雑怪奇な代物
♪どうでもいい事ばっかり気にしたりするの
♪どんな感じ?ソンな感じ

 後期オープニングは「silky heart」(第17話 - 第24話)。第25話(最終回)ではオープニングがなく、いきなり本編。「プレパレード」に比べるとオープニングらしい軽快な曲。ただ歌詞は読み込むとかなりシリアスで終盤の本編を思うと涙があふれてくる。歌は実乃梨の堀江由衣さんが歌っているが歌詞の内容は実乃梨には似合わないと思うのだが。Satomi作詞、藤末樹作曲、川口圭太編曲、歌は堀江由衣さん。

♪スキと言えば簡単なのに
♪キミが前に来ちゃうと
♪個性(キャラ)がそびえ 私のコトを邪魔してる

 前期エンディングは「バニラソルト」(第1話〜第16話)。恋のあやとりをものの見事に表した歌詞が秀作。Satomi作詞、Funta7作曲、中塚武編曲、歌は堀江由衣さん。

♪シロと言われたら
♪クロだって言っちゃう
♪素直になれない
♪アマノジャク
♪スキと言われたら
♪ダイキライだって
♪嬉しいのにナニ言ってんだろう?

 後期エンディングは「オレンジ」(第17話、第18話、第20話〜第25話)。オープニングにも十分使えるくらい軽快なメロディ。大河、実乃梨、亜美の3人が歌っているということもあるけど。渡邊亜希子作詞、Funta3作曲、橋本由香利編曲、歌は歌は逢坂大河こと釘宮理恵・櫛枝実乃梨こと堀江由衣・川嶋亜美こと喜多村英梨。

♪オレンジ色に 早く
♪なりたい果実
♪キミの光を浴びて
♪理想や夢は膨らむばかり
♪気づいてよ ねぇ

 第19話で使用されたエンディングが「ホーリーナイト」。本編中のクリスマスパーティで大河と亜美が歌った曲。エンドロールで再び流れたがテロップでは「挿入歌」となっていた。岡田麿里作詞、橋本由香利作曲、橋本由香利編曲、歌は逢坂大河・川嶋亜美(釘宮理恵・喜多村英梨)。

♪さあ クリスマス いっぱいの笑顔
♪君に届けんだ パーティー・ナイト
♪さあ クリスマス いっぱいの願い
♪君に誓うんだ ホーリー・ホーリー・ナイト
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「とらドラ!」(3)



☆キャラクター&キャスト
○高須竜児/間島淳司

 本作の主人公。大橋高校2年C組。母・泰子との母子家庭でアパートに住んでいる。家事は万能で何でもこなし、殊に掃除は隅々まできれいにしないと気が済まない潔癖症。父親似の鋭い目つき故にヤンキーと間違えられ、それがコンプレックスになっている。成績は優秀、品行方正、エコバックを持ち歩く。櫛枝実乃梨に好意を抱くも2年になるまで喋ったこともなかった。実乃梨にひかれるものの大河も気になる存在。
○高須泰子/大原さやか
 竜児の母。スナックの雇われママ。一人称は「やっちゃん」。普段は明け方帰宅して、昼間は寝ている。竜児の父(ヤクザ)と実家を飛び出し、彼が失踪してからは息子と二人暮らし。竜児には大学進学を強く要望している。
○インコちゃん/後藤沙緒里
 高須家で飼われているぶさいくな顔をしたインコ。色々なことを聞き真似て発音するが何故か自分の名前だけは言えない。最終話では自分の名前を言って泰子が驚いてぶっとんでいる。
○逢坂大河/釘宮理恵
 本作のヒロインで、大橋高校2年C組。ふわりとしたロングの髪で小柄、ルックスもかわいいが、性格は凶暴でドジ、「手乗りタイガー」と呼ばれる。親は資産家だが両親は離婚。継母との折り合いが悪く、父親に高級マンションの2階の一室をあてがわれ独り暮らしをしている。櫛枝実乃梨と1年からの親友。1年の最初の頃に北村祐作から告白されるが、一蹴。ところが後々彼に好意を抱くことになる。竜児と共同戦線を張ってからは竜児の家に入り浸りになるが、予想通り竜児に心ひかれていく。
○櫛枝実乃梨/堀江由衣
 大橋高校2年C組、愛称みのりん。ソフトボール部キャプテン、スポーツ万能。部活の他に多くのアルバイトを掛け持ちする。大河とは1年からの親友。竜児の想いに早くから気づき、やがてひかれていくが、大河の本心を知ってからは身を退くような行動が多くなっていく。クリスマスパーティの夜に泣き叫ぶ親友を見てしまった以上、実乃梨の行動は僕は正しい選択だと思いますが、やっぱり一番見ていてかわいそうです。
○北村祐作/野島裕史
 大橋高校2年C組、愛称まるお。クラス委員長、生徒会副会長、男子ソフトボール部部長。運動神経は抜群、性格はマイペース。1年の時、大河のかわいさに惚れて告白するも一蹴される。その後、生徒会長狩野すみれに誘われて生徒会に入る。狩野すみれに憧れを抱き、彼女が生徒会会長を辞めた後、自分が生徒会長になったときに告白しようと決めていたが、彼女が留学のため日本を離れると知り絶望。生徒会長立候補者の演説で全校生の前で告白してしまう。大河の気持ちに早くから気づきながらも全く態度を決めなかった。メインキャラの中では話をかきまわし続けた男。
○川嶋亜美/喜多村英梨
 2年生の1学期の途中から大橋高校2年C組に転校してくる。知名な雑誌モデルの美女。北村の幼なじみ。周囲には優しい性格で接しているが、本性は高慢で毒舌家。その毒舌の中にも時折本心を見せる。愛称はばかちー(ばかチワワ)。メインキャラの中では傍観的な立場だったが終盤は竜児に対して好意を寄せている言動が多く見られるようになる。

○木原麻耶/野中藍
 大橋高校2年C組、転校してきた川嶋と親友になり、いっしょにいることが多い。
○香椎奈々子/石川桃子
 大橋高校2年C組、木原と共に転校してきた川嶋と親友になる。
○狩野すみれ/甲斐田裕子
 大橋高校3年。成績トップの秀才、生徒会長。男勝りの親分肌、言葉づかいも男言葉。3年の在学中にアメリカへ留学する。北村の告白に答えを出さなかった態度に大河が噛み付き大喧嘩となる。
○恋ヶ窪ゆり/田中理恵
 大橋高校3年C組の担任、29歳、独身。シリーズ途中で30歳の誕生日を迎える。独身であることを非常に気にしている。一見ギャグキャラのようだが、教師としてはしっかし職務をこなしていて生徒達にも信頼されている。
○逢坂陸郎/古澤徹
 大河の父。大河の母と離婚の後、再婚。資産家で大河に高級マンションをあてがい生活費を振り込んでいる。
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2010年01月04日

「とらドラ!」(2)



 竜児の家の隣の高級マンションの二階に住む大河は一人暮らし。家事は一切苦手で、掃除もせずカップ麺暮らし。一方竜児は家事全般が得意で特に掃除にはこだわりがあり、大河のマンションを訪ねた竜児は掃除をしてやり、ご飯も作ってやる。以後、大河も竜児の家に入り浸るようになっていく。ここからの展開はまず大方の方が予想できるようなこと、櫛枝、大河、竜児の三角関係に発展していき、更には竜児の家庭事情、大河の家庭事情が大きくかかわっていきます。最後は櫛枝が大泣き、竜児は大河を選んで一旦は駆け落ちまでしますが、何の下準備もない高校生二人が成功するはずもなく、周りに祝福されての幸せを求めて家に戻ってきます。着替えにマンションに戻った大河は母の留守番電話を聞いた後、竜児に相談することなく一人で母の下へ行ってしまいます。相談して竜児が制止したか、納得したかそれは僕にはわかりませんが、相談しなかったことが許せないです。
 この作品の主人公は高須竜児で、彼の目線を通して物語は描かれていますが、この作品の素晴らしいところは、主題を見据えた場合に誰からの目でも見ることができるというところ。若い男性なら竜児でしょうが、女性なら大河でも櫛枝でも川嶋でもなりきれる、年配の方なら親の目からも見られるでしょう。僕の息子はまだ小さい方ですが、僕の年齢は高校生の息子・娘がいても全然おかしくない年齢です。でも親目線からは見られないですね。
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2010年01月03日

「とらドラ!」(1)



 「とらドラ!」は2008年10月〜2009年3月にテレビ東京系列で放映された学園ラブコメアニメ作品。原作は竹宮ゆゆこ著のライトノベルで、監督は長井龍雪、音楽は橋本由香利、アニメ制作はJ.C.STAFF、製作は「とらドラ!」製作委員会、全25話。一昨年から昨年にかけての人気作品のひとつで、前半の比較的軽いノリの描写から、後半、特に終盤への重い描写へ変わっていくにつれて見ている方ものめり込むと同時にその重さを感じていく流れ。キャラクター設定はやや現実ばなれした部分もあるが、描写は高校生の一途でストレート、思考が幼稚な部分も正直に描かれていて、それを現実的な解決をもって描ききっているところはすばらしい。ただ、僕的には最終回・第25話はちょっと失望かな。映画で言うと「小さな恋のメロディ」のような無茶な展開で終わってしまってはいけないと思うものの、一人で決めてしまった大河には納得がいきません。それなら24話で終わらせておけば・・・って。時折、されげなくパロディが挿入されており、これがまた本当にさりげなくて、気づかなければそれはそれで普通の情景とも取れるようなところがあって良い感じです。
 父親譲りの鋭い目つきのために周りから不良と見られてしまう高須竜児は、大橋高校の2年に進級すが、クラス替えがあり、目つき故の不良という誤解を解くことに憂鬱な気分になりつつ登校する。廊下で竜児は手乗りタイガーとあだ名される逢坂大河と遭遇、噛みついた大河に一撃をくらわされてしまう。その様子から誤解は早く解けることに。その大河がある放課後に竜児の親友・北村祐作のカバンにラブレターをしのばせるが間違って竜児のカバンに入れてしまう。間違いに気づきラブレターを送ったことを知られたと思った大河は竜児に夜襲をかける。しかし、封筒の中は実はからっぽ、ラブレターは入れ忘れていたのだった。竜児は大河の親友・櫛枝実乃梨に好意を寄せており、二人は以後二人の恋が成就するように共闘戦線を張ることなる。(つづく)
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2010年01月02日

「どっこい大作」


今年最初の“番外編”です。

 「どっこい大作」は1973年にNET系(テレビ朝日系)で放映された青春ドラマ。制作はNET・東映で、音楽担当は渡辺宙明、全62話。
 中学を卒業した田力大作は北海道から単身で上京する。日本一の日本男児をめざして大鵬部屋に入門を試みるが果たせず、ラーメン屋「珍竜軒」、掃除屋「清潔社」、パン屋「ハッピーパン」と成り行きで職場を変えながら苦難を乗り越えていく姿を描く。それぞれの職場では一流になることを夢見つつも事成らず、しかしながら苦境に陥った時に「どっこい、どっこい」と相撲の張手の構えをしながら立ち上がっていく不屈の精神が信条の物語。
 僕は最初のラーメン屋の頃は見ていたがその後はいつの間にか見なくなってしまった。ただ、オープニングの音楽は70年代の歌謡曲調、船の汽笛から始まり、どこからともなく聞こえてくる「どっこい どっこい」の声が大きくなっていき、大作の張手の構えで始まるオープニング映像もなかなかのものでした。この歌は今でも歌えます。

☆キャラクター&キャスト
 キャストはなかなか豪華で、第1話で大鵬親方本人が登場したことは当時も話題になりました。その後も多彩なゲストが出演しているようです。

田力大作/金子吉延
藤原成平/竹尾智晴
日向早苗/津山登志子
二階堂甚平/志村喬
貫田校長/笠智衆
青山儀三郎/多々良純
ラーメン太郎/山田太郎
皆川雄三/牟田悌三
山平通/力石民穂
風野三郎/石田信之
小山孫一/由利徹
鳴門源次/佐々木剛
ナレーター/羽佐間道夫

 他ゲストに、大鵬親方、名古屋章、ケーシー高峰、坊屋三郎、小松方正、輪島功一、上田みゆき、浜村純、キャロライン洋子、小林昭二、宮内洋、、阿部進ら。

 主題歌はオープニングに「どっこい野郎」。作詞は滝沢真里・八手三郎、作曲は音楽担当の渡辺宙明、歌は山田太郎。歌手の山田太郎さんは大作のラーメン屋時代のライバル・ラーメン太郎を演じておられます。

♪空に誓ったまことの峰を
♪行くぞ必ずのぼってみせる
posted by KAZU at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編

2010年01月01日

謹賀新年



あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は寅年ということで、かわいい「トラ」に登場していただきました。
「みやびのことのは」ともどもよろしくお願いします。



posted by KAZU at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal