2007年08月26日

シルバー假面・第参話「鋼鉄のマリア」


敷島教授(ひし美ゆり子氏)

 「シルバー假面」三部作の完結編。実在の人物と歴史上の事件を組み合わせた見事なストーリー展開で、本郷ら帝国軍とザビーネがカルガリ博士の陰謀を阻止、その正体をあらわにしていく。光と影の魔術師・実相寺監督の映像を引き継いだ明暗の対比の強い映像はそれはそれで味があると思うのだが、どうも暗すぎていけない。僕はモニターの明度を一番明るくして鑑賞してしまいました。
 カルガリ博士は捕らえた森鴎外の魂を解き放ち、怪ロボット“鋼鉄のマリア”を生み出しシルバー假面に立ち向かわせる。その装甲は強靱でシルバー假面のパンチやキックで火花を上げるも意に介さず。逆に繰り出すパンチとキックでシルバー假面を痛めつける。一方カルガリ博士は映画の映像やラジオの音声に細工をして人々を無意識の内に集団催眠に陥れていく。本郷の上官は帝国大学の敷島教授に協力を仰いでそのからくりを解くのだが、肝心のカルガリ博士の飛行船を見つけることができないまま、罠にはまってしまう。ザビーネは父・森鴎外の命と引き換えにカルガリ博士に銀の指輪を渡し、カルガリ博士は金・銀のニーベルンゲンの指輪で地球を壊滅状態にしようとする。帝都上空で発動した力は地上に大震災を起こすが、本郷の銃弾は指輪を再び二つに分かつ。森鴎外とのかけひきに負けたカルガリ博士はメフィラス星人のごとく捨て台詞を吐いて飛び去っていく。
 カルガリ博士は宇宙人であり、関東大震災は彼の起こしたものであるというのが暗に示されている。物語は帝国日本の歴史を見据えて、ドイツに留学する本郷と帰国するザビーネの船上での会話で幕を閉じる。
 敷島教授を演じたのは「ウルトラセブン」でアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子さん。セブン生誕40周年の今年、還暦を迎えられたひし美さんの登場は特撮ファンには嬉しい。


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posted by KAZU at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮