2009年01月30日

「大鉄人17」その2

 昨日に引き続き、キャストと主題歌を。

●キャスト
南三郎:神谷政浩
佐原博士:中丸忠雄
佐原千恵:竹井みどり
佐原ルミ:島田歌穂
ハスラー教授:大月ウルフ
中井隊長:多宮健二
剣持隊長:原口剛
キャプテンゴメス:平田昭彦
ブラックタイガー:山本麟一
ピンクジャガー:三東ルシア
ブルージャガー:太田美緒
村中隊員:三井俊吾
海野隊員:菅野直之
小野隊員:大槻純子
岩山鉄五郎:高品正宏
岩山鉄次:高橋仁
岩山エミ:渡辺麻由美
チーフキッド:山口あきら
ワンセブン(声):小林恭治
ブレイン(声):水島弘
ビッグエンゼル(声):水島弘
ナレーター:小林恭治

 他に山本みどり、皆川妙子、小林稔侍、佐原健二、天本英世、等。声優さんではワンエイトの声に市川治、小宮和枝、槐柳二、等。

 主題歌はオープニングに「オー!! 大鉄人ワンセブン」。作詞は原作の石森章太郎、作曲は音楽担当の渡辺宙明、歌は水木一郎・こおろぎ'73、ザ・チャープス。ワンセブンの勇猛果敢な雰囲気にあふれた曲。ワンセブンの変形形態は本編の後半では余り顕著に出なくなるそうだが、歌詞の中には「たて 要塞ワンセブン」、「ゆけ 戦闘ワンセブン」、「とべ 飛行ワンセブン」と取り入れられている。先に書いたように曲の最後に入るオープニングナレーションが非常に印象的だった。エンディングは「ワンセブン讃歌」。こちらは八手三郎作詞、渡辺宙明作曲、歌は水木一郎とこおろぎ'73。ハードな設定のストーリーとは異なり明るい目のエンディング曲。最初に“ワンセブン オーオオ”と同じフレーズがしつこいくらい続く。

●参考サイト
「オー!! 大鉄人ワンセブン」
「ワンセブン讃歌」
posted by KAZU at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2009年01月29日

「大鉄人17」その1



「大鉄人17は、自らの意思を持つロボットである。人類を守るために、巨大頭脳ブレインと戦うのだ。」

 「大鉄人17」は1977年に毎日・TBS系列で放映された特撮テレビドラマ。原作は石森章太郎、音楽担当は渡辺宙明、製作は毎日放送・東映、全35話。等身大ヒーローの作品が続いていた中で、巨大ロボットが登場する特撮ということで注目を集め、以後の戦隊シリーズでの巨大ロボ登場など、巨大ロボット登場の道付けともなった作品。この時期は僕にとってはウィークデーの子供番組時間帯、特に金曜日はテレビを見ることが難しかった時期で、ストーリーがつながる程見ることはなかった。ただし主題歌は確実におさえていたので、テレビから録音している。ワンセブンの声を担当した小林恭治さんのオープニングナレーションが印象的。
 国際平和機構科学研究所の佐原博士は人類を災害から守り、地球の環境を守るために超電子頭脳「ブレイン」を開発する。やがてブレインは自我に目覚めていき、さらにあらゆるものを製造する“超生産能力”を持つに至る。これで人類のために働いてくれれば博士の目論見は成功していたのだが、ブレインは地球を守るためには地球を破壊する人類は敵であるという判断を下す。開発チームの一人ハスラー教授はブレインを利用して自らの野望をなし遂げるために、ブレインと共に姿をくらます。ブレインは人類を抹殺するために超生産能力を使って次々と巨大ロボットを製造していく。その第17番目のロボットはブレインが自らに使用されているダイオードを組み込んだ自我を持つロボットで、ブレインの分身となる予定だった。しかし、17はブレインと正反対の「人類こそ地球を救う」という判断を下し、ブレインに反目する。ブレインは17を封印し、巨大ロボットで人類抹殺のための行動を開始する。
 そんな中で家族を巨大ロボットに両親と姉を殺された南三郎は洞窟に封印されていた17を発見、封印を解く。南三郎は17と意思を通じることができる。最初のコミュニケーションは単純なものだったが、17はブレインと同様超生産能力を持ち、自らを改良し、サブマシンを製造して、三郎と共にブレインと戦う。おもしろいのは17がロボットながら完全に自立していることで、人間の管理下になく、どこからともなく現れていずこともなく立ち去っていくところ。必殺技は腹部から発射される“グラビトン”。
posted by KAZU at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2009年01月28日

「白い牙」

 1月は番外編をお休みしたので1・2月の番外編ということで。



 「白い牙」は1974年に日本テレビ系列で放映されたアクションテレビドラマ。制作は大映テレビ、音楽は菊池俊輔、全26話。本放映は見ていなかったが、再放送で全ストーリーを見て感動。すさまじいハードな内容で、次々と主人公の周りの信頼できる人物が殺されていく。ストーリーの前半は主人公有光洋介が刑事崩れと呼ばれる存在となる経緯を描き、後半は“事件屋”としての活躍、そして最後悪の黒幕を法の守護者の目前で刺殺するまでを描いている。仮面ライダー1号・本郷猛の藤岡弘さんが熱演した。
 捜査一課の刑事・有光洋介は暴力団組織と関係していた同僚で幼なじみ、かつ恋人杏子の兄の木村を正当防衛状況で射殺する。しかしそれは悪の組織が仕組んだ罠で、有光は杏子のために釈明することなく、警視庁を去ることになる。刑事崩れとして肉体労働をする中で、警察が手を出せない悪に対して、警察に代って事件を調査し制裁を加えることを仕事とする“事件屋”を開業する。その中で、自分を罠にはめた悪の組織、その親玉を知ることとなり、最後は復讐を遂げる。

○キャラクター&キャスト
・有光洋介:本作の主人公。刑事を辞めた後、“事件屋”となり警察に代って悪に制裁を加えた。演じるのは藤岡弘さん。
・佐竹俊次:雑誌記者。木村刑事殺害事件を記事にしたことで有光と知り合い、事件屋・有光に協力する。最後は悪の親玉・東郷の告発記事を書くが握り潰され、さらに拉致、監禁、拷問を受け、有光に助けられたが時遅く死亡する。演じるのは川津祐介さん。
・矢野吾郎:元ボクサーで八百長試合が原因で暴力団とトラブル、危ういところを有光に助けられる。有光と共に“事件屋”稼業に勤しむ。演じるのは藤巻潤さん。最後は有光が意図して仕事から外し生き残る。
・大沼安男:矢野の元トレーナーで矢野と共に有光に助けられる。事件屋の事務所ともなっているスナック「チャンピオン」のマスター。最後は悪の親玉・東郷に殺される。演じるのはジェリー藤尾さん。
/明子:矢野の恋人。矢野の子を妊娠するが、このことで有光は矢野を仕事から外す。演じるのは島かおりさん。
・村木杏子:有光の元婚約者。有光が事件について口をつぐんでいたため、真実を知らなかったが最後に真相を知ることになる。悪の親玉・東郷に襲われ、殺される。演じるのは鳥居恵子さん。
・村木:有光の幼なじみで同僚、杏子の兄。悪に手を染めており、有光を射殺しようとして逆に射殺される。演じるのは松川勉さん。
・草刈武男:有光の元上司、警視庁捜査一課課長。有光を真に疑っておらず、時折信頼感を見せる。最後は目前で有光が悪の親玉を刺殺したところを自ら手錠をかける。演じるのは佐藤慶。
・東郷正豪:政財界の影の大物であり、暗黒街の支配者、悪の親玉。マスコミは勿論警察に対しても影響力を持っており、事件を迷宮入りさせ闇に葬る。演じるのは河津清三郎さん。
・ナレーター:矢島正明さん。
posted by KAZU at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編

2009年01月26日

「機甲戦記ドラグナー」その3



 昨日のつづきで、最後に主題歌とキャストを。

 主題歌は前期オープニングに「夢色チェイサー」。竜真知子作詞、筒美京平作曲、鷺巣詩郎編曲、歌は鮎川麻弥。ロボットアニメ主題歌における傑作のひとつ。イントロから血の沸き立つメロディ、「倒れるまで走るくらい熱く生きていたいから」の音の運びが圧巻。作品自体がビデオ化されず、長く見られない状態が続いただけに悔しいが、近年になってオムニバス盤でやっと聞けるようになったので機会があれば是非。ちなみに僕はレコードを持っている。結構な貴重品です。
 後期オープニングは「スターライト・セレナーデ」。アイドルデビューしたての山瀬まみの歌。鮎川さんと新人とでは比べることがかわいそう。曲想もがらりと変わっている。森雪之丞作詞、井上大輔作曲、大谷和夫編曲、山瀬まみ歌唱。
 前期エンディングは「イリュージョンをさがして」で竜真知子作詞、馬飼野康二作曲、鷺巣詩郎編曲、歌は鮎川麻弥。後期エンディングは「Shiny Boy」で森雪之丞作詞、井上大輔作曲、大谷和夫編曲、山瀬まみ歌唱。オープニングの「スターライト・セレナーデ」はオープニングということもあるのだろうが、山瀬まみさんには設定が大げさ過ぎると思う。それにひきかえエンディングの「Shiny Boy」はなかなか。
posted by KAZU at 11:04| Comment(1) | TrackBack(0) | アニメーション

2009年01月25日

「機甲戦記ドラグナー」その2

 昨日の続きで、主要キャラクターをご紹介。

○キャラクター
・ケーン・ワカバ:本編の主人公、ドラグナー1のパイロット、日本人。最初は三等空士からスタートしたが、後に功績をあげて准尉とななる。

・タップ・オセアノ:ドラグナー2のパイロット、アメリカ人、アフリカ系黒人。ケーンと同じく准尉まで昇進した。

・ライト・ニューマン:ドラグナー3のパイロット、イギリス人。ケーンと同じく准尉まで昇進。熱血漢で猪突猛進気味のケーンに対してコンピューターに明るく情報処理に長け、ドラグナー遊撃隊の頭脳となった。

・ベン・ルーニー:輸送艦「アイダホ」でのドラグナー輸送の任務遂行中に民間人から軍属になったケーン達をパイロットして育て、監視した軍曹。最初はしごくだけの鬼軍曹だと思ったが、3人が准尉に昇進して自分より上官になってからも、「准尉殿」と呼びつつ3人のことを愛情深く育てる。また終盤ではケーンの母親の救出に一役かっている。

・ジェームス・C・ダグラス:ドラグナー遊撃隊大尉。ケーン達の直属の上官・教官。ドラグナー1のパイロット候補だった。

・リンダ・プラート:ドラグナー遊撃隊の特務中尉、ドラグナー開発者の娘でマイヨ・プラートの妹。本作のヒロイン的存在でたまたま輸送艦アイダホに乗り合わせる。複雑な境遇にあったがケーンとつきあう内に良きパートナーとなっていく。

・ローズ・パテントン:ドラグナー遊撃隊の特務少尉。輸送艦アイダホに乗り合わせていた。

・マイヨ・プラート:ギガノス帝国軍親衛隊所属大尉、であった。「ギガノスの蒼き鷹」と呼ばれメタルアーマー「ファルゲン」を駆って恐れられたギガノス軍のエースパイロット。リンダの兄。高潔で有能、大義を尊ぶ性格で、ギガノス帝国元帥ギルトールを尊敬しており、彼を裏切った父ラング・プラートを憎んで、家族も顧みないためリンダとは不仲となっている。ギルトールを暗殺して罪を自分にかぶせたドルチェフ総統に対して最後は仇討ちを果たす。

・ギルトール:ギガノス帝国軍元帥。月面で反乱を起こしギガノス統一帝国を結成、指導者となる。ドルチェノフ中佐に暗殺される。

・ドルチェノフ:元ギガノス帝国軍中佐。ギルトール元帥のやり方に不満で元帥を暗殺、罪をマイヨ・プラートに着せてギガノス帝国総統となる。メタルアーマーのパイロットとしては優秀であったが、最後マイヨ・プラートとの戦いのさなかで交わした会話がリー・スー・ミンの画策で基地内に流れ、部下からも一切見放され、ケーンやマイヨの攻撃を受けて大破、脱出装置も作動せず宇宙機動要塞とともに果てる。
posted by KAZU at 11:25| Comment(1) | TrackBack(0) | アニメーション

2009年01月24日

「機甲戦記ドラグナー」その1



 「機甲戦記ドラグナー」は1987年に名古屋テレビ・テレビ朝日系列で放映されたロボットアニメ。企画は日本サンライズ、原案は矢立肇、製作は名古屋テレビ・創通エージェンシー・日本サンライズ、アニメ製作は日本サンライズ、監督は神田武幸、音楽は渡辺俊幸・羽田健太郎、全48話。
 舞台は西暦2087年の21世紀の宇宙。月に拠点を置く軍事統一国家・ギガノス帝国が地球連邦からの独立戦争を繰り広げる中、地球連邦が開発したD兵器(メタルアーマー・ドラグナー)を輸送中の輸送艦アイダホに乗り合わせたケーン、タップ、ライトの3人はギガノスからの攻撃を受けた時に手に入れたディスクでドラグナー3体に乗り込みパイロット登録されてしまう。素人ながらも高いドラグナーの性能でギガノスの追撃部隊を撃破したまではよかったが、登録されたパイロットの解除ができないため、3人はドラグナーパイロットとして軍に属することになる。前半はケーン達3人がパイロットとして成長していく様をコミカルな場面も交えつつ描いていく。後半になると本来敵役であるマイヨ・プラートが濡れ衣を着せられてギガノス軍を離脱、反乱軍の一徒として仇討ちを果たす。マイヨ・プラートの人気は主人公達を凌ぎ、最終回の最後の場面も、一体これは誰の話だったんだと思わせる“蒼き鷹”が飛び去る姿が描かれて終わる。1980年代は後半に入って原作アニメが主流となりオリジナルアニメが少なくなっていた中で「ドラグナー」はピカイチのオリジナルアニメ作品。
(つづく)
posted by KAZU at 14:39| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション

2009年01月23日

「一発貫太くん」

 「一発貫太くん」は1977年にフジテレビ系列で放映された野球アニメ。劇画調、ドラマ調のスポ根ものが多い野球アニメの中で、ややコメディ調のアットホームな野球アニメ。原作はタツノコプロ企画室  製作は吉田竜夫ということだが、吉田竜夫さんは1932年生〜1977年没ということで、作品放映開始と同時位に亡くなっておられる。アニメ制作はタツノコプロとフジテレビ、監督は笹川ひろし、音楽は市川昭介、はやしこば、全53話。漫画作品はテレビから派生したもので放映中一部の雑誌で掲載された。
 ストーリーは戸馳(とばせ)一家の作った草野球のチーム「ホーマーズ」の活躍と主人公の貫太の奇想天外、おっちょこちょいな野球人生?を描く。五子、六子の長女・次女コンビがタツノコプロらしいキャラクターでかわいかった。僕はエンディングの「ホーマーズの歌」が好きでエンディングは良く見たものの、本編は余り見ていない。スポ根でないスポーツアニメということで小・中学生には人気が高かったようだ。

○キャラクター
・戸馳久美子:戸馳家のお母さん。ホーマーズの監督でラーメン屋の主人。戸馳家の大黒柱。見るからに肝っ玉かあさん。
・戸馳球太郎:戸馳家のお父さん。元プロ野球選手。故人。
・戸馳一郎:戸馳家の長男で中学生。背番号1、投手、打順は4番。
・戸馳二郎:戸馳家の次男で中学生。背番号2、捕手、打順は5番。
・戸馳貫太:戸馳家の三男で小学生。本編の主人公。背番号3、三塁手、打順は3番。
・戸馳四郎:戸馳家の四男。背番号4、二塁手、打順は6番。眼鏡をかけている。
・戸馳五子:戸馳家の長女で双子の姉。背番号5、遊撃手、打順は1番。
・戸馳六子:戸馳家の次女で双子の妹。背番号6、一塁手、打順は7番。
・戸馳七郎:戸馳家の五男。背番号7、中堅手、打順は2番。
・戸馳幼吉:戸馳家の六男で幼児。背番号8、左翼手、打順は8番。
・野球十兵衛:戸馳家の飼い犬。背番号10、右翼手、打順は9番。犬ですがしゃべります。
(ポジションは変わっていないが、打順は途中で変わっているらしい。)
posted by KAZU at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション