2007年11月06日

邪神ガタノゾーア



 昭和のウルトラシリーズには登場しないのですが、平成に入るとウルトラマンが取っ組み合いをすることなどできないような巨大な怪獣が出現してきます。もともと巨大ヒーローが巨大な生物と動きのある戦いをするというのがコンセプトだったと思うのです。それが相手が余りに巨大になるともうウルトラマンの一人相撲の様相を呈します。原型になるようなものは勿論ありました。ウルトラセブンとミミー星人が作ったアイアンロックスとの戦いがそうです。完全にセブンの一人芝居でした。アイアンロックスは無機物ですから余計にそう感じます。どうも見ている方からすると退屈な映像になりがちです。
 ところがそんな巨大な怪獣との戦いでありながら感動的な作品が「ウルトラマンティガ」の第51話「暗黒の支配者」、最終話「輝けるものたちは」です。ここに登場するのが邪神ガタノゾーア。世界を闇に導く悪の化身であり、かつて地球を闇に陥れた邪神が復活します。ニュージーランド沖の太平洋に姿を見せたそれは、余りに巨大でありパワータイプのティガを力で弾き返すパワー、圧倒的な強さを見せます。そしてとうとうティガの光を奪って元の石像に還してしまいます。ガタノゾーアは巨大な着ぐるみだということもあり、それ自体は殆ど動きません。背面に貝殻を背負った前面の触手と頭部の形から、ワイヤー操作などではなくて人が入っているのは明らかだと思います。足を踏ん張ったまま演じる形ですが、闇と光の戦いという演出の中、見るものを退屈させませんでした。最終回、復活したティガに粉砕されるシーンは感動的。
posted by KAZU at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮