2009年02月28日

喜緑江美里



 もうひとつ白鳥由里さんが声を演じたキャラクターを。テレビシリーズでは1エピソード「ミステリックサイン」通称“かまどうま事件”だけにしか登場しないがらも、なぜかキャラクターCDまで出ている北高2年の女子生徒。SOS団に行方不明の彼氏(コンピューター研究会部長)を捜してくれるように依頼した「悩み相談」第1号。日々に退屈しているハルヒの前に、みくるに連れられてSOS団の部室にやってくる。原作ではその正体は長門有希と同じく「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」だそうですが、アニメでは全くそのことに触れていないばかりか、長門を含めて小泉にも気づかれている様子はなく、ごく普通の気の弱そうな女子生徒だった。
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2009年02月27日

“雪女”と書いて“ゆきめ”



 “ゆきめ”は「地獄先生ぬ〜べ〜」に登場する人気キャラ。雪女というと岩手県の有名妖怪で、ゆきめも岩手出身らしい。まだ幼い頃に猟師に撃たれるところをぬ〜べ〜に助けられたことから、激しく惚れ込み、片思いながら「ぬ〜べ〜のフィアンセ」を自称、童守町へおしかける。このことから山の神に裏切り者として扱われ、ぬ〜べ〜の告白を受けた直後、その腕の中で死亡(消失)してしまう。広、郷子、美樹のレギュラーキャラ以上に人気が高くて、山の神の力で冷酷な雪女として復活、その直後はぬ〜べ〜と戦うも、ぬ〜べ〜の鬼の手によって記憶を取り戻す。テレビシリーズでは男性キャラでは玉藻、女性キャラではゆきめと評されるほどの人気キャラクターとなっている。
 「ドロロンえん魔くん」のユキコ姫にしても、このゆきめにしても、なぜか雪女は同じような性格の持ち主。最後はハッピーエンドになっているし。声を演じたのは白鳥由里さん。
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2009年02月26日

相坂さよ



 「魔法先生ネギま!」「ネギま!?」に登場する麻帆良学園中等部2-A、3-Aの生徒の中でエヴァンジェンと茶々丸は人に非ざる存在で、魔法界にかかわる明日菜と木乃香、刹那、真名を除けば後は普通の人間。もっとも楓や古菲が普通の人間かどうかは疑問ですが。普通の人間の中でも特異な存在が出席番号1番、足のある幽霊(地縛霊)の相坂さよ。幽霊故に姿は見えないが「魔法先生ネギま!」ではエヴァンジェリンが魔法をかけて全員に姿が見えるようになる。和美の調査をきっかけに60年前に妹の花壇を守るため亡くなったことを思い出し地縛から解けて修学旅行にも同行することに。
 少女っぽい声、敬語づかいで話すためにとても優しい印象を受けるキャラクター。声を演じたのは白鳥由里さん。白鳥由里さんというと「雪女」ですね。「幽☆遊☆白書」の雪菜、に「地獄先生ぬ〜べ〜」のゆきめ。それを考えてみると「ネギま」の生徒たちを演じる若手声優さんの中にあってちょっと異質な存在かもしれませんが、声だけは本当にお若いです。最近では「涼宮ハルヒの憂鬱」の“かまどうま事件”で登場した喜緑江美里も白鳥さんだそうで、気の弱そうなところは相坂さよに通じるところがあります。もっとも雪女の二人はかなり気の強いキャラクターですが。
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2009年02月25日

メフィラス星人

 メフィラス星人は、ご承知のように「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」で初登場する宇宙人(異星人)です。独特のフォルムが小さい子供でも「カッコイイ」と感じさせるところがあり、喋った時に口の部分が光るあたりも当時は斬新、人気のある宇宙人です。バルタン星人ほどではないですが、後のシリーズにも何度か登場します。
 「禁じられた言葉」では地球人の心に挑戦してきます。少年サトルを拉致して「あなたに地球をあげます」と言わせる(地球人の同意を得る)ことにより地球を侵略しようとするわけですが、サトルは抵抗します。その様子にサトル、フジ隊員と共に拉致されたハヤタ隊員が高笑いします。
「ハーッハッハッハ!」
「何がおかしい、ウルトラマン」
(このセリフでメフィラスはハヤタ隊員の正体を知っていることがわかります。)
「・・・サトル君のような子供でも、地球を良くしていこうと思うこそすれ、地球を見捨てたりは絶対にしない。」
 この後、後々まで語られる名セリフがあります。
「貴様は宇宙人なのか、人間なのか」
 このセリフは脚本家金城さんの苦悩の言葉だと言われていますが、はっきりこの後にハヤタのセリフで答えを出していると思うのですが。
「両方さ」

 悪質宇宙人と呼ばれるメフィラスですが、戦闘能力はウルトラマンと互角、宇宙船を破壊された後、自ら地球を去る力も持っており、何より無駄な戦闘をせずに引き下がる紳士的な態度が印象的。悪質だったのは「ウルトラマンタロウ」に登場したヤツでしょう。声を演じたのは「ウルトラマン」放映当時でももうベテランの域に達していた加藤 精三さん。加藤精三さんというと「巨人の星」の星一徹が超有名ですが、このメフィラスもお見事です。「タロウ」のメフィラスは別の方が声を当てておられますが、その後は大概加藤精三さんでメフィラスというと加藤さんという印象も強いです。最近の作品では「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」のメフィラス星人ですが、レイオニクスバトルに敗れ「誇りもバトルナイザーも失った」失意のメフィラス星人はちょっといただけませんね。
 ちなみに僕にとって加藤精三さんの声で印象が深いのは「海のトリトン」の鮫怪人トリペイモス、「スタートレック・ディープ・スペース・ナイン」のオドーなど。短気なトリペイモスは怒声も含めて加藤さんらしいです。
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2009年02月21日

「真実 ホントウ」

 「xxxHOLiC 継」の第12話(実質上の最終話)は良いお話でしたね。「この世に偶然なんてない、あるのは必然だけ・・・」この作品のテーマを四月一日が身をもって体験します。ひまわりが触れた四月一日の肩が学校の廊下の窓に当たって外れ、四月一日は窓と一緒に二階から下へ転落します。死の淵をさまよう四月一日は父母の姿を追って死の世界へ行こうとしますが、百目鬼の祖父・遙が引き止めます。四月一日を助けて欲しいという「願い」を持った百目鬼とひまわりは侑子のミセの客となり、それぞれ四月一日が流した同じ量の血を流す事とと四月一日の負った傷を引き取る事を対価に彼を助ける。目を覚ました四月一日にひまわりは自分の持つ「自身に関わった全ての者を不幸にしてしまう体質」について語る。いつも笑っているひまわりが真顔になるのはこの回だけ。ここで四月一日とひまわりが縁を切ってしまえば物語は何の意味もない形で終わってしまったが、別れを言って立ち去ろうとするひまわりに四月一日は「お礼に今度ひまわりちゃんに何か作るよ」と誘う。「私の話聞いたよね?」「今度は死ぬかもしれないよ」と返すひまわりに、四月一日は「おれはひまわりちゃんに会えて幸せだよ」「おれ、ひまわりちゃん大好きだから泣かせたりしないよ」と再会を約束させてしまう。
 アシダカグモかタカアシガニかと思わせるデフォルメされた長い手足のキャラクター、どこか笑いを誘う四月一日の挙動ながら第11話と第12話はシリアスな展開でした。雨の様に涙を流すひまわりちゃんのシーンが極めつけでしょうか。

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2009年02月20日

四月一日

 普通アニメの主人公の名前は、短くて覚えやすくてカッコよくてインパクトが強いそして読みやすい、そんな名前が多いものです。アキラ、ケン、サリー、ジュン、などなど。これは文字で書いてある漫画とは違い音の情報しか入ってこないアニメの特徴故だと思います。原作ものであっても漫画や小説の主人公の名前を別のものに変えるということはよく行われました。「巨人の星」の“飛雄馬”も、短くなくてポピュラーな名前ではなくけしてカッコイイわけでもなく、おまけに読みにくい名前だったために別のものにすることが検討されたそうです。原作通り“飛雄馬”で行って大成功を納めたわけですが。
 現在では子供向けのアニメでは以前と変わりなく短くて覚えやすくてカッコよい名前が使われていますが、所謂大人向けでは原作忠実に、逆に読みにくい名前が流行っています。俳優さんは読みにくさをインパクトの強さに変えているようです。アニメではその最たるものが「xxxHOLiC」。主人公のわたぬききみひろは“四月一日君尋”、メインキャラクターである、どうめきしずかは“百目鬼静”、くのぎひまわりは“九軒ひまわり”、「継」で登場したつゆりこはねは“五月七日小羽”という具合。さすがに初見では読めないものばかり。「xxxHOLiC」では第1話でモコナが「四月一日と書いてわたぬき」というセリフを連発しているだけに、主人公の名前は印象が強いですが。
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2009年02月18日

屍姫たち



 現在放映中の「屍姫」で声を演じているのは、俳優さんや俳優出身の声優さんが多いです。中でも屍姫たちを演じるのは「スーパー戦隊シリーズ」出身の俳優さんが多いのが特徴。俳優さんもベテランになると、声優デビューの仕事であっても、さすがにお見事な演技を聞かせてくれます。石原裕次郎さんや加藤治子さんなどは、やっぱりスゴイと思います。それに比べれば俳優歴が少しあっても声だけで演じると何かしら違和感を感じます。
 ヒロイン星村眞姫那を演じるのは「仮面ライダー響鬼」(2005年)で天美あきらを演じた秋山奈々さん。山神異月を演じるのは「轟轟戦隊ボウケンジャー」(2006年)でボウケンイエロー(間宮菜月)を演じた中村知世さん。この登場回数の多い屍姫の2人が一番違和感を感じます。瑠翁水薙生を演じるのは「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(2007年)で臨獣カメレオン拳のメレを演じた平田裕香さん。大人の雰囲気の水薙生を上手く演じてます。設定年齢15歳の遠岡アキラを演じるのは若手の悠木碧 (ユウキアオイ)さん。契約僧の貞比呂に容赦なく突っ込みを入れるアキラをなかなか上手く演じていて大好きです。設定年齢10歳と一番若い屍姫・天瀬早季を演じるのは「特捜戦隊デカレンジャー」(2004年)でデカピンク・胡堂小梅を演じた菊地美香さん。「デカレンジャー」放映当時はジャスミン(デカイエロー)の方が人気があったように思うのですが、あれから4年、デカピンクは地道に活躍を続けています。声優歴も「デカレンジャー」放映終了直後からということで結構長いんですね。NHKの「ツバサ・クロニクル」の白モコナ、「xxxHOLiC」の黒モコナ、両モコナも菊池さん。そして最強の屍姫・轟旗神佳を演じるのはご存知、堀江由衣さん。堀江さんもまだまだ若手と言っていいかと思いますが、さすがにプロの声優さんですから、貫祿が違います。神佳はキャラ的に動かない、奥の手だけにその力を発揮するところをなかなか見せてくれませんが、この先の活躍を期待したいところです。

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