2007年07月28日

「緊急指令10-4・10-10」

 今は携帯電話時代で無線は業務に絶対必要なところを除いて減ってきていますね。アマチュア無線も本当に無線を楽しむ人以外は局を閉じる人が多く、僕が今開局している340MHz帯などは一時期空きチャンネルを捜すのが大変だったけれど、今はかなりガラガラの状態です。アマチュア無線は免許が必要ですが免許なしで波を出すことができるのが特定小電力無線やCB無線など。出力や周波数帯、チャンネルなどに制限はありますが無免許で使えるということで、これも一時流行しました。
 「緊急指令10-4・10-10」(きんきゅうしれいテンフォー・テンテン)はこのCB無線を絡ませた設定で、1972年にNET系で放映された特撮怪奇アクションドラマ、全26話。制作は円谷プロで監督に本多猪四郎、脚本に藤川桂介等ベテランを加え、音楽は渡辺岳夫、主人公である電波特捜隊の司令に俳優・黒沢年男を起用するなど、ヒーローや火を吐く怪獣が登場しない異色の作品でした。よく「怪奇大作戦」と比較されますが、僕はそこまで格調高いとは思いませんでしたが、子供向け番組としてもおもしろく、ゲスト俳優さんは今見ると「おおっ!」と思うような方が多数出演されており、大人が見ても見ごたえのあるものです。
 タイトルの“10-4・10-10”はCB無線用語。無線用語はモールス信号時代からの名残りで数字や略号が多いのですが、この“10-4”は“了解”、“10-10”は“通信終了”を表わします。そして物語中によく登場するのがSOSに当たる“10-3-4”。災害救助を求める10-3-4を受信した電波特捜隊が怪奇な事件を解決する物語。
 キャストは電波特捜隊の司令塔・城南大学医学部教授毛利春彦に黒沢年男、電波特捜隊のリーダー・岩城哲夫に水木襄、電波特捜隊隊員は花形一平に池田駿介、入江ナミに牧れい、松宮三郎に湯原一昭、石田早苗に深沢裕子、他。無線ではコールサインというのを使って個人を特定しますが、この作品ではコードネームというのが使われてました。下の名前を使うのが一般的だったようですが、リーダー水木は「鉄火面」でしたっけ?
 大変奥の深い人間ドラマ的エピソードも多く、コアなファンがいる作品で、近年ではネット配信されたりと再び見直される傾向にあります。機会がありましたら是非この人間・科学ドラマをご覧になってください。
posted by KAZU at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮