2007年08月19日

「リボンの騎士」


覚えてますか?この他にも魅力的なキャラクターがたくさんいました。

 「リボンの騎士」は1967年にフジテレビ系列で放映されたファンタジーアニメ。原作は手塚治虫の同名作品で虫プロによってアニメ化された、全52話。原作は少女漫画ながらアニメ化され男の子にも大変人気の出た作品。また音楽は冨田勲氏が担当しており主題歌を含めて実に華やか。
 天使チンクのいたずらで男の子の魂と女の子の魂を持って生まれたシルバーランドの姫サファイアはシルバーランドの王位継承権が男性にしかなかったため、王様・王妃・側近らは王子誕生と発表して女の子であることを隠し、男の子として育てられる。王様の従兄弟であるジュラルミン大公はその不自然な動きをかぎつけ愚鈍な息子のプラスチックを王位につけようと腹心・ナイロン卿とともにサファイアの正体を暴こうと画策する。また、悪魔メフィストは娘ヘケートを一人前の悪魔にするためにサファイアの持つ男の魂をつけ狙う。物語前半はサファイア王子がメフィストらと戦いながらシルバーランドの悪弊を正して行く物語。「リボンの騎士」の「リ」の字も登場しない。
 物語後半では王様はついに王位の継承が女性でも認められるように掟の改正を決意するが、発表前夜に襲われてお触書きを焼かれ行方不明となる。ジュラルミン大公は翌日、サファイアが女であり王位継承権はなく、それを隠して国民をだましてきたという理由で王妃とサファイヤを幽閉、側近たちを捕らえ、自分の息子プラスチックを王位に着ける。ところが邪心のみで国を治める力のないジュラルミン大公、近隣の国から侵略の手が伸びシルバーランドは危うくなる。そこでサファイアは幽閉された部屋を抜け出しマスクを着けて「リボンの騎士」と名乗り、隣国ゴールドランドのフランツ王子と協力して悪人達と戦いながらシルバーランドを救う。
 最終回では暖炉で燃え尽きてはいなかった王様の掟のお触書を取り戻し、王様を救い出したリボンの騎士とフランツの働きで、再びジュラルミン大公らから王位を奪取する。最後に馬車を操っていた王妃らを幽閉していた古城のせむしの男が実に印象的だった。見かけは奇怪な男だったが最後は王妃とサファイアを助けてくれた。
 キャストはサファイアに太田淑子、天使チンクに貴家堂子、王様(サファイアの父)に小林恭治、王妃(サファイアの母)に新道乃里子、隣国ゴールドランドの王子・フランツ=チャーミングに喜多道枝、サファイアの男の魂を狙う魔王目フィストに塩見竜介、メフィストの娘ヘケートに荘司美代子(後には変更があったようですが僕は認識してません)、ジュラルミン大公に雨森雅司、ジュラルミン大公の息子プラスチックに北側智恵子、ジュラルミン大公の腹心ナイロン卿に納谷悟朗、他。
 主題歌はオープニングに「リボンの騎士」。能加平作詞、冨田勲作曲。オープニングは最初歌唱の付かないフールサンズによる演奏のみのバージョンだった。虫プロらしい色鮮やかなオープニング映像に華やかな楽曲が見事にマッチした秀作。後に歌唱の付いたバージョンになる。歌は前川陽子さん。歌詞には「王女編」と「王子編」があるのだが、「王子編」は未だに聞いたことがない。エンディングは同じく能加平作詞、冨田勲作曲、前川陽子歌唱の「リボンのマーチ」。「マーチ」と題するだけあって軽快なメロディが特徴。両曲とも作品を反映したよく練られた歌詞だが、タイトルやキーワードは控えめだ。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
posted by KAZU at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション