2009年03月23日

ミミー星人

 「ウルトラセブン」に登場する正体を見せない異星人のひとつ。第21話「海底基地を追え」で登場。海底に沈んだ“戦艦大和”や他の艦船・廃物を集めて作った要塞ロボット・アイアンロックスを操り、地球防衛軍基地近くの港湾を襲撃。内部に時限爆弾を搭載しておりウルトラセブンをチェーンで捕らえて諸共に爆破しようとした。時間ぎりぎりでセブンは逃れて、エメリューム光線で破壊された。その爆発は意外と小さく、あれでは地球防衛軍基地に致命的な打撃を与えるようなことにはならないだろう。地形を変えるような大爆発を期待したのに泰山鳴動して鼠一匹的な結末だった。時間が来る前に破壊されたので、搭載していた爆発物は爆発しなかったということなのか?
 ミミー星人はウルトラセブンに対して音声によるコンタクトをとっているが姿は全く見せていない。円盤は登場しており、ヒトデ形で斬新なデザイン、素晴らしいフォルムで印象も強い。

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2009年03月22日

マゼラン星人・マヤ


 「ウルトラセブン」の名エピソードのひとつ、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」に登場した異星人の女性。人間の少女の姿で登場、本編ではその正体を見せていない。テレパシーでダンと会話している。「地球は侵略する価値もない狂った星」。
 マゼラン星が地球へ放った恒星間弾道弾を目標どおり着弾させるため、妨害する可能性があるダンからウルトラ・アイを奪う任務を帯びて地球へ来た。ウルトラ・アイを奪うことに成功し、母星へ「ダイイチニンムハ カンリョウシマシタ。ムカヘノ エンバンヲ オクッテクダサイ」と通信を送るも返信がない。更に、「ムカエハ マダカ」と通信を送る。「コウセイカン ダンドウダン スデニハッシャセリ。ムカエニ オヨブジカンナク・・・」と母星から返信がある。これを傍受したダンは「この星で生きよう、この星でいっしょに」とマヤを説得する。無言でウルトラアイを返すマヤ。変身してミサイルの軌道を変更したダンが戻ってきた時、既にマヤは自害した後だった。
 マヤを演じたのは吉田ゆり(現・香野百合子)さん。1951年生まれだそうで、セブン放映時は設定と同じく16、7歳ですね。
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2009年03月21日

キール星人

 「ウルトラQ」は一話完結の物語でシリーズを通した敵というようなものは存在しません。相手は怪獣だったり巨大生物だったり、宇宙生物だったり、そして異星人のこともあります。そして第21話「宇宙指令774」ではキール星人の送り込んだ怪獣ボスタングが登場します。宇宙の平和を守るために地球にやってきたルパーク星人のゼミの協力でボスタングを倒すストーリーですが、その凶元であるキール星人は全く姿を見せません。一方ルパーク星人ゼミは中央図書館の職員一条貴世美を名乗っており、異形ではなく全くヒトの姿をしていました。
 長らくキール星人は名のみの異星人で姿は設定されていなかったのですが、「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」ではキール星人のレイオニクス・グランデが登場、ヒューマノイド系の異星人としてキール星人の実体が作品に姿を見せることになります。「ウルトラQ」では一方的に侵略怪獣を送り込むなど好戦的な性格のみを匂わせる存在で不気味さ、謎めいたところがあったのですが、グランデが好戦的・実力派であることは認めますが、余りにいい加減な性格でちょっとキール星人のイメージが壊れてがっかりでした。
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2009年03月20日

キル星人

 「ウルトラセブン」に登場する正体を見せない異星人のひとつ、キル星人。前述のバンダ星人とは異なり人の姿を借りて登場する。第28話「700キロを突っ走れ!」で地球防衛軍が開発した特殊火薬「スパイナー」を実験場まで運ぶ任務がウルトラ警備隊に課せられる。海路をハイドランジャーで運び陸路をどうするか。ここでダンが「グッドアイデアがあります」とタナベ参謀に進言したのはラリーに便乗してスパイナーを運ぶという作戦。キリヤマ隊長はこの作戦をダンとアマギ隊員に命じる。キル星人は様々な手を使って妨害を企てる。登場するキル星人は人間そのもので何ら異星人らしい武器も能力も見せず、正体も晒さなかった。ただ死亡すると死体は消滅する。また本編では“やつら”と呼ばれているだけで名称は明らかにされていない。
 ダンとアマギが運んだスパイナーは囮で、スパイナーは無事別動隊により実験場に届けられる。しかし実験場にキル星人は恐竜戦車を送り込んで実験を妨害しようとする。この恐竜戦車もなかなか異様な怪獣だ。出現した時にダンがなぜか怪獣ではなく「恐竜です」と言っており、本編では「恐竜タンク(戦車)」と呼ばれている。キャタピラー台車の上に手足のない恐竜?を乗せただけの姿だが、重量感たっぷり。目から破壊光線を発射、4門の砲台も装備している。最後はセブンの活躍でスパイナーの爆発により吹き飛ばされる。
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2009年03月19日

バンダ星人

 「ウルトラセブン」はセブンが地球を侵略しようとする異星人と戦うというのが基本的なストーリー設定となっています。異星人と直接戦うこともありますが、戦う対象は異星人の円盤であったり、異星人が作ったロボットであったり、異星人が操る怪獣であったりします。第1話「姿なき挑戦者」ではクール星人の円盤との戦闘が主で、星人との直接対決はアイスラッガーの一閃で片がついています。
 セブンに登場する異星人の大半がその姿を見せていますが、中には人の姿を借りた状態で登場するのみで、正体を全く見せていないものも少ないながらあります。仮にヒューマノイドであったとしてもどこか人間とは異なるはず。そんな中、本編で全く姿を見せないのが“バンダ星人”。第38話「勇気ある戦い」で地球に降り立った巨大なロボットが自動車を取り込んで宇宙へ逃走していきます。それを追跡した地球防衛軍が撮影した写真を見て、ダンが「バンダ星人の宇宙ステーションじゃないか!」とひとこと。「何でそんなこと知っているんだ」というフルハシの質問に、「ちょっと・・・」とごまかすダン。それ以上の追求がないというのも不思議ですが。巨大ロボットの方も名付けられておらず本編では“バンダ星人のロボット”と呼ばれています。果たしてどんな姿をした異星人なのか今もって謎の宇宙人であるわけです。

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2009年03月18日

「三十路岬」



 以前にもアニメソングの中で演歌調のものを取り上げたことがありましたが、この「三十路岬」はズバリ演歌です。「らき☆すた」の第16話で「らっきー☆ちゃんねる」で小神あきらがカラオケで歌うという設定で流れ、エンディングでは小神あきらを演じる声優の今野宏美さんが着物姿でダーンと歌を披露しています。作詞は畑亜貴、作・編曲は神前暁、アニメソングとしては前代未聞の本格派演歌の一曲。
 小神あきらは「らき☆すた」のキャラクターですが、本編では直接登場することのないキャラクター。本編とエンディングの間のコーナー「らっきー☆ちゃんねる」のパーソナリティーとしてのみ登場しています。 演じる今野宏美さんはタイトルどおり三十路の声優さん。テレビアニメ版「最終兵器彼女」ではちせの親友四人組の一人りえを演じています。このりえは四人の中で一番目立たない子で、覚えていない方も多いかと思います。めがねっ子でなければ本当に印象が薄いです。今野宏美さんは北海道出身で、「最終兵器彼女」は北海道、小樽が舞台とないっているため、“方言指導:今野宏美”とクレジットでは流れています。
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2009年03月17日

フレンダー



 東光太郎博士がキャシャーンをサポートするために作ったスーパーロボット犬。犬形態で戦うだけでなく、フレンダーカー、フレンダージェット、フレンダータンク、フレンダーマリーンの4つの形態に変形してキャシャーンをサポート、キャシャーンを乗せて移動する。
 キャシャーンのフレンダーに対抗してブライキング・ボスは大型猫獣型のロボットワルダーを作る。ブライキング・ボスのキャシャーン、人間に対する激しい対抗意識のあらわれだった。人がペットを持つようにスワニーを身近に侍らせたのもそうだし。
 フレンダーは一見して「新造人間キャシャーン」と「キャシャーン Sins」での差が一番小さい。大きさも形も色もほぼ同等。違うところは「新造人間」ではキャシャーンのサポートのために作られたのでキャシャーンに対しては従順。一方「Sins」では独立した意志を持つ犬形態のロボットで最初はキャシャーンに対しても牙をむいていたこと。

「キャシャーン Sinsのキャラクター」
posted by KAZU at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション