2008年11月17日

「聖闘士星矢/冥王ハーデスエリシオン編」(2)



 エリシオン編の最初は黄金聖闘士によって嘆きの壁に穴が開けられたところから。星矢、瞬、氷河を先に行かせて紫龍が追手をくい止める。天魔星アルラウネのクィーンがギロチンの刃のごとく降り下ろす拳ブラッドフラウアシザーズを、天牢星ミノタウロスのゴードンが叩き出す斧の拳グランドアクスクラッシャーを、天捷星バジリスクのシルフィールドが風をもって吹き飛ばす拳アナイアレーション・フラップを放って紫龍を叩きのめすが、一人ずつでは止めを刺すことができない。「三人まとめてかかって来い」と言う紫龍に三人は必殺技を繰り出すが廬山百龍覇で勝負を着ける。比較的あっさり気味の戦闘シーンでこの紫龍の戦いは倒れては立ち上がり、倒れては立ち上がる聖闘士星矢のパターンを見せてくれる。
 さて先に進んだ星矢、瞬、氷河は壁の向こう、神のみが通ることができるというエリシオンへ続く超次元空間へと出る。星矢と瞬が飛び出した後に三巨頭の一人・天貴星グリフォンのミーノスが現れる。壁の入り口は紫龍が守っていたのに、ミーノスが現れることが時系列無視のような気がするが。黄金聖闘士が嘆きの壁を打ち破った爆風で吹き飛ばされ死んだと思われていたミーノスは氷河のフリージングコフィン、ダイヤモンドダストの凍気も受け付けず、必殺技コズミックマリオネーションで氷河を苦しめるが、やがて氷河の凍気はコズミックマリオネーションの糸さえ凍りつかせ、カミュ直伝のオーロラエクスキューションでミーノスを倒し、エリシオンへ続く空間へと飛び出す。そこへバジリスクのアナイアレーション・フラップと廬山百龍覇のぶつかった圧力で吹き飛ばされてきた紫龍と合流する。一本だけ残ったコズミックマリオネーションの糸で尚も氷河を捕らえようとするミーノスだったが、神のみが通ることのできる道に踏み出したとたん消し飛んでしまう。アテナの血で甦った聖闘衣によって守られた星矢、瞬、氷河、紫龍は、新たに発動したペガサスの翼、キグナスの翼でエリシオンへと向かう。
 第2話の見どころは一輝とパンドラのシーンだと思う。幸せに暮らす3歳のパンドラは父親に近寄ることを許されていなかった物置小屋に導かれ、「Αθανα」を書かれた封印を解いて死を司る冥界の神タナトスと眠りを司る冥界の神ヒュプノスを甦らせてしまう。以来、母から生まれたハーデスの魂を守り、三巨頭さえも操るハーデスの奴隷として生きてきた。嘆きの壁を抜けて来た一輝に家族の復讐を頼み、アテナの血に守られていない一輝の聖闘衣でも先へ進めるようハーデスが与えた特権である自分の首輪を与える。この裏切りに遠くエリシオンに居るタナトスはパンドラの命を絶つ。追手を全て鳳翼天翔で葬り、108つの全ての珠の色が変わったシャカの数珠をパンドラの胸に託し、一輝もまた星矢たちの後を追う。一輝とパンドラの関係、もう少し描いてくれてもよかったかなと思う。一輝もパンドラも冷めたキャラであるけれど、死をかけて一輝に託したパンドラの気持ちまで冷めた描き方では浮かばれないだろう。

posted by KAZU at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション