2008年07月31日

ランバ・ラル



 「機動戦士ガンダム」に登場するジオン軍の士官の中で、その生き様故に人気の高いキャラクター。ホワイトベースを何度も脅かしながらも、マ・クベが補給要請を握りつぶしたせいで、戦力に窮し最後は白兵戦で挑むが失敗して自決する。声を演じたのは広瀬正志さん。登場回数が少なかったのに、これだけの人気ですから名演ですね。
 ドズル・ザビ中将麾下の士官で大尉。ジオン・ズム・ダイクンの片腕ジンバ・ラルの息子でザビ家とは政敵であったにもかかわらず、根っからの職業軍人で一切を祖国のため、妻のため、部下のために尽くす。ガルマ・ザビの仇討ちをドズル・ザビに命じられ地球へ内縁の妻ハモン・ラルを伴い降りる。専用モビルスーツは青いグフ。とは言ってもランバ・ラルのグフはプロトタイプで後のタイプもみな青かったように思うが。政治的な面は抜きにして、モビルスーツも駆り、ゲリラ戦、白兵戦もこなす戦闘のプロ。

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2008年07月30日

マ・クベ



 美術品を愛するアニメキャラクターというと一番先に思い浮かぶのが「銀河英雄伝説」の芸術家提督エルネスト・メックリンガー。この人は自らピアノを弾くような高貴な方ですが、もう一人歪んだ骨董品愛好家がおりました。「機動戦士ガンダム」に登場したマ・クベ大佐。有名な最期の言葉が「ウラガン、あの壷をキシリア様に届けてくれよ、あれは・・・イイものだ!!」。上官キシリア中将に北宋?の壺を届けるように副官のウラガンに頼みつつ絶命します。もっともウラガンもキシリアの下に確かたどり着かずして死亡しているはずですが。
 マ・クベはジオン軍キシリア麾下の大佐で地球での資源採掘の拠点オデッサ基地の司令官となり、狡猾にして非情、目的のためなら手段を選ばない性格で良い印象はありません。とはいえ地球上ではホワイトベース、ガンダムを窮地に追い込むことも数度、いずれもトドメを刺すことができませんでしたが、実績は揚げたと思います。「我が方は水爆爆弾を使う用意がある」とレビル将軍を脅迫するあたり、そしてその脅しが通用しないと分かると実際にそれを使用する素早い大胆な決断をするあたりは僕の好みです。自ら専用モビルスーツを駆って出撃もしましたが、宇宙に出てからはいま一つでした。
 骨董収集が趣味で執務室に壺が並んでいたり、壺を愛でるシーンがあり、壺に関するセリフもあって骨董マニア、但し偏執的です。メックリンガーの上品さなど微塵もありません。声を演じたのは塩沢兼人さん。
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2008年07月27日

「きみのこえ」


 新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」でラストシーンに流れた歌。この作品のサントラにしか収録されていないこともあって、なかなか聞くことができない曲ですが、久しぶりに聞きました。天使の歌声川嶋あいさんの歌。新海監督の作品は曲と映像の一体感がすばらしく、逆に言えば作品を見ていないと曲の魅力が半減します。未だごらんになっていない方は是非。(新海誠作詞、天門作・編曲、歌川嶋あい)


 少し音質が悪いですが、YouTubeから。
[[youtube:Ak4Gj2PONxg&hl=ja&fs=1]]
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2008年07月24日

「ファイトだ!!ピュー太」



  「ファイトだ!!ピュー太」は1968年に毎日放送系で放映されたコミカル系のアクションアニメ。原作はムロタニツネ象で、漫画「ドクター・ツルリ」を元にアニメ向けに脚色したそうです。アニメ制作は放送動画制作、製作は毎日放送、モノクロ作品で全26話。
 発明が得意で将来の発明家を夢見る主人公の今野ピュー太とこれまた発明家で頭に物理的なショックを受けると、大概は頭をどこかにぶつけるのだが、たちまち競馬のファンファーレが鳴り響き奇抜なひらめきの内に特異なメカを作り上げるピュー太の祖父ツルリが敵の発明家ワルサー7世とその助手ブレーキとメカ対決するという物語。コミカルかつスピーディな展開が特徴。本放送の記憶はないがその後の夏休みによく再放送された。僕の主題歌の音源も1970年代になってからテレビから録音したもの。ツルリはピュー太と共にがらくた市、今で言うとジャンクショップを営んでおり、敵方のワルサー7世は名門の家柄。なにかとツルリの画期的発明を妨害しようとする。最終回ではツルリがお決まりの「ひらめいた!」を繰り返すものの、何もない部屋に閉じ込められておりメカが作れない状況。結局お金も資材もなければ発明も認められないという現実に落ち込むピュー太。「また発明をすればいい」と希望に向かって進むことを諭すツルリの言動が主題であったように思う。
 キャストは主人公・今野ピュー太に伊藤牧子、ピュー太の祖父・ツルリ博士に関敬六。敵役ワルサー7世に小林恭治、ワルサー7世の雇われ助手・ブレーキに相模武。他にカッコちゃんに菅谷政子、ろくさんに神山卓三。
 主題歌はオープニングに「ファイトだ!!ピュー太」。ユニ・グループ作詞、作曲は音楽担当の萩原哲晶、歌はフォア・ジェッツ。エンディングには全く記憶がないのだが、本放送時にはあったのだろうか。資料には「ピュー太ぐるぐるソング だれが主役だ?」という主題歌がある。ユニ・グループ作詞、萩原哲晶作曲、歌歌は伊藤牧子、相模武、小林恭治、関敬六、菅谷政子と声優陣が歌っている。

山をこえれば 山がある
シェイイェイェイ
海をわたれば うみがある
シェイイェイェイ
どこまでいっても シェイイェイェイ
とちゅうでやめない シェイイェイェイ
かもめのおしゃべり ノンノノン
火をふく岩でも ノンノノン
こがねの雲でも ノンノノン
だから最後は ファイト ゴゴゴゴー
ファイトだ!! ピュー太
ファイトだ!! ピュー太
レッツゴー

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2008年07月23日

アニメ黎明期の実写作品



 アニメ黎明期、あるいはそれ以前には技術的な問題もあったのでしょうが、漫画の原作から実写版の方がアニメよりも先に作られました。「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「月光仮面」など。また実写版を後にアニメ化したケースも多く見られます。「鉄腕アトム」や「鉄人28号」は勿論のこと、「月光仮面」、「赤影」、「コメットさん」、「レインボーマン」などアニメ作品が作られ、「鉄人28号」においては何度かのアニメのリメイクの後、実写版でもリメイクされています。最近ではアニメ作品の実写化も盛んですね。「新造人間キャシャーン」、「蟲師」、「地獄少女」など出来ばえについては賛否両論飛び交っているのですが。
 「鉄腕アトム」や「鉄人28号」の実写版の記憶はさすがにありません。「鉄人28号」は1960年だそうですから、生まれてはいましたが家にテレビはありませんでした。仮にあったとしても記憶が残る年齢ではありませんし。それでも再放送だったのか、特番だったのかその姿を見た記憶はあります。アニメでイメージができあがってしまった後ですから、その姿は余りに滑稽で笑わずにはいられないものでした。

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2008年07月16日

「のらくろクン」(2)



 今日は「のらくろクン」の主題歌をご紹介。「のらくろ」の主題歌はオリジナルソングだったのに対し、年代がずっと下った「のらくろクン」ではタイアップのイメージソング。漫画“のらくろ”をイメージする人にとっては全然異質の音楽です。
 前期オープニングとエンディングを歌ったのはアイドル女性デュオの“BaBe”。BaBeがデビューしてメジャーになった頃にWinkが追随、いや追い抜いていってその後はいつの間にか見られなくなってしまいました。シングルは8枚しか出していませんがいずれも1万枚以上をセールス、特に名曲「Give Me Up」をカバーしたファーストシングル、新人賞を取った「I Don't Know!」を聞けば覚えておられる方も多いのでは。
 前期オープニングは「You!You!You!」(森雪之丞作詞、羽田一郎作曲、大村雅朗編曲)
。前期エンディングは「Hold Me!」(Fonny De Wolf作詞・作曲、森雪之丞訳詞、大村雅朗編曲)。レコードでは「You!You!You!」の方がB面になっていて、以前のベスト盤では収録されてないものが多く聞くのが難しい状態でした。
 後期のオープニグは「JUNK BOY」(MEGU作作詞、多々納好夫作曲、佐藤準編曲)、後期エンディングは「BEMY BOY!」(浅岡智子作詞、大堀薫作曲、大村雅朗編曲)。こちらを歌っているのはMEGU。
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2008年07月15日

クローム髑髏



今日は現在放映中作品から。

 「家庭教師ヒットマンReborn!」は最初は息子のおつきあいで見ていたのだが、最近は結構おもしろくなってきて息子がいない時も密かに見ている。主人公のツナが成長過渡期であり精神的に弱い人間なので僕の性には合わないが、雲雀恭弥や六道骸などの魅力的なキャラクターが多い。
 女性キャラではこのクローム髑髏。写真のDVDのジャケットにもあるように六道骸と密接な関係を持つキャラ。本名は凪。六道骸を「骸様」と呼ぶ。霧の守護者。声を演じる明坂聡美さんの声がすごくひ弱いが、戦いにおいて六道骸と共にある時の芯の強さは信じて全てを委ねる理想の信頼関係を見せてくれる。
 ちなみに明坂聡美さんはデビュー5年目の若手、これからの活躍が大いに楽しみです。僕が印象深いのは「涼風」の藤川美穂(主人公秋月大和の従妹)。この時も中学生の女の子ですからクロームと同じ年代。
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