2009年03月31日

「コブラ SPACE ADVENTURE」


 「コブラ SPACE ADVENTURE」は1982年にテレビアニメに先駆けて劇場公開されたアニメ作品。歌手の松崎しげるさんがコブラの声と主題歌を担当するということで話題になった作品。僕は当時レコードを買ったがこの劇場版はずっと見る機会がなかった。昨年「コブラ」生誕30周年を記念してOVAアニメ化されたのをきっかけに劇場版・テレビ版がネット配信されたので、公開から26年たってやっと見ることができた。レコードジャケットをご覧になるとわかるようにタイトルは「コブラ」でサブタイトルに「SPACE ADVENTURE」が付いており、今は「スペースアドベンチャーコブラ」というタイトルで知られています。
 原作は勿論寺沢武一の漫画「コブラ」、監督は出嚇・・嗚椶六沺・一 Τ崎晴哉 ・楽は東海林修、製作は東機・ービー新社。「4チャンネルドルビーサラウンド・100分のカラー作品。
 ストーリーはほぼテレビ版とも同じで、原作を踏襲しているということだ。キャサリン、ジェーン、ドミニクの三姉妹のかかわるストーリーを描いている。テレビ版との大きな違いは左手のサイコガンがテレビ版では義手を外すと現れるのに対し、この劇場版では右手が輝いて変形するというところ。そして劇場版ならではなのがセクシャルな映像。寺沢武一さんの漫画をご覧になられたことがあれば分かると思うが、かなり濃厚でセクシーなシーンが多く、テレビ版では殆ど見られなかった訳だが、そこは劇場版で漫画程ではないにしてもかなり濃厚な映像で描いる。
 キャストは以前にもご紹介したが、主人公のコブラに松崎しげる、アーマロイド・レディに榊原良子、ミロス星の三姉妹・キャサリンに藤田淑子、ジェーンに中村晃子、ドミニクに風吹ジュン、クリスタル・ボーイに睦五郎、トポロに久米明、サンドラに田島令子と個性的な声優さんと俳優さんでかためている。松崎しげるさんは声がハスキーなので、ドスの効いたところがなく、ちょっと僕のイメージとは違いました。少年の声が多い藤田淑子さんが大人の女声を演じると最高です。
 主題歌はオープニグに「デイドリーム・ロマンス」。ちあき哲也作詞、鈴木キサブロー作曲、編曲は音楽担当の東海林修、歌はコブラの声を演じた松崎しげる。エンディングは「ステイ」。ちあき哲也作詞、鈴木キサブロー作曲、東海林修編曲、歌はEVE。オープニグ映像はアニメ作品としてはかなり個性的。キャラクターを使わずイメージ的イラストを使い止め絵で構成している。エンディングはたった一枚の止め絵のみをバックにテロップを流している。
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2009年03月29日

「早春賦」



 3月ということで番組の入れ換え時期、アニメ作品も次々と最終回を迎えています。「絶対可憐チルドレン」も本日最終回でした。主人公たちの属する組織「バベル」と対抗組織の兵部京介の率いる“パンドラ”、ブラックファントムとの決着を見ないままで終了してしまいました。ちょっと不満が残りますが大団円とういことでしょうか。作品のレビューは改めて記事を起こすとして、今日は4曲目のエンディングを。
 オープニングは基本的には2曲でしたが、エンディングは4曲。最後のエンディングが「早春賦」。ザ・チルドレン・薫、葵、紫穂の3人が小学校を卒業するというストーリーにピッタリの曲で、本編でも卒業式のシーンで使われてましたね。少ししんみり、でも前向きで明るい曲です。六ツ見純代作詞、磯部篤子作曲、前口渉編曲、歌はザ・チルドレン starring 平野綾&白石涼子&戸松遥。

前を向いて 夢を抱いて
心決めて 見上げる空
未来を超える 私の翼で

 CDでは第2オープニング「MY WINGS」のザ・チルドレンバージョンがカップリングされています。こちらも1回限りでしたが、オープニングに用いられました。大人になった薫、葵、紫穂が歌う「MY WINGS」はオリジナルの可憐Girl'sを超える力強いボーカルに思わず聞き入ってしまいます。さすが平野綾ちゃん、歌は抜群です。こちらも是非お聞きください。
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2009年03月28日

ハルナジュン

 「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」に登場する、ZAP SPACYの一員でペンドラゴンのパイロット、副長を務める女性。妥協を許さない、凛とした姿勢を貫く。このハルナ副長を演じるのが女優の上良早紀さん。1982年生まれということで現在26歳ながら、役所ではもう少し上に見えるような作り方をしている。隊長のヒュウガが人情や義理で押してくるようなところがあるので、その分少し冷たくも見えるが、なかなか好感の持てる副長です。(ZAP キャラクター)
 「NEVER ENDING ODYSSEY」ではゴースタードラゴンからペンドラゴンに物資を移送中にザラブ星人に拉致され、取って代わられるというエピソードがありました。ザラブ星人演じるハルナはコミカルで、年齢に相応な感じだったがいかがでしょうか。
 ちなみにこのザラブ星人がちょっと間抜けなヤツで、「ウルトラマン」の「遊星から来た兄弟」に登場した初代ザラブ星人と同様に、ハルナを動けば動くほど締まるベルトで締め上げ、ハルナに化けてペンドラゴンに入り込むも、思慮浅くすぐに化けの皮がはがれてしまいます。またウルトラマンにも化けているばかりか、ハルナを締めるベルトも「ウルトラマン」同様涙で切れるという踏襲ぶり。声を演じているのもまた初代ザラブ星人と同じ青野武さん。
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2009年03月27日

「東京ミュウミュウ」(その2)

◎キャラクター
・桃宮いちご(ミュウイチゴ)

 本編の主人公で中学1年生。 恋する乙女で、ドジっ子、「〜にゃん」が口癖。心理状態が形態に現れて、ドキドキしたりびっくりしたりすると耳や尻尾が出る。イリオモテヤマネコのDNAを持ちミュウイチゴに変身。変身すると髪の毛も目の色もピンクに変わる。ネコと会話が可能。武器はストロベルベル、必殺技は「リボーンストロベリーチェック」。
・藍沢みんと(ミュウミント)
 ミュウミュウの一員、中学1年生、「〜ですわ」が口癖。藍沢財閥の令嬢でかなりキツイ口調が特徴。見かけはつんつんしているが、優しい少女だが、素直じゃないというお決まりのツンデレキャラ。ノドジロルリインコのDNAを持ち鳥と意思が通じる。武器はミントーンアロー、必殺技は「リボーンミントエコー」。
・碧川れたす(ミュウレタス)
 ミュウミュウの一員、中学2年生、めがねっ子、水が苦手でカナヅチ。校内でイジメを受けていたためにオドオドした性格だったが、いちごと出会いミュウミュウの仲間になったからは優しい雰囲気の少女に。しかしキレると暴走する。スナメリのDNAを持ち、変身するとメガネがなくなり、泳げるようになる。武器はレタスネット、必殺技は「リボーンレタスラッシュ」。
・黄歩鈴(フォンプリン/ミュウプリン)
 ミュウミュウの一員、小学6年生、小柄な女の子、「〜なのだ」が口癖。中国系の家系で父は格闘家、母は他界、ヘイチャ、チンチャ、ハナチャ、ルーチャ、ホンチャの6人兄弟の一番上。ゴールデンライオンタマリンのDNAを持ち、身軽で素早く動く。武器はプリングリング。必殺技は「リボーンプリングリングインフェルノ」で発動時は地面に衝撃波を発生させるが、巨大なプリンで相手を取り込んで動けなくするという5人の中でも特異な技だ。
・藤原ざくろ(ミュウザクロ)
 ミュウミュウの一員、中学3年生、長身、クールな性格、職業は人気モデル。ハイイロオオカミのDNAを持ち、武器はザクロスホイップで、必殺技は「リボーンザクロスピュア」 。

リボーンザクロスピュア(YouTube)

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2009年03月26日

「東京ミュウミュウ」(その1)



 かなり前に主題歌の「My Sweet Heart」をご紹介したことがありますが、先日ふと思い出して藤原ざくろをアップしたので、今日は本編の方を。「東京ミュウミュウ」は2002年にテレビ東京系列で放映された美少女戦隊もの。5人の少女たちがエイリアン相手に戦うという作品で、この設定の先輩格は何と言っても「セーラームーン」ですが、まだ「東京ミュウミュウ」放映当時はそんなに和が多くありませんでした。この作品の後番組となる「ぴちぴちピッチ」は大人気となり続編まで放送されました。僕は今振り返って見て、「東京ミュウミュウ」の方が好きですね。原作・原案は講談社、まんがは征海未亜、シナリオは吉田玲子、監督は阿部記之、アニメ制作はぴえろ、製作はテレビ愛知、we've、東急エージェンシー、全52話。
 エイリアンが地球の動物に寄生して生物兵器(キメラアニマ)に変えようとしていることに対抗して白金博士はレッド・データ・アニマルの遺伝子を使った「μプロジェクト」を進める。父の遺志を継いだ青年・白金稜は白金博士の助手赤坂圭一郎と共に「μプロジェクト」を進めていたが、突然起こった地震が原因でレッド・データ・アニマルのDNAが5人の少女に打ち込まれてしまう。イリオモテヤマネコの遺伝子を打ち込まれた桃宮いちごは同級生の青山雅也とのデートの途中で地震に遭い、以来ネコと一体化した感覚にとらわれてしまう。ある日ネズミのキメラアニマに襲われ、変身したのを機に白金に経緯を知らされ正義の生物兵器「東京ミュウミュウ」として戦うことになる。そして残りの4人の仲間、藍沢みんと、碧川れたす、黄歩鈴、藤原ざくろを見つけていく。「東京ミュウミュウ」の本拠地は「カフェミュウミュウ」で5人はここでウェイトレスとして働きながら、白金たちの指示を待つ。
 この作品の魅力はかなり派手な変身シーンと必殺技、イメージカラーの変化、最終回間際の「聖闘士星矢」ばりの熱い演出。中でも主人公の桃宮いちごと藤原ざくろのキャラと戦闘シーンはなかなかで、今放映中の美少女戦隊ものと比べても引けを取りません。最終回「地球の未来に、ご奉仕するにゃん! 」ではエイリアンを倒し、能力を使い果たして変身できなくなり終わるかと思われましたが、それは一時的で再び変身能力を取り戻し、新たな敵の出現で白金の「東京ミュウミュウ、出動」の命令の下、5人が出動するシーンで終わっています。“またいつか”の最後のテロップで続編の可能性もほのめかされていましたが、残念ながら人気が今ひとつで、「東京ミュウミュウ」復活の兆候は全くありません。
 ストーリー上の特徴としておもしろいのは、敵・エイリアンとミュウミュウたちの関係。エイリアンの首領ディープブルーもそうですが、幹部であるキッシュ、タルト、パイもある時はミュウミュウ達を仲間になれと誘惑し、ある時は助け、キッシュに至ってはいちごを助けるために仲間にも攻撃を加えてます。最終回間近ではエイリアンたちも目的のために統一した行動を取っているとは思えない展開で、二転、三転しています。最後の勝利は身を張って消滅を防いだパイとキッシュの協力があったからこそ。
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2009年03月25日

「ここにある彼方」



 「らき☆すた」はジャンル的には美少女アニメですが、こなたとかがみの思い切りボケとツッコミをはじめとして、かなりギャク要素,パロディ要素も濃い作品です。第1話の「つっぱしる女」の“チョココルネ”の話が余りに衝撃的だったこともあり、あのイメージが全般にわたって定着しています。そんな中で最終回の「未定」は良い最終回でしたが、ベストエピソードをあげるとすると第22話の「ここにある彼方」でしょうか。「らき☆すた」で唯一涙誘う名場面があります。
 主人公泉こなたは小説家の父そうじろうと二人暮らし。そこへ半ばから従妹の小早川ゆたかが加わりますが。そうじろうとこなたの母にまつわる会話の最中、幽霊となった母かなたが家の様子を見に家に帰ってきます。全編にわたりロリコン趣味の性格を前面に押し出したそうじろうが唯一マジな顔をして話す場面が印象的。
こなた「お母さんはどうしてお父さんを選んだの。オタクでロリコンのエロおやじだよ。普通なら絶対選ばないよ。」(こなたは手厳しいです)
そうじろう「唯一、絶対自信を持っていたとこは、・・・(中略)・・・俺は世界中で一番かなたを愛してるってことだ。」(マジ顔のそうじろうに愛を感じます)
かなた「私のいいところも悪いところも認めてくれる、自分のいいところも悪いところも全部見せてくれる。」(ここまできて、不覚にも涙が)

 泉かなたを演じたのは島本須美さん。「らき☆すた」本編で唯一この回のみ登場です。この回の予告編の担当はそうじろうとかなたですが、最後にパロディを飛ばしています。
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2009年03月24日

藤原ざくろ



 「東京ミュウミュウ」で最後に登場した5人目のミュウミュウ。設定身長が173センチと長身の中学生モデル。仕事中は営業的笑顔をふりまくが、実生活ではきわめてクールで愛想のない性格。沈着冷静でミュウミュウの仲間になってからは一番頼りがいのある存在となる。おばかキャラの桃宮いちごから見れば遥かにお姉さん。ハイイロオオカミの遺伝子を持ち、イメージカラーは紫。キャラに合せた大人っぽいメタモルフォーゼシーンを見せる。紫のロングヘア、紫の瞳。武器はザクロスホイップ、必殺技は「リボーンザクロスピア」。声を演じたのは野田順子さんで、エンディング「恋はア・ラ・モード」でも「東京ミュウミュウ キャラクターソング ざくろのCDおききなさい!」でも他の四人とは違った大人びた声が特徴。
 何と言ってもざくろの変身シーン「ミュウミュウザクロ メタモルフォーゼ」は魅力的です。弦月をバックのキメポーズもいいですし。ちなみに必殺技だけは黄歩鈴の「リボーンプリングリングインフェルノ」が一番好きでしたけど。

「ミュウミュウザクロ メタモルフォーゼ」(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=9wQmjdzEnig

「リボーンプリングリングインフェルノ」(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=SF0C7YYNFr8&feature=related
posted by KAZU at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション