2008年05月07日

「YOUR SONG」


ナタル

 「UltrasevenX」の第7話。シリーズ中、一番の名作だと思う。特撮ではよく見かけるパターンながらハッピーエンドでしめくくっているのがとても爽やかで、くら〜い雰囲気が続く中での珠玉のエピソードとなっている。
 DEUSのエージェント・ディーはエイリアン(ヴァイロ星人)を追っていた。ヴァイロ星人の選ばれた戦士はマスクを与えられそれを着けて戦う。マスクを自ら外すことは名誉を捨てて母星を裏切ることになる。ヴァイロ星人のナタルは侵略のための調査に地球へやってきたが、街頭で歌う女性の歌声に魅了されマスクを外し戦うことを止める。エージェント・ディーはそんなナタルを守るために、エス組んだミッションで殉職したと見せかけて姿をくらます。そんな中、ヴァイロ星人を追っていたエスはディーを見つけてしまう。ディーを捕らえて尋問しようとするケイに、ディーはナタルのことを話す。一方ジンはヴァイロ星人に襲われたナタルを助けるも吹き飛ばされて倒れたところをナタルに介抱されていた。裏切り者を消そうとするヴァイロ星人の戦士たちがナタルを再び狙う。それを必死で守ろうとする、ディー、そしてケイとエス。ピンチになったディーを助けたのはナタルだった。
 「守られてるばかりじゃイヤ!」
 4人の戦いにヴァイロ星人達は次々に倒れていくが、円盤が現れ液体状金属を排出すると生物機械兵器バドリュードへと変化する。巨大兵器の前に手も足も出ない4人にバドリュードが攻撃を仕掛けた時、ウルトラセブンのアイスラッガーが攻撃をはじき返し、更にバドリュードをも引き裂く。逃げようとする円盤にセブンのエメリューム光線が炸裂して一件落着となる。
 最後は再びナタルが街頭で歌うシーン。白いギターで弾き語るナタルの透き通った声が印象的でした。そんなナタルをジン、ケイ、エスの三人が見つめている。
 「こうして当たり前のようにエイリアンと共存できる日が来るといいな。」とケイ。
 「そんな日が・・・きっと来るさ。」とジンが返す。
posted by KAZU at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラセブン