2010年01月31日

「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」



 2004年に「魔法少女、はじめました。」のキャッチコピーで始まった「魔法少女リリカルなのは」。テレビシリーズが3本製作されて、今頃なんで劇場版・・・と思いつつも、ちょっと理由あって半分現実逃避で行ってきました。大変盛況で満席。観客の大半が二十代と思われる男性が占めるという異様な雰囲気。しかし本編がスタートした後はもうストーリーに没頭してしまいました。ストーリーはテレビ版第1期を踏襲しているので分かっているのですがジーンときます。大きな違いはなのはとフェイトの目が大きくてかわいすぎるところ、小学三年生のなのはがますます大人っぽく、魔法少女がさらに魔砲少女化してバトルアニメになっているところでしょうか。涙、涙、涙、でぬぐうのが大変でした。一人で行って正解。
 企画・製作はNANOHA The MOVIE 1st PROJECT、監督は草川啓造、音楽は佐野広明、アニメ制作はセブン・アークス、アニプレックス配給、カラー130分。キャストはテレビシリーズとほぼ同じ。

☆キャスト
 テレビシリーズと比べて違っているなぁと感じたのはフェイトの母・プレシア・テスタロッサですね。テレビ第1期ではアリシアに対する回想やフェイトを作り育てた回想はなく、あんなに憂いに沈んだ表情は見せなかったです。テレビシリーズでは高町家の面々やアリサとすずかの登場場面も多かったのですが、そこは劇場版でちょっと残念。リンディ艦長は相変わらず同じで最終場面では艦を出て現場へ出向いており、日本茶に砂糖とミルクを入れるのは変わらない。

高町なのは/田村ゆかり
フェイト・テスタロッサ/水樹奈々
ユーノ・スクライア/水橋かおり
アリサ・バニングス/釘宮理恵
月村すずか/清水愛
アルフ/桑谷夏子
プレシア・テスタロッサ/五十嵐麗
リンディ・ハラオウン/久川綾
クロノ・ハラオウン/高橋美佳子
エイミィ・リミエッタ - 松岡由貴


☆主題歌
 主題歌はテレビシリーズから離れてオリジナルですが、本編中でテレビシリーズのエンディング「Little Wish 〜lyrical step〜」のインストルメンタルが使われていて懐かしかったです。
・主題歌「PHANTOM MINDS」(水樹奈々作詞、吉木絵里子作曲、陶山隼編曲、歌は水樹奈々)
・エンディングテーマ「My wish My love」(椎名可憐作詞、太田雅友作・編曲、歌は田村ゆかり)
・挿入歌「Don't be long」(矢吹俊郎作詞・作曲・編曲、歌は水樹奈々)

2010年01月30日

「マリア様がみてる 4thシーズン」(3)



☆主題歌
 第4期になって初めてオープニングから「pastel pure」が外れます。「pastel pure」を聞き慣れた人間にとっては、オリジナルとは言え新しい曲は少々違和感を感じます。オープニング映像も第3期までのシリアスなものではなくて、コミカルな内容となっていて楽しい雰囲気です。しかしストーリーは今までで最も、涙、涙なんですが。
 オープニングは地図散歩」、今野緒雪作詞、myu作・編曲、歌はkukui。エンディングは「くもりガラスの向こう」。第8話のサブタイトルにも使われている詞。今野緒雪作詞、Loop K作曲、小倉良・斎藤一郎編曲、歌は引田香織。

☆サブタイトル
 サブタイトルのスタイルは日本語+フランス語の形はそのまま。フランス語は例によって日本語の直訳です。ただ第12話の「クリスクロス」は意味深長ですね。単に十字模様を指しているのではなくて、心の交錯を意味しています。フランス語の方がそういう意味ではストレートな単語です。

1. 学園祭はショック2/De choc en choc à la fête de l'école
2. 特別でないただの一日/Une journée ordinaire
3. 妹 (スール) オーディション/L'audition des sœurs
4. 未来の妹/La future sœur
5. 紅薔薇のため息/Le soupir de la rose rouge
6. 予期せぬ客人/L'invitée surprise
7. 未来の白地図/La carte vierge
8. くもりガラスの向こう側/L'autre face de la vitre emobuée
9. 仮面のアクトレス/L'actrice masquée
10. キーホルダー/Le porte-clef
11. ハートの鍵穴/La serrure du cœur
12. クリスクロス/L'entrecroisé
13. あなたを探しに/Les retrouv ailles
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2010年01月29日

「マリア様がみてる 4thシーズン」(2)



☆キャラクター&キャスト
 この第4期ではキャラクター的には有馬菜々と内藤笙子が今後も登場する予感を見せる他は新しい人物は余り登場しません。瞳子の両親と祖父、可南子の父がゲスト出演。

福沢祐巳/植田佳奈
小笠原祥子/伊藤美紀
島津由乃/池澤春菜
支倉令/伊藤静
藤堂志摩子/能登麻美子
松平瞳子/釘宮理恵
二条乃梨子/清水香里
細川可南子/小清水亜美
武嶋蔦子/佐藤利奈
山口真美/斎藤千和
水野蓉子/篠原恵美
鳥居江利子/生天目仁美
佐藤聖/豊口めぐみ
有馬菜々/生天目仁美
内藤笙子/井上麻里奈
細川夕子/川澄綾子
可南子の父/小山力也
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2010年01月28日

「マリア様がみてる 4thシーズン」(1)



 「マリア様がみてる 4thシーズン」は2009年にUHF系で放映された「マリア様がみてる」シリーズ第4期目のアニメ作品。原作は今野緒雪のライトノベル「マリア様がみてる」、監督は第4期でユキヒロマツシタ から交代して加藤敏幸、音楽は片倉三起也、アニメ制作はスタジオディーン、製作は山百合会3、全13話。
 時系列は第3期の後、祐巳が2年生の2学期、学園祭からクリスマス、お正月をはさんで、3学期の2月バレンタインデーの後までを描いている。内容的には松平瞳子が祐巳のスールになるまでのエピソードが中心。薔薇様として貫祿のついていく志摩子、由乃が次期薔薇様らしくなっていく中で、祐巳の成長も著しい。第1期の祐巳と比較すると思わず涙がこぼれるくらいに立派になっていく。第11話、12話が見どころ。第13話は瞳子が全てを話す打ち明け話とロザリオを渡す儀式なので、穏やかに見られました。
 志摩子はだんだんロサ・ギガンティアの風格が出てきて、口調も蓉子様や祥子になんとなく似てきてます。クリスマスパーティの夜に祐巳が瞳子にロザリオを差し出して瞳子が断り、祐巳が大泣きした後、祥子がみんなにそのことを伝えた時に乃梨子が「うそ!」と驚きの声を発してます。さすがに1年生時代の祐巳でも薔薇の館内でそんな言葉は発しませんでした。そこで志摩子が「乃梨子、言葉に気をつけなさい!」と諫めてます。そこが蓉子様と重なる程に落ち着いた口調、能登麻美子さんの声にぴったりはまってます。
 祐巳は1年生の時には想像もできないくらい、落ち着いた雰囲気を醸し出していますが、言葉では第12話あたりでしょうか。祐巳を誤解した瞳子が大声で祐巳を罵倒します。それに動じない(そこもすごい成長だと思います)祐巳が瞳子に「その場で100数えなさい、数え終わるまで動いちゃだめよ」と言いつけます。今までだと祥子が言い出しそうなこと。この後、瞳子は100まで数えます。彼女も根は素直なんですね。その後、祥子を問い詰める瞳子は自分が誤解していたことに気付き、泣きながら100数え始めるのです。ここは心に残るシーンだと思います。
(つづく)
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2010年01月27日

「マリア様がみてる 3rdシーズン」(3)



 最後は主題歌を。
 オープニングは第1期、第2期につづいて「pastel pure」。今回は再びインストに戻していますが、バージョンは第1期とは異なります。やはり最初にオープニングナレーションが入ります。作・編曲は音楽担当の片倉三起也。
 エンディングは第1巻と第2巻は「Chercher 〜シャルシェ〜」。“Chercher”はフランス語で“さがす”という意味。歌詞の内容は祥子の祐巳への気持ちで綴られています。さすがは原作者の作詞です。今野緒雪作詞、C.G mix作・編曲、歌はKOTOKO。第3巻〜第5巻は「きれいな旋律」。歌詞は直喩を使って、きれいな言葉で綴られているので、ちょっと意味が取りづらいですが、やはり祥子の気持ちを歌っているのではと思います。今野緒雪作詞、マーティ・フリードマン作曲、中沢伴行・井内舞子編曲、歌はKOTOKO。
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2010年01月26日

「マリア様がみてる 3rdシーズン」(2)



☆サブタイトル
1. 子羊たちの休暇/les vacances des agnelles.
 夏休み、祥子様の別荘で過ごすお話。
2. 略してOK大作戦(仮)/L'opération (code OK).
3. 涼風さつさつ/Un souffle d'air frais.
 花寺高校の文化祭でのお話。
4. レディ、GO!/Allez les filles !
 運動会にまつわるお話。
5. チャオ ソレッラ!/Ciao Sorella !
 イタリアへの修学旅行のお話。
 
☆キャラクター&キャスト
 キャラクターの中では久しぶりに第5巻でロサ・カニーナこと蟹名静が登場。第1期同様に見事な歌声を披露しています。吹き替えなし、担当声優のりのさんの歌声というのは「マリみて」ファンには有名な話です。
福沢祐巳/植田佳奈
小笠原祥子/伊藤美紀
島津由乃/池澤春菜
支倉令/伊藤 静
藤堂志摩子/能登麻美子
二条乃梨子/清水香里
松平瞳子/釘宮理恵
細川可南子/小清水亜美
水野蓉子/篠原恵美
鳥居江利子/生天目仁美
佐藤聖/豊口めぐみ
武嶋蔦子/佐藤利奈
山口真美/斎藤千和
柏木優/檜山修之
福沢祐麒/市来光弘
蟹名静/りの
(つづく)
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2010年01月25日

「マリア様がみてる 3rdシーズン」(1)




 「マリア様がみてる 3rdシーズン」は「マリア様がみてる」シリーズ第3作目として制作されたアニメ作品。テレビ放映ではなくOVAとして制作された。原作はもちろん今野緒雪の同タイトルのライトノベル、監督はユキヒロマツシタ、音楽は片倉三起也、アニメーション制作はスタジオディーン、製作は山百合会II。2006年から2007年に発売され、全5巻。
 祐巳の2年生の夏休みからスタートして、花寺学院の学園祭、リリアン体育祭、修学旅行を描いている。特に第1巻の「小羊たちの休暇」は祐巳が祥子の別荘で過ごす1週間を描いており、最後のパーティの場面はすばらしい。おっちょこちょいでドジの多い祐巳が見事にまで成長した姿を見せてくれます。第4巻ではリーダーシップを発揮するカッコイイ由乃も見られます。将来の薔薇様たちの成長の過程がみどころ。
(つづく)
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