2007年10月31日

「戦国自衛隊1549」(1)



 「戦国自衛隊1549」は2005年に公開された劇場用SF映画作品。原案は半村良、原作は福井晴敏、制作は角川映画、監督は手塚昌明。半村良の「戦国自衛隊」で自衛隊が戦国時代にタイプスリップするというコンセプトは同じながら、1979年の作品とは全く異なる設定、展開の作品で、前作ではタイムスリップの原因が明らかにされていなかったり、燃料等の補給についても触れられていなかったのに対し、この作品では説明がなされている。さらに自衛隊の撮影協力もあり実車両が使用されている。内容は前作に比べてよりSF的、シリアス、ハードで説得力がある。主人公達の生き方、主義と言ったものが前面に押し出されてストーリーは展開するが、前作のような人間臭い描写はなく、大規模な合戦シーンがないところが、前作を見た人には物足りなさを感じる部分だろうか。僕は日本史は大の苦手なので戦国時代の人物名やその関係がさっぱりなのだが、歴史を知る人にはなかなか面白い演出がみられる。
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2007年10月30日

「戦国自衛隊」の音楽



「戦国自衛隊」の音楽

 「戦国自衛隊」では随所に音楽が流れます。他の映画作品などと同様にBGMは勿論入るのですが、それ以外に区切りとなるシーンに歌唱が入るのが特徴です。SF作品としてはかなり稀なケースであるように思います。映画は前置きなしでいきなり本編のシーンが始まり、金星の位置の異常、時計が5時18分で止まるという異常現象の話から、タイトルバックが入り、オープニングへとつながって行きます。

「戦国自衛隊のテーマ」(OP)
作詞:松村コージ/鈴木清史
作曲:小池幹夫
編曲:平野融
歌唱:松村とおる

 キャストを見ていただいてもわかる通り、俳優さんに混じって多くのミュージシャンも登場します。この作品ではかまやつひろしさんは歌を歌っていませんが、高橋研さんは歌唱でも参加、宇崎竜童さんは作曲で参加しています。また松村とおる、ジョー中山、井上堯之等、当時のミュージシャンが音楽に参加していることもこの作品の魅力のひとつです。(Read More につづく)Read More
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2007年10月29日

戦国自衛隊(1979)


“特撮”としましたがSFではありますが、特撮はないですね(笑)。

 「戦国自衛隊」は1979年に公開されたSF劇場作品。原作は半村良のSF小説「戦国自衛隊」で制作は角川映画、監督は斎藤光正、製作は角川春樹。音楽を担当したのは羽田健太郎、音楽監督は角川春樹、主演の千葉真一がアクション監督を務めている。原作は“半村良「戦国自衛隊」より”としているように、基本設定は小説と同じながら、この小説が孤立した自衛隊がいかに戦うかという考察に重きをおいているのだが、映画ではこの点は余り顧みず、どちらかというとタイムスリップした自衛隊員の人間模様に重きをおいているところが特色。 映画の内容から防衛庁・自衛隊からの協力が一切得られなかったため、登場した装備は映画用に製作されたという。数多くの個性派俳優・ミュージシャンが登場、千葉真一を初めとするアクション俳優のアクションが見ものの娯楽作品。娯楽作品とは言え、非常に人間臭い映画である。付け加えておくと子供には見せられない場面も何箇所かある。
 演習場所へ集合したの自衛隊一小隊が突然装備もろとも戦国の時代にタイムスリップしてしまう。タイムスリップしたのは61式戦車、装甲車、トラック、ヘリと哨戒艇。伊庭義明三尉に反目する矢野士長は哨戒艇と武器を奪い、近隣の村を襲って食料と女性の強奪を繰り返した。このあたりが撮影で防衛庁の協力を得られなかった理由だろうというのは理解できる。小隊を率いる伊庭三尉は自らが置かれた状況を把握、いち早くそれを受け入れて、哨戒艇の矢野等を射殺してけじめを付ける。かれらがタイムスリップしたことによるのか、本来の歴史とは違った歴史が進むなか、伊庭三尉は長尾景虎と組み天下を取ろうと画策する。斎藤道三、織田信長という武将のいない歴史の中、川中島の合戦をわずか一小隊の自衛隊が現代兵器を持って戦い抜く。敵に囲まれた長尾景虎を“空飛ぶ箱”ヘリで吊り下げて脱出させたりと奇想天外な作戦を打ち出す伊庭。敵陣に乗り込み武田信玄の首を切り取って脱出する伊庭。千葉真一扮する伊庭三尉の活躍はめざましかった。しかし十名名の一小隊と多勢の戦国武者との対決はやがて破滅的な状況を迎えることになる。燃料や弾薬の補給については詳しくは描かれていないものの、武田勝頼が低空飛行時のヘリに侵入してヘリは墜落。ヘリと戦車を失いボロボロになった自衛隊を、京都の本陣に釘を刺された長尾景虎は自らの天下取りのために涙を飲んで切り捨てる。後はご想像の通り。
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2007年10月28日

宇宙の彼方に消えた恋



 昨日の朝日新聞の朝刊「be on Saturday〜Entertainment」の一面「愛の旅人」は何とモロボシダンと友里アンヌでした。今まで「愛の旅人」に小説の中の架空の男女が登場したことはありましたが、その場合は大概モデルとなった男女がいるものですが、今回は全くの架空の男女でびっくりです。
 昭和のウルトラシリーズの中で絶大な人気を誇る「ウルトラセブン」。主人公セブンとウルトラ警備隊のモロボシダンは同一人格。最終回「史上最大の侵略(後編)」での告白と「ダンはダンに変わりないじゃないの、例えウルトラセブンでも。」というアンヌのせりふが甦ります。二面の解説ではウルトラQ、マン、セブンを支えた脚本家金城哲夫さんのことが書かれていました。
 セブンのファンには周知のお話ですが、それが「愛の旅人」に登場したということは、いかにダンとアンヌ、セブンが素晴らしかったかという証拠のように思うのです。

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2007年10月27日

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」 (2)主題歌



 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」は丸3年に渡って放映され、1年毎にタイトルが変更されているということもあり、最低オープニング、エンディング3曲ずつ、6曲は存在するはずなんですが、現実は90年代以降の作品で度々主題歌が変更されている。先の記事にも書いたとおり本放映中は見ることができなかったので、聞いたことがある曲が少ない。曲名と作詞、作曲、編曲、歌唱のデータを掲げるだけにとどめたいと思う。

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」
オープニング(1)
「ウィニング・ラン! 〜風になりたい〜」
作詞:渡辺智加、作曲:太田美知彦、歌唱:山形ユキオ
オープニング(2)
「FLESH & BLOOD 〜二つの想い〜」
作詞・作曲・編曲:GORYO、歌唱:G-CRISIS
エンディング(1)
「ヨ!ブラザー」
作詞・作曲:リトル・ブギー・マン、編曲:PAPA-TURBO、歌唱:ブギー・マン
エンディング(2)
「傷つくこともできない」
作詞:秋山奈津、作曲:南利一、歌唱:梶谷美由紀
エンディング(2)
「恋のターゲット・ボーイ」
作詞:Georgi/Hartman/Langhoff/Richie Balmorian/Jay Balmorian/Robin Rex
和詞:Peng Peng、作曲:Georgi/Hartman/Langhoff/Richie Balmorian/Jay Balmorian/Robin Rex
編曲:倉地雄志、歌唱:THE PINK HOPS
エンディング(3)
「夢の果てまでも」
作詞:JILL、作曲:渡辺貢、編曲:PERSONZ、歌唱:PERSONZ
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2007年10月26日

しょこたん☆ぶろぐ

 今年の夏、七月だったでしょうか、中川翔子さんの歌う「天元突破グレンラガン 」の主題歌「空色デイズ」がオリコンウイークリーチャートで3位にランクインしました。そして今はアニメ主題歌をカバーした「しょこたん☆かばー×2」が快調に飛ばしています。
 特段、中川翔子さんのファンでもなく、彼女のアニメ主題歌のカバーにも興味がないのですが、「空色デイズ」は楽曲も歌もすばらしい出来映えです。グレンラガンについては放映中ということで置いといて、中川翔子さんのオフィシャルブログ「しょこたん☆ぶろぐ」はアクセス数もトップクラス、更新頻度も高いし、さらりと読めるところもまた人気です。yaplog!をお使いなんですが、ここはWindows98時代のマシンを使っていると表示が重くてちょっと・・・と敬遠してたのです。最近はスペックを上げたので時折眺めてます。
 何故、僕が中川翔子さんに興味があるかというと、彼女は僕の敬愛するタイムピンク・勝村美香さんのおっかけをやっていたということで、ゆうりファン同士ということなんですよ。
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2007年10月25日

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(1)




 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズは1996年から1998年にかけてテレビ東京系列で放映されたミニ四駆を題材にしたゲーム&アクションアニメ。ちょうどこの時期は僕が海外へ行っていた時期と重なっており、一度も本放送は見ないまま終了してしまった。今までカードゲームを題材にしたゲーム&アクションアニメは「遊戯王」をはじめとして放映されているが、ミニマシンを題材にした作品はそれ程数は多くない。僕がまず思い浮かべるのが「プラレス三四郎」。ミニマシンを題材としたバトル作品としては初期の作品で思い出深い。この「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」は遠く「プラレス三四郎」の延長上にあると思うがいかがだろうか。 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」は1996年1月から12月、続いて 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」が1997年1月から12月、そして1998年1月から12月の「爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX」と続く。スタッフは意識してかどうかはわからないが、3つのシリーズで交代が見られ、それが作品の色合いに微妙な違いを作っている。原作はコロコロコミック連載のこしたてつひろの同名漫画、アニメーション制作はXEBEC、製作はTV TOKYO・読売広告社・小学館プロダクション。
 さて中身は殆ど見ていないので導入部のあらすじのみをご紹介。星馬烈と豪の兄弟はミニ四駆が大好きで、あるときミニ四駆開発者の土屋博士は試験のためにミニ四駆を兄弟に与える。烈と豪は兄弟ながら性格は正反対で烈はコーナリングを重視、豪は直線を重視してそれぞれ性能の異なるミニ四駆に進化させていく。最初のレースでは二人とも失格になるが、その後のレースで多くの仲間、レーサーたちと出会い成長していく姿を描く。最初の焦点は攻撃性能を搭載したミニ四駆を開発してバトルレースを勧める大神博士の登場。バトルレーサーの優勝からバトルレースが本流になって行く中で、烈&豪の正統派レーサー達の活躍が熱い。
 キャストは星馬烈に渕崎ゆり子、星馬豪に池澤春菜、土屋博士に江原正士、大神博士に大友龍三郎、鷹羽リョウに高乃麗、三国藤吉に神代知依、Jに渡辺久美子、Rに安藤ありさ、佐上ジュンに西村ちなみ、鷹羽二郎丸に大谷育江、黒沢太に陶山章央、ミニ四ファイターに森久保祥太郎、こひろまこと に くまいもとこ、沖田カイに今井由香、土方レイに木藤聡子、近藤ゲンに喜田あゆみ、岡田鉄心に椎橋重。ブレッドに伊藤健太郎、ジョーに矢島晶子、カルロに結城比呂、ルキノに上田祐司、ミハエルに安達忍、エーリッヒに三木眞一郎、シュミットに石田彰。
posted by KAZU at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション