2008年05月16日

「一ッ星家のウルトラ婆さん」



 「一ッ星家のウルトラ婆さん」は1982年に日本テレビ系列で放映されたコメディアニメ。原作は芥川めめの漫画で、アニメ制作はナックが元請けでシャフトが制作協力している。製作はナック、よみうりテレビ、音楽担当は山本正之、全13回26話。例にもれずテレビ放映第1回の日にテレビから主題歌を録音したものの、そのインパクトある画像、キャラクター構成にもかかわらず、残念ながら視聴率を取ることができなかったのだろう。あっさりと1クールで終了している。
 むちゃくちゃに元気の良いパワーあふれるトラ婆さんの声を松金よね子が演じて、そのハマった声で主題歌も歌った。そのトラ婆さんを中心に一ッ星家に起こる大騒動をコミカルに描く。
 キャストは主人公・トラ婆さんこと一ッ星トラに松金よね子、一ッ星健一に鈴木三枝、一ッ星英太郎に池水通洋、一ッ星キヌ子に幸田直子、一ッ星トドメに佐々木るん、他。
 主題歌はオープニングに「おばあチャンバ」。トラ婆さんの声とキャラがもうおかしいくらいバッチリで、その声のまま歌っている。おもしろいのは作曲を沢田研二さんが担当していること。意外にも音楽担当山本正之氏が参加していません。作詞は高平哲郎、作曲は沢田研二、編曲は後藤次利、歌は松金よね子。

ばかにしないで おばあチャンバ
みんなもいつか おばあチャンバ
死んでたまるか おばあチャンバ
そんじょそこらの 女じゃないさ

 エンディングは「ウルトラ サ バドゥビャ」でこちらもおもしろかった。スタッフはオープニングと同じ。
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2008年05月15日

「霧の湖」



 NHKの少年ドラマシリーズの中で放映されたサスペンス物の中でよく覚えているのは「赤い月」とこの「霧の湖」。「赤い月」の方は松本清張原作の「高校殺人事件」のドラマ化ということでより本格的なサスペンス物でしたが、「霧の湖」の方はその点は少しドキドキ感は少なかったように思います。たぶん主人公の久美子にとって、事件にたまたま遭遇しただけで対岸の火事的なところがあったからなのでしょう。原作は久生十蘭の「肌色の月」で、偶然にもタイトルが月がらみです。この作品での一番の話題は主人公宇野久美子を演じた上原ゆかりさん。“マーブルちゃん”と呼ばれた上原さんのマーブルチョコレートのコマーシャルを見ていた年代にとっては、設定年齢は高校二年生、成長したマーブルちゃんにびっくりでした。もっとも顔だちは一目でその人と分かりましたが。
 原作の「肌色の月」は久生十蘭の遺作で、未完成のままだったものを夫人が補筆して完成させたそうですが現在は絶版。「霧の湖」と違って久美子も大人の女性とのこと。幸いなことに「霧の湖」そのものはDVDが発売されており見ることができます。ということで、ストーリーの方はさらりと控えめに。
 今の暮らしに嫌気がさして書き置きを残して家出をし、一人旅に出た高校二年生の宇野久美子はバンガローに泊まるつもりで歩いていたが激しい雨に雨宿りをしているところを車で通りかかった大池忠平に声をかけられ、彼の別荘に泊めてもらうことになる。その夜、厭世的な話をする大池忠平。翌朝、彼の叫び声とともに大池忠平は姿を消す。別荘の管理人はボートから人が落ちるのを見たと言い、やがて事件の捜査に二人の刑事と忠平の双子の弟・孝平、妻・君代、息子・隆が別荘にやってくる。大池忠平は会社の金を使い込み女性と一緒に逃避行していたらしい。久美子は家出をしてきた身、身元がバレるのを恐れて友達二人の名前を組み合わせて「坂井ひろこ」と偽名を名乗り、でたらめな住所を言ってしまう。久美子の着ていたトレーナーのK.Uのイニシャルを適当にごまかしたこともあり、忠平が共に逃避行していた女性は久美子ではないかと疑われ身柄を別荘に拘束されてしまう。刑事に住所を調べられ、それがでたらめであり、名前も偽名であろうことが推測されとうとう本署へ移送して取り調べられることになる。その夜は嵐になり別荘の管理人・石倉は久美子に「こっそり逃げてくれ」と連れ出そうとしたが見つかってしまう。その騒ぎに孝平は久美子のことを「宇野さん」と言ってしまう。久美子の本名を知っているのは忠平だけ。それをきっかけに事件は解決に向かう。(Read More につづく)Read More
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2008年05月14日

キャラソン7番勝負



 キャラソン7番勝負は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の第39話から第45話にかけてエンディングで流れた7本のキャラクターソング。残念ながら全部を見ていなくて、今回やっとCD「獣拳戦隊ゲキレンジャー・ゲキウタ全曲集」で全曲を確認しました。「獣拳戦隊ゲキレンジャー」そのものを余り見ていないので、各キャラクターの色がもうひとつ理解できていないのですが、逆にキャラクターソングの方はかなり色の出た曲想になっていてキャラクターの表情や性格がうかがえて楽しいです。

「進めのススメ」(第39話)
藤林聖子作詞、加藤ひさし作曲、小川真司編曲
歌:ゲキレッド/漢堂ジャン(鈴木裕樹)

「Run」(第40話)
福井未菜作詞、ムラマツテツヤ作・編曲
歌:ゲキイエロー/宇崎ラン(福井未菜)

「Just Make It Out!」(第41話)
谷本貴義作詞、平川達也作・編曲
歌:ゲキブルー/深見レツ(高木万平)

「Wondering Wolf」(第42話)
高取ヒデアキ作詞・作曲、川瀬智編曲
ブルースハープ:成田賢
歌:ゲキバイオレット/深見ゴウ(三浦力)

「そういうコトもあるだろよ」(第43話)
桑原永江作詞、菊池俊輔作曲、大石憲一郎編曲
歌:ゲキチョッパー/久津ケン(聡太郎)

「ちぎれた羽根」(第44話)
平田裕香作詞、高見優作・編曲
歌:メレ(平田裕香)

「黒き鼓動〜揺るぎない想い〜」(第45話)
岩崎貴文作詞・作曲・編曲
歌:理央(荒木宏文)

 どれもみなお勧めですが、圧巻はやはり理央の「黒き鼓動〜揺るぎない想い〜」でしょうか。統一されたサウンドと迫力が魅力。女性お二人の歌も思ったよりずっと上手くてメレの「ちぎれた羽根」も敵役の色が良く出た楽曲です。深見ゴウの「Wondering Wolf」ではこの「獣拳戦隊ゲキレンジャー」で久しぶりに新曲を披露した成田賢さんが、ブルースハープを演奏しているそうです。ブルースハープというと和音を重ねるだけのように思っていたのですが、すっかりメロディを奏でていて素晴らしいです。“勝負”と銘打っているだけあって作品を見ていた人にとっては名曲揃い、是非再度の聞き比べをお勧めします。

posted by KAZU at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2008年05月13日

「ZORRO」

 アニメ「怪傑ゾロ」は最初衛星放送で放映されたということでメジャーな作品ではないのですが、熱心なファンが多くて、ネットで調べてみると熱く語る方が多いです。そのオープニング主題歌である遠藤正明さんの歌う「ZORRO」は大人の事情(版権の問題だそうです)でシングルCDが出ていません。唯一遠藤正明さんのライブCDで聞くことができるようですが、このような事情の場合、残念なことですが今後もCDへの収録は望み薄です。今から考えてみれば再放送時にテレビから録音しておけばよかったと後悔しきり。YouTubeでやっと日本語のオープニングを見つけました。いつまで聞くことができるかわからないYouTubeですが、お楽しみください。

[[youtube:DR0iNCm_qdk&hl=ja]]
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2008年05月12日

探検車 CHARIOT



 この写真を見て「なつかしい〜」と声をあげる方は僕と同年代の方なら多いのではないかと思います。イギリス発人形特撮テレビドラマとアメリカ発SFテレビドラマは共に大ヒット作が多いですね。「宇宙家族ロビンソン」(Lost in Space)は日本でも大ヒットしましたが、何も日本だけではなく本国アメリカでも大ヒット作品でこの写真を見て「なつかしい〜」と声をあげるアメリカ人もやはり多いのだそうです。
 地上探索用のこの乗り物は日本語版では単に“探検車”と呼ばれていたと記憶していましたが、調べてみましたら間違いないようです。オリジナルでは“CHARIOT”と呼ばれているそうです。今から40年も前のデザインとは思えないくらい。素晴らしいフォルムです。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2008年05月11日

「セピア」



 「ブルードラゴン」の第4エンディング。第1期の最後のエンディングで第39話〜最終話に使用された。時期的に冬ということで雪が降る映像に統一されている。ゾラの髪の毛がなびくのと、途中でマルマロとヒッポが曲に合わせてダンス?する以外は、スチール画を流したり、引いたりするパターン。4曲のエンディングの中で一番静かな曲。吉田安英作詞、Kiichi作曲、清水信之編曲、歌はD-51。

[[youtube:QEXqu47V29w&hl=ja]]
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2008年05月10日

「Hana」



 「ブルードラゴン」の第3エンディングで第27話〜第38話で使用された。ネネとの決着の段で使用されたためか一番印象深い。シリーズ中の一大局面ながらこのエンディングの曲想はやさしく穏やか。エンディング映像は大きなスチールを引いていくパターンに統一されている。どれも見事な出来で一枚欲しいくらい。ちなみにこの曲はCDを購入した。光岡昌美作詞、田中直作・編曲、歌は作詞の光岡昌美。

[[youtube:yO3eFmRLOSI&hl=ja]]
posted by KAZU at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション