2009年12月30日

「Vermillion」



 「ぼくらの」の第2期エンディング。

 いよいよ今年も最後になりました。年末年始はオンライン環境のないところで過ごすことになりそうですので、今年はこれが最後の更新となります。お立ち寄りいただいたみなさま、どうもありがとうございました。よい年をお迎えください。KAZU
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2009年12月28日

「ぼくらの」(5)



 最後に主題歌です。
 オープニングは以前にご紹介した「アンインストール」(作詞・作曲:石川智晶、編曲:西田マサラ、歌:石川智晶)。15人の少年少女たちが戦いを終える毎に命を落として欠けていく様を uninstall という言葉で表現している。メロディもさることながら歌詞が大変素晴らしい。冒頭の、

♪あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは
♪僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ

を最初聞いた時、この表現は何なんだとショックを受けた。

♪アンインストール アンインストール
♪恐れを知らない戦士のように
♪振る舞うしかない アンインストール

 エンディングは前期が「Little Bird」(作詞・作曲:石川智晶、編曲:西田マサラ、歌:石川智晶) で第1話〜12話で使用された。過酷な運命を背負った子供たちの椅子に座った姿をバックに穏やかな音楽が流れます。CDは「アンインストール」とカップリングされている。

♪その苦さを知っても小さな羽が運ぶものは輝いて
♪生まれて来ただけで完璧だと
♪飛び立つ後ろ姿を抱いた

 後期エンディングは「Vermillion」(作詞・作曲:石川智晶、編曲:西田マサラ、歌:石川智晶)で第13話〜24話で使用。ココペリを含めてジアースのパイロット達が手をつないで宙に浮かぶエンディング映像が流れる。15人で一人、15人の絆を感じさせる映像。曲は「Little Bird」に比べると感情の高揚を感じさせる。

♪Vermillion 僕らは生きることにしがみついたけれど
♪Vermillion それを格好悪いとは思わない
♪Vermillion 僕らの中に静かに流れてるものは
♪Vermillion あの空より朱く激しいものだよ
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2009年12月27日

「ぼくらの」(4)



・マキ(阿野万記)/比嘉久美子
 9人目(8戦目)のパイロット。ジアースの命名者。色黒でポニーテール、男勝りの性格の少女。母が弟の出産を間近に控えている。本人は養子。オタク趣味の父親の影響を受けて軍事にも詳しい。戦闘中攻撃してきた戦闘機を見て「あんなの知らない!」と叫ぶシーンがある。コクピットの椅子はロッキングチェア。弟の誕生をコクピット内で確認して息絶える。
・キリエ(切江洋介)浅沼晋太郎
 10人目(9戦目、10戦目)のパイロット。ずんぐり、小柄で無口な少年。父が浮気して家に帰ってこなくなったことで、母親が自殺を図るが未遂。戦う意味を失い戦わないことを宣言するが、敵が自殺したことにより勝利。一人で2体目の敵と対することになる。元気になった母親が榊原の口利きで仕事を見つけて生き生きと働く姿を目にしたことから、2戦目はジャンプを織りまぜた意表をつく見事な作戦で圧勝する。(あんなものがジャンプしたらその段階でぶっこわれているはずですが)また、マチが不戦勝のキリエに対してジアースがキリエをパイロットとしてまだ認識しているという言葉を口にしたことから、契約をしていないのがマチであることを見抜く。
・アンコ(往住愛子)/牧野由依
 11人目(11戦目)のパイロット。父親は著名なニュースキャスターで田中やコモの父親と協力してジアースに関する政財界の動きを報道しようとするが、自身のスキャンダルのために番組降板となってしまう。コクピット内での椅子はソファでフットレストをカナの椅子に貸している。戦いの後カンジの腕の中で絶命する。
・コモ(古茂田孝美)/能登麻美子
 12人目(12戦目)のパイロット。父親は国会議員。アウェイでの戦いは敵地の地球人が掘ったと思われる落とし穴に落ちて苦戦するが、父親が守ろうとした地球のために戦うという強い意思で撃破する。
・カンジ(吉川寛治)/野島健児
 13人目(13戦目)のパイロット。母親は認知工学研究所の吉川光枝教授。ウシロ兄妹が上京してカンジのマンションの一室を借りている。認知研のある沖天楼に秘密が隠されていることに気づき、沖天楼を守って戦い後をウシロに託す。
・ウシロ(宇白順)/皆川純子
 15人目(15戦目)のパイロット。田中美純の息子。田中の姉夫婦(宇白家)の養子となっていたが、本人は田中が死んだ後、榊原が語るまで真相を知らなかった。妹カナが生まれた時に義母が死亡。カンジの友人で、カナを連れてカンジのマンションに住み込んでいる。
・カナ(宇白可奈)/阿澄佳奈
 ウシロの妹、小学4年生。契約はしていないが戦闘がある度にコクピットに招集されている。コクピット内の椅子はアンコの椅子のフットレストを借りている。兄と共に暮らし家事をこなす。田中に兄の本当の母親が誰か調べてくれるように依頼していた。兄を引き継ぎ者とするためコエムシが契約させようとするが、マチがコエムシを射殺して阻止した。全ての戦いが終了した後は15人の戦いをつぶさに見てきた者としてダイチの妹弟たちに真実を語っている。
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2009年12月25日

「ぼくらの」(3)



・ワク(和久隆)/阪口大助
 ココペリに続く第2番目(2戦目)のパイロット。選ばれたヒーローとして戦って勝利を収めるが、その直後に意味もわからずに命を落とす。
・コダマ(小高勝)/保志総一朗
 3人目(3戦目)のパイロット。不動産会社の社長の息子で弱肉強食を突き進む父を尊敬していた。ジアースが倒れ込んだ下に父親がいたことで動揺するも強い意思をもって敵を倒す。ココペリが残した伊達眼鏡を拾ってかけている。彼もまたゲームのルールを知らずに死亡する。
・カコ(加古功)/藤田圭宣
 4人目のパイロット。キリエ、チズと同じ中学校に通う。チズに恋心を抱き、コエムシにそそのかされてチズを水族館で襲うが、チズに蹴られた拍子に怪談から転落、その後崩落した建物の下敷きになって、戦わずして死亡する。
・チズ(本田千鶴)/高梁碧
 5人目(4戦目)のパイロット。キリエ、カコと同じ中学に通う。教師の畑飼に憧れ、性的関係を持つが、その行為を盗撮されネット上に動画が流出。さらに姉が畑飼とつきあっていることを知り、戦闘の前に畑飼を殺そうとする。姉が畑飼を庇ったため殺害を断念。戦いには圧勝する。お腹の中に畑飼の子供を妊娠していたため契約が二人分であった。勝利の後、ジアースの顔の灯は二つ消える。
・ダイチ(矢村大一)/杉田智和
 6人目(5戦目)のパイロット。母を亡くし父は失踪して、兄弟たちと暮らしている。叔父の新聞販売店でアルバイトをしており、叔父にもらった遊園地の無料チケットをもらい妹弟達を連れて行く日の明け方に戦闘が開始。兄弟達を叔父に預けて戦いに赴く。遺体はコエムシに頼んでジアース内に隠されているので失踪したことになっている。コクピット内の椅子は座布団。
・ナカマ(半井摩子)/井口裕香
 7人目(6戦目)のパイロット。夜働きに出る母を助けるためお針子の内職をしており、ミシンがけが得意。母親は元売春婦でナカマを妊娠してからはスナックの従業員になっている。仲間のユニフォームを作る生地を作るために売春の斡旋を依頼するが母親を取り囲む優しい人たちに救われる。初のアウェイでの戦闘で勝利。
・モジ(門司邦彦)/宮田幸季
 8人目(7戦目)のパイロット。両親がなく、ナギとツバサの同い年の幼なじみと共に孤児院で育つ。ワクと同じ中学校に通う。中学生になってナギが心臓病を発病、移植以外に助かる見込みがないことがわかる。モジは検査でフルマッチのドナーになれることがわかり、戦いの後ナギのドナーになることを決意し、コエムシに転送を依頼。田中が病院と手術の手配をする。敵ロボットとは心理戦となり読み合いの末に倒す。このことで相手も自分たちと同じように機械ではなく心を持つ者が操っていることを知ることになる。
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2009年12月23日

「ぼくらの」(2)

☆キャラクター&キャスト
 普通ならジアースを操縦する子供たちから紹介するところだが、子供たちの環境を説明するには、まず子供たちをとりまくサブキャラから紹介した方が良いと思う。
・ココペリ/東地宏樹
 ジアースの一つ前の世界で娘と共に契約してパイロットとなる。学校の教師で“うすい先生”。最後のパイロット(引き継ぎ者)として操縦を教えるために最初の戦闘を戦い、姿を消す。1人目(1戦目、引き継ぎ戦)のパイロット。
・コエムシ/石田彰
 かつてのジアースの契約者、マチの兄、本名は町史郎。自分の命を守るためにゲームをナビゲートするコエムシとなった。口が悪く、性格も残忍。超常的な能力を持っており、関の右腕を瞬時に切り落とした。というよりも右腕とそれ以外の部分を別の場所に転送したということか。最後は妹・マチに射殺される。
・マチ(町洋子)/三瓶由布子
 町史郎(コエムシ)の妹。自分の地球では兄に契約を結ばせてもらわなかったので、以後はコエムシと共にパイロットを集めるために並行世界を渡り歩いてきた。自然学校で洞窟へみんなを誘った後、自分も契約したがコエムシが契約を記録しなかった。終盤コエムシを射殺して自分が契約して自ら15番目(14戦目)のパイロットとなり勝利して果てる。
・田中美純/進藤尚美
 航空国防軍一尉、31歳。高校生(16歳)の時に暴力団「穂走会」の蓮木一郎に見初められ、高校を中退して結婚、息子(ウシロ)を設ける。しかし、ヤクザの抗争で夫を失い、自身と子供を守るため、自分は国防兵学校に入校、息子は姉夫婦に預けた。ジアースに取り込まれた子供達の中に息子がいたことから、子供達のサポートをする役目を志願し、自らも契約する。政財界の動きに反抗、独自に子供たちを救うために動くが、古茂田孝一議員を襲った手の者と交戦して射殺される。ウシロに真実を伝えることなく死亡した。
・関政光/川田紳司
 海上国防軍一尉。田中美純と共に子供たちをサポートする役に志願する。コエムシの力量もわからずいきなり銃を向けたため右手を残して転送されて、以後義手となる。田中とともに契約を結ぶが、ウシロが最終戦(15戦目)の後ジアースを解体したため戦うことはなかった。
・畑飼浩之/鈴村健一
 チズが通う中学校の教師。チズの姉には真面目に人生観を語っていたが、チズに性的関係を求めたばかりか、その行為を盗撮しネットに公開する。他にも更衣室で盗撮を繰り返し学校長からもにらまれている。チズがパイロットになった時、ジアースに追いかけ回されるがチズの姉が庇ったため殺されずに済んでいる。
・往住明/古澤徹
 アンコの父。ニュースキャスター。田中、古茂田議員と共にジアースに関わる政府財界の裏の動きを報道しようとするが、自身の不倫が発覚して番組を降板、番組は放送れずに終わる。
・榊原保/室園丈裕
 暴力団「穂走会」の組員。田中の夫・蓮木一郎を慕い、蓮木の敵討ちで田中に付きまとっていた相手を殺す。殺人罪で懲役刑となるも模範囚として出所してくる。出所後、会長から田中と子供たちの警護を依頼され活躍。途中から登場した準レギュラーとしては存在感が大きい。
・古茂田孝一/谷口節
 コモの父親。「鉄の壁」と呼ばれる野党国会議員。政財界のジアースに関する動きを政府を追求することで明るみに出そうとしたが、裏からの手回しで消される。
・吉川光枝/新田万紀子
 カンジの母親。認知工学研究所教授で、ジアースのメカニズム研究を依頼される。ジアースプログラムを構築、子供たちの契約を解く手だてをみつけようとする。
・本田市子/千葉紗子
 チズの姉。
・桂木/斧アツシ
 内閣調査室室長。
・蓮木一郎/津田健次郎
 田中美純の夫、ウシロの実の父。暴力団「穂走会」の幹部。その実直な振る舞いから相手の組長直々の席に通されたことから「昇り竜」と呼ばれる。ヤクザ抗争で家族をも襲った相手を許せず敵討ちに出て死亡する。
・宇白要次郎/樫井笙人
 ウシロとカナの父親。
・長谷川豊治/菅生隆之
 日本財界の大物。ジアースのエネルギー転送システムを解明して利用しようとする。明確には描かれていないが古茂田議員殺害や往住キャスターのスキャンダルを暴いて降板させた黒幕。
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2009年12月22日

「ぼくらの」(1)



 「ぼくらの」は2007年に独立UHF局から放映されたSFアニメ作品。原作は鬼頭莫宏の同タイトルのSF漫画。監督は森田宏幸、音楽は野見祐二、アニメ制作はGONZO、製作はイズミプロジェクト、全24話。
 夏休みに自然学校に参加していた少年少女たちは海岸で遊んでいてマチの誘いで洞窟探検に出かける。先が真っ暗で戻りかけようと思ったところで、奥に明かりを見つける。そこに現れた男・ココペリから自作のロボット対戦ゲームをやってみないかと誘われる。その誘いに乗った彼らはウシロの妹・カナを除いて契約する。が、その直後に意識を失ってしまう。目覚めた彼らが宿舎に戻ろうとするところに巨大な黒いロボットが出現し、コックピットに転送される。そこには各々が普段座っている椅子が用意され、ココペリが待っていた。ココペリはこのロボットが思念で動くこと、時間内に相手の急所を破壊すると勝ちになること、模範戦闘を見せた後「すまない」と言い残して姿を消してしまう。そしてコエムシと呼ばれる口の悪いマスコットが登場して二回目の戦闘からのパイロットを選び、戦いをナビゲートしていく。
 マキがジアースと命名した黒いロボットはパイロットの生命をエネルギーとして動き、48時間内に敵を倒せば勝利する。負けた場合は地球もろともこの世界が崩壊するという。敵は同じゲームを課せられた並行世界の地球の人間で、戦場は相手の地球の場合もある。勝利したあとパイロットは死亡する。15戦を勝ち抜けば、最後のパイロットはゲームの引き継ぎ者として命をながらえることができる。戦闘そのものよりも、戦いに勝たなければ世界が消滅する、が勝っても命を奪われるという究極の選択の中での心理描写に重きを置いた作品で見応えがある。後半はそれに加えてパイロットの家族、軍、財界、政治家の思惑が描かれているが、最終的にはそれは物語から派生したエピソードであって何の解決にも至っていない。パイロットの子供たちを1話ないしは2話に渡って描いているが全部で24話ということで、最終局面に至って最初のパイロットが誰だったか思い出せないこともあり、漫画と違って時間と共に流れるアニメでは少々描ききれていない部分があったのではと思う。
 原作連載時から企画・制作されたために後半の部分がオリジナルストーリーが多くなっているそうだ。数百メートルを超える巨大なロボット同士の戦いということで、3DCGが多用されリアル感が増している。動きはアニメとしては十分スローになっているとはいえ、500メートルとされるジアースがあれほど高速で動くとは物理的には考えづらい。やはり現実を離れたアニメの世界のメカということか。(つづく)
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2009年12月21日

「Bravo☆Bravo」



 ますます磨きがかかったBuono!の9枚目のシングルは「しゅごキャラ!パーティ!」のエンディング「Bravo☆Bravo」。センターは愛理ちゃん。作詞は三浦徳子、作曲はつんく、編曲は西川進。
 今回のエンディング映像はアニメーションを全く入れずに、Buono!の映像で構成されている。2007年に「しゅごキャラ!」の主題歌のために企画・結成されてから丸2年を経過、アニメ共々人気は衰えることを知りません。
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