2009年02月10日

「銀河子守唄」(宇宙海賊キャプテンハーロック第34話)



 「宇宙海賊キャプテンハーロック」でハーロックの抵抗に業を煮やしたマゾーンの女王ラフレシアはハーロックの友の娘・まゆを拉致して連れ去る。アルカディア号の中央コンピューターは自ら舵を取ってユリシーズ星雲に向かう。ユリシーズの星雲には7つの惑星があり、訪れた6つの星にはまゆはいなかった。そして7つ目の双子の星。ハーロックはこの星でオカリナを吹くまゆを見つけてアルカディア号に連れて戻ることができた。しかし長期にわたる緊張でまゆの精神は傷つき、ただひたすらオカリナを吹き続け、眠ることができなくなっていた。
 眠ることができないと人は死にます。僕は不眠というと「スペクトルマン」で闇への恐怖のために眠れなくなり崩壊していく人を描いた「黒の恐怖」を思い出します。「銀河子守唄」ではまゆが崩壊していく姿を描いているわけではありませんが・・・。ハーロックはまゆを眠らせるために、まゆを中央コンピューターのところへ連れていきます。「ともよ、まゆを眠らせてくれ」ハーロックの願いに応えるように、中央コンピューターは点滅して、やがて「銀河子守唄」を歌い始めます。おおらかな曲につつまれながら、まゆは静かに眠りに入っていきます。
 「宇宙海賊キャプテンハーロック」の音楽は管弦楽が奏でるので非常にダイナミックで、懐が深い音楽が多いです。普通で考えると子守唄を管弦楽でというのはイメージが湧いてきませんが、オーケストラで子守唄が歌えるんだという見事なお手本のような曲です。最初と最後の静かな感じ、“さがしに行こう 夢の宇宙船で”のところのおおらかなのびのびした音、間奏で流れる「まゆのテーマ」。今見ると一昔前のテレビアニメの粗削りな画像が少し気になりますが、全42話に盛り込まれたエピソードは今でも輝きを失っていません。

posted by KAZU at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション