2007年12月19日

「ザ・カゲスター」(1)



 「ザ・カゲスター」は1976年にNET系で放映されたSFテレビ特撮番組。原作は八手三郎、音楽は渡辺岳夫が担当、製作はNET、東映、大広、全34話。東映特撮の中ではちょっと異色の設定を持った作品としてスタート。ところがなぜか途中でその特色を失ってしまい、34話という中途半端な話数で終了してしまった。
 風村コンツェルンの令嬢・風村鈴子は秘書の姿影夫と共に怪人の一味に誘拐される。スキを見て二人はアジトからの脱出に成功するのだが、逃げる途中で崖から転落し高圧電線に触れてしまう。そのショックで二人の影に二人の意志が乗り移りカゲスターとベルスターが誕生する。カゲスターとベルスターはあくまで二人の影であり、カゲスターとベルスターが戦っている間も影夫と鈴子は存在するが意志が影の方に移っているため正常な意識がない。主題歌にも歌われているようにカゲスターの必殺技はカゲ車輪、カゲハンマー、カゲしばり。特にマントを翻して回転するカゲ車輪はなかなか見事なアクションで、特にベルスターのカゲ車輪はスカートも翻って、今もってパンチラヒロインの代表格にされる。他にもカゲロープなどの技を使った。また影であるカゲスターにも影がありそれ(カゲロベエ)を分身のように操る。また専用バイクも持っており、カゲスターが乗るのがカゲローカー、ベルスターが乗るベルカー。さらに巨大飛行マシンカゲボーシーもある。
 当初は悪人がマスクを着けた怪人とその一味との戦いだったが、中盤からサタン帝国という組織との戦いに代り、怪人も人ではなくてモンスターに変更になっている。せっかく独自の路線で出発したのに、仮面ライダーと同じような設定にもどってしまい独自性を失っている。
(つづく)

posted by KAZU at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮