2009年03月19日

バンダ星人

 「ウルトラセブン」はセブンが地球を侵略しようとする異星人と戦うというのが基本的なストーリー設定となっています。異星人と直接戦うこともありますが、戦う対象は異星人の円盤であったり、異星人が作ったロボットであったり、異星人が操る怪獣であったりします。第1話「姿なき挑戦者」ではクール星人の円盤との戦闘が主で、星人との直接対決はアイスラッガーの一閃で片がついています。
 セブンに登場する異星人の大半がその姿を見せていますが、中には人の姿を借りた状態で登場するのみで、正体を全く見せていないものも少ないながらあります。仮にヒューマノイドであったとしてもどこか人間とは異なるはず。そんな中、本編で全く姿を見せないのが“バンダ星人”。第38話「勇気ある戦い」で地球に降り立った巨大なロボットが自動車を取り込んで宇宙へ逃走していきます。それを追跡した地球防衛軍が撮影した写真を見て、ダンが「バンダ星人の宇宙ステーションじゃないか!」とひとこと。「何でそんなこと知っているんだ」というフルハシの質問に、「ちょっと・・・」とごまかすダン。それ以上の追求がないというのも不思議ですが。巨大ロボットの方も名付けられておらず本編では“バンダ星人のロボット”と呼ばれています。果たしてどんな姿をした異星人なのか今もって謎の宇宙人であるわけです。

posted by KAZU at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラセブン