
男性ならば皆経験があると思うのだが、優れた指導者や指揮官、艦長が登場する映画やドラマ、アニメでその人物に感情移入してしまったり、憧れたり。例えばシャドウのストレイカー最高司令官、銀河英雄伝説のラインハルト、宇宙戦艦ヤマトの沖田十三などなど。その最たる対象が「新スタートレック (STARTREK THE NEXT GENERATION)」のU.S.Sエンタープライズの艦長ジャン・リュック・ピカード艦長ではないかと。
さて前置きが長くなったが、「新スタートレック」(TNG)はアメリカで1987年に放映が開始、7年間で7シーズン178話を数える人気作品。日本では深夜に放送されたが、野球中継やその他特別番組等で放映時刻がズレたり変更されたり、または中断されたりと全話を見ることがなかなか難しかった。確か7シーズンを通しての放映は一度きりだったと思うが、以後他局からシーズンを限っての放映があったりして、全話とはいかないまでも全シーズンを見ることができた。また音声多重放送が始まり、海外の作品の二カ国語放送が一般的になって日本語訳ではなかなか理解できなかった詳細な部分も、英語で聞くことで理解できるようになったのは嬉しいことだった。
時代設定は24世紀、ギャラキシー級宇宙船U.S.SエンタープライズNCC-1701-Dの初任務からを描いた。内容は多岐にわたるが、そのコンセプトはオープニングナレーションに凝縮されていると思う。
Space, the final frontier.
These are the voyages of the Starship Enteprise.
It's continuing mission:
to explore strange new worlds,
to seek out new life and new civilizations,
to boldly go where no one has gone before.
宇宙、そこは最後のフロンティア
これは、宇宙戦艦エンタープライズ号が、
新世代のクルーのもとに、24世紀において任務を続行し、
未知の世界を探索して
新しい生命と文明を求め
人類未踏の宇宙に勇敢に航海した物語である。