
「超音戦士ボーグマン」は1988年に日本テレビ系で放映されたSFアニメ。1980年代オリジナルアニメがどんどん減少していく時期にあって、オリジナルアニメの砦を守って階調に飛ばした作品。主題歌はまだレコードの時代でLD化されたものの、一部コアなファンには人気が高かったが、やはり一般的には人気は今ひとつだったという面がある。後にオリジナルビデオが製作されているが、本編はDVD化されていない。企画・製作は日本テレビ、製作は読売広告社、東宝株式会社、葦プロダクション。著作制作は日本テレビ、東宝株式会社、全35話。概要は過去記事を参照。
★キャラクター
・メモリー・ジーン
タイトルになっている「ボーグマン」が主人公ながら、物語の主役はメモリー・ジーンかな。若き天才科学者で、妖魔との戦いのために「サイソニック学園」の地下に基地を建設、平時はサイソニック学園の校長であるが妖魔出現に際してはボーグマンの指揮、戦闘サポートを行う。沈着冷静で、非情に見えるがところどころで優しい穏やかなところも見せる。今で言うところのツンデレキャラ。
・響リョウ
青いバルテクターを装着する響リョウはサイソニック学園の国語教師。宇宙飛行士になるためにサイボーグになる。人工知能搭載の武装バイク・ロードサンダーと共に戦う。
・チャック・スェーガー
緑のバルテクターを装着するのがチャック・スェーガー。サイソニック学園の体育教師。
・アニス・ファーム
赤いバルテクターを装着するのがアニス・ファーム。サイソニック学園の音楽・数学教師。妖魔襲撃の最に重傷を負いサイボーグとなる。メモリーの指揮下のこの3人が主人公。
・桂美姫
警察組織の対妖魔特殊部隊“ファントムSWAT”のリーダー。ボーグマンのような民間組織ではなく公的組織の対妖魔部隊としてプライドが高い。プロテクターを装着しているがサイボーグではないため、ボーグマンに助けられることもしばしばだった。
・チャーリー・バーガー警察署長
メガロシティ警察の署長。妖魔にかかわる事件で度々酷い目に遭う。後にボーグマンの正体を知ってからは良き理解者となる。
・フリッツ・K・リデル
メモリーや後に妖魔の首領となるメッシュと共に研究を積んだ人物。メモリーを愛し、メモリーに危険が及ぶのを避けるために「ボーグマン計画」に反対、ソニックシステムの実用化も拒否していた。メモリーをかばって死亡する。
・織田シンジ
サイソニック学園の生徒。ボーグマンの正体が先生であることを一番初めに知った人物。
・モーリー・ラングォルド
サイソニック学園の生徒で、学園のアイドル。リョウ先生が大好き。
・郷田乱童
サイソニック学園の生徒で乱暴者。
・桃木亨
サイソニック学園の生徒で、臆病者。
・ダスト・ジード
妖魔の戦士にして、最強のクロイプロテクターを装着する。正体はメモリーの事故死した弟レミニス・ジーンの脳を持つサイボーグ。
・ギルバート・メッシュ
妖魔結社の首領。メモリーと共に「ボーグマン計画」の研究を行っていた科学者の一人。妖魔の力に取りつかれ、妖魔結社を作り、最後は自ら妖魔王復活のための生贄となった。
・フェルミナ
天才医師にして、妖魔人を指揮する妖魔結社の3神官の一人。最後は仲間に粛清され死亡。
・ウォンゴット
天才発明家しにして、妖魔機械を指揮する妖魔結社3神官の一人。最後は仲間に粛清され死亡。
・ケルベルス
天才科学者にして、妖魔獣を指揮する妖魔結社3神官の一人。最後は自らが妖魔獣人となるが敗れる。
・ヴェーダ
妖魔の長老で、妖魔王の遣い。