2008年04月30日

「透明ドリちゃん」



 「透明ドリちゃん」は1978年にテレビ朝日系列で放映された特撮ファンタジードラマ。原作は石森章太郎、人形操作にドンキイ劇場、音楽担当に渡辺宙明、製作は東映・石森プロ・テレビ朝日、全25話。実写版のファンタジーもの(いわゆる魔法ものとは違って)として当時人気の作品。特にミドリ=ゼリアン王女の柿崎澄子さんもかわいかったし、白を基調にした衣装もでファンタジーらしく、愛らしいものでした。
 妖精の国フェアリーのガンバス大王と王妃は行方不明になっていた娘・息子を探しあてます。二人は人間の兄弟として青山家で育てられていましたが、その二人をガンバス大王は妖精の国へ連れて行き、二人にその正体を明かします。姉・青山ミドリはゼリアン王女、弟・青山虎男はピピル。でも人間として育てられたミドリは人間界、青山家に戻りたいとガンバス大王に懇願します。大王はゼリアンが人間の子供たちに夢を与え続けることを条件にして、ミドリに透明になれる玉“ドリームボール”と妖精を呼び出す“フェアリーベル”を授けて人間界へ戻します。ミドリことドリちゃんがドリームボールとフェアリーベルを使って一生懸命子供たちに夢を与え続ける努力をする姿を描いた物語。子供たちに夢を与えることができなくなれば妖精の国へ帰らねばならないという約束だったのですが、最後の最後にどんでん返しが起こります。ガンバス大王が病気になり、ドリちゃんは大王の病気を治すために巨人の谷に薬?になる実を捜しにいきますが、そこで妖精の卵(本物のゼリアン王女)を見つけて、ドリームボールを使って王女を卵から出してあげます。ドリームボールは粉々になってしまいますが、本物のゼリアン王女が見つかり、ミドリと虎男は人間界へ戻っていきます。
 オープニングの最後にも出てきますがドリちゃんがドリームボールを使って「ベルカイアル…アマサラク…ナイナイパッ」と呪文を唱えると姿が透明になります。この能力が「透明ドリちゃん」というタイトルの所以ですね。フェアリーベルの方はその名の通りベルで、これを鳴らすことによって妖精達を呼び出すことができます。このかわいい妖精たちはドンキイ劇場が操作する人形たちです。
 キャストはガンバス大王に藤村有弘、王妃に藤島くみ、青山ミドリ(ゼリアン王女)に柿崎澄子、青山虎男(ピピル王子)に安藤聖一、パパ・青山竜夫に佐藤允、ママ・青山梅子に吉野佳子、白川菊子に曽我町子、白川大介に安藤一人、熊野幸治(ボス)に武田雄二、ボスの子分に吉山和昭、野田敏明、八幡洋之、藤木武司、ボスの母親に有崎由見子、雪原先生に小牧りさ、雷教頭に杉義一、他。
 主題歌はオープニングに「透明ドリちゃん」。作詞は原作の石森章太郎、作曲は音楽担当の渡辺宙明、歌は大杉久美子とザ・チャープス。オープニングとしては珍しく歌詞にタイトル名が入りません。

 エンディングは「夢の国の王女さま」で、八手三郎作詞、渡辺宙明作曲、歌はオープニングと同じく大杉久美子とザ・チャプース。

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2008年04月29日

県立北高



 「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台になっているのは県立北高。原作者の谷川流さんの出身高校がモデルとなっているそうで、関西のとある県のとある場所が設定されている。エピソードの大半が学校内または学校の周辺となっているのであまり特定できる背景はないものの、「I」で出てくる席替えのくじ引きが“ゴーフル”(神戸の有名菓子)の缶に入っていたり、「V」で小泉が自らの力をキョンに見せるためにタクシーで出かけるシーンでは大阪・神戸間を移動するものにとっては馴染みのある風景だったりする。そして極めつけが上のマンホール。「射手座の日」でコンピューター研からパソコンゲームでの勝負を挑まれたSOS団が揃って下校するシーンで、何気なく映るマンホール。実物の写真が下(ネットからお借りしました)。どこにあるかはネットで検索していただければわかると思うが、僕自身はまず出向くことのない駅。一度本物を見てみたいものだ。

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2008年04月28日

「ウルトラマンダイナ」〜主題歌(3)〜



 後期は「ULTRA HIGH」でウルトラシリーズの歌唱曲中きってのロック調、第27〜34話、37〜49、51話に使用された。作詞・作曲・編曲・歌ともにLAZY。なお、第36話「滅びの微笑(後編)」だけは「ウルトラマンティガ」のエンディングである「Brave Love, TIGA」(作曲:バーベQ和佐田、編曲:福田裕彦)の Instrumentalが使用されている。

Ultra Ultra Ultra High!
Ultra Ultra Ultra
・・・
Love & Piece 愛と平和を守るため
Oh Oh ダイナ どこまでも

 挿入歌はなかなか効果的に使用されていた。ウルトラシリーズの名曲は数々あるが、あまり本編で歌唱付きで使用されることは少ない。そんな中で第9話「二千匹の襲撃」での「ミラクルの風になれ」(松井五郎作詞、鈴木キサブロー作曲、タダミツヒロ編曲、宮下文一歌唱)は一番印象深かった。BGM的な使い方ではなくて、はっきり歌詞を聞き取ることができる。後半でも第24話「湖の吸血鬼」での「ダイナの赤い輝きに」(松井五郎作詞、鈴木キサブロー作曲、佐橋俊彦編曲、石原慎一歌唱)、第35話「滅びの微笑(前編)」での「今こそフラッシュ」(松井五郎作詞、鈴木キサブロー作曲、矢野立美編曲、前田達也歌唱)などがある。
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2008年04月27日

ケロロ軍曹のポスター



ウチの玄関に新しいポスターを貼ってみた。

家の中で大きなポスターを貼れるスペースはここだけ。
B全くらいまではOK。
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2008年04月26日

「ウルトラマンダイナ」〜主題歌(2)〜



 エンディング映像は「ティガ」と同じタイプで本編のハイライト部の映像を挟み込むもの。曲は前期が「君だけを守りたい」で第26話までと、35話、50話に使用された。作詞・作曲は高見沢俊彦で、THE ALFEEもセルフカバーしているそうだ。編曲は井上鑑、歌は中島文明。

青空がある限り 風は時を運ぶよ
勇気がある限り 夢は必ず叶うよ
・・・
誰よりも 何よりも 君だけを守りたい
いつまでもどこまでも 君だけを守りたい

 スーパーGUTSの隊員の信条を歌う歌詞はすばらしく、ある時は明るく、ある時は短調で本編でもよく使用された。第25話・第26話「移動要塞浮上せず」(前後編) では女の子が弾き語りをするという設定で、遠く海底基地で働く父親に歌って聞かせていたのが一番印象的だった。
posted by KAZU at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2008年04月25日

「ウルトラマンダイナ」〜主題歌(1)〜



 オープニング映像はウルトラマンシリーズ伝統のシルエット画像が挿入されているのが特徴。前作「ウルトラマンティガ」では確かシルエット画像は使われていなかったので、シルエット画像が入るオープニングとしては久しぶりのことになる。またスーパーGUTSの隊員の画像がひとりひとり挿入されるのも特徴。「ウルトラマンティガ」ではラストに全員のスチールが入ったがひとりひとりの隊員の映像はなかった。初代のウルトラマンでは“ウルトラマン”そのものの登場・活躍が事件の解決となっていたが、平成ウルトラマンでは各隊員の活躍が大きなポイントとなっている。それが反映された結果なのかとも思われる。この映像に乗せて流れるのがオープニング主題歌「ウルトラマンダイナ」で、松井五郎作詞、鈴木キサブロー作曲、編曲は音楽担当の矢野立美、歌は前田達也。

WOW WOW ダイナ
正義はなんだ ダイナ
ほんとの愛は なんだ
ウルトラマンダイナ
・・・
(フラッシュ) なんのために
(ミラクル) 誰のために
(ストロング) あの力はあるのだろう
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2008年04月24日

「ベルサイユのばら」



 以前に主題歌を中心にご紹介した「ベルサイユのばら」。見落としたエピソードが多いので、今回少し時間をかけて全編を見直した。歴史の流れ、物語の結末を知った上で見直すのには少々覚悟が必要な作品だった。戦いの中で死んだオスカルとアンドレはまだしも、ルイ十六世、マリー・アントワネットは断頭台で処刑され、最後に語られた後日談でフェルゼンも国民を顧みないで民衆に惨殺されたということは余りに悲しい。ロベスピエールは歴史の教科書にも載っているように恐怖政治の後に自らもギロチンで処刑されているが、それを踏まえた上でロベスピエールの人間性を見事に描いていた。最終話でバスティーユ牢獄に対して大砲を撃つオスカルの姿が最高だ。史実を元に描かれているが、史実・原作・アニメの間には微妙な違いがある。しかし、今見直してみると池田理代子さんはよくもこれだけ調べたなあと関心する。高校の歴史の時間にならった「テニスコートの誓い」(第34話「今“テニス・コートの誓い”」)などは何がされたかという記述はあっても、どういう背景で、なんでテニスコートなんだという記述などどこにもなかった。後半のオスカルの貴族としてあるまじき、軍人としてあるまじき行動には少々反感を覚えるがフランス革命の歴史の勉強になった。
 再度データを。放映は1979年10月〜1980年9月日本テレビ系列、原作は池田理代子さんの歴史漫画「ベルサイユのばら」、 製作は東京ムービー、音楽担当馬飼野康二、全40話。主題歌はオープニング「薔薇は美しく散る」(山上路夫作詞、馬飼野康二作・編曲、鈴木宏子歌唱) 、エンディング「愛の光と影」(山上路夫作詞、馬飼野康二作・編曲、鈴木宏子歌唱、台詞:志垣太郎)。

posted by KAZU at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション