2009年02月03日

「装甲騎兵ボトムズ」その1



 「装甲騎兵ボトムズ」は1983年にテレビ東京系列で放映されたSFアニメ作品。原作は高橋良輔で、自身がが監督して仕上げている。製作、アニメ制作共に日本サンライズ、音楽は乾裕樹、全52話。この時期は「太陽の牙ダグラム」もそうだったが、どうしても時間的に見ることができず、たまたま休日だった時くらいしか見ていない。当時のSFアニメ作品としてはそれほど視聴率は高くなかったと思うが、コアなファンがついて、後日談を描いた小説版やオリジナルビデオ作品が作られて根強い人気を保っている。
 設定上一番おもしろいと思うのは戦闘ロボットの扱いで、ガンダムなどでは主人公の乗るあるいは操作するものは特別に作られた機体だが、本作品のロボット兵器・アーマードトルーパー(AT)は量産の搭乗兵器で、設定では4メートルとかなり小型。頭胸部がコクピットになっている。主人公のキリコが乗る専用機体というものも存在せず、破壊されれば乗り換える。また型式もいくつかありキリコ自身も違う型式に搭乗する一般的な兵器になっている。100年にわたる長期の戦争の結果として、当然とも言える設定ながらアニメ作品としては異例で、サンライズ制作のロボットアニメの中でも完成した作品と言われている。
 舞台は架空の銀河アストラギウス銀河系、ギルガメスとバララントの両陣営は冒頭のナレーションで「開戦の理由など誰もわからなくなった」という100年の長きにわたる戦闘状態を続けていた。ギルガメス軍の兵士・主人公キリコ・キュービィは解体間近の退役艦を使ったATによる作戦に参加させられる。キリコひとりだけが理由や目的も教えられないまま、小惑星リドにある味方の基地を急襲。仲間が基地内の目的物を探査している間の見張りを命ぜられる。隠れていたATとの戦闘で壁が吹き飛ばされた中で、キリコは棺桶状のカプセルを発見する。中にはギルガメスの軍事最高機密で“素体”と呼ばれる“パーフェクトソルジャー(PS)”が入っていたが、好奇心で開いて見てしまう。全裸で無毛の女性型のそれの異様な視線に耐えきれずすぐに蓋を閉めるものの、結果的に軍から追われる身となる。味方(実は秘密結社)が素体の回収を行っている間にハメられ、小惑星は爆破されキリコは漂流の末、軍に拘束される。拷問されるも何の事情も知らぬキリコが喋れるはずもなく、自力で脱出する。逃亡と戦闘、仲間?との出会い、ファンタム・レディ(素体)との遭遇、キリコの出生の秘密が描かれていく。物語は、ウド編、クメン編、サンサ編、クエント編の4パートからなり、それぞれ違った舞台でその状況に合った戦闘模様が描かれいる。
(つづく)
posted by KAZU at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション