2007年07月06日

「蒼天の拳」

 「蒼天の拳」は2006年にテレビ朝日系列で放映されたアニメ。原作は「週刊コミックパンチ」連載の同名漫画(堀江信彦・原哲夫(作画))で、全26話。アニメ制作は蒼天スタジオ、アニメ制作協力はパルムスタジオ、製作は蒼天製作委員会・テレビ朝日。「北斗の拳」の源流を描いた作品で細かいところでは矛盾が見られるが、「北斗の拳」の基本設定を引き継いでいる。「北斗の拳」が崩壊した近未来の世紀末を舞台にしているのに対し、この作品では1930年代の上海を舞台に現実とフィクションを織り交ぜた複雑な世界を描いている。この点は画風が一見似ていても「北斗の拳」とは全く違うストーリー展開で、例によって僕自身は漫画は全然知らない状態で見て少々面くらった。複雑な文化・世界は漫然と見ていてはなかなか理解できないもので、おもしろさを感じるようになったのは拳志郎が上海へ戻ってからだった。
 シリーズ冒頭に主人公霞拳志郎の弟羅門(後のリュウケン)が登場して「北斗の拳」のケンシロウに思いを馳せるあたりは、やはり「北斗」ファンには外し難い作品だ。物語は上海を牛耳る裏の組織・青幇(ちんぱん)に組する北斗神拳伝承者・拳志郎(閻王)が、敵対する紅華会(こうかかい)を一人で壊滅状態に陥れ、上海を離れて日本へ渡った後、紅華会がフランス租界と手を組み青幇を罠にかけて封殺していく時点から始まる。何も知らなかった拳志郎は上海の、青幇の状況を知るに至り、再び上海の地へ戻って紅華会を倒し、青幇を復活させていく。
 深夜に放送されたものの「北斗の拳」ほどバイオレンスシーンが多いわけでなく、また血は白く描かれておらず、ストレートに赤。銃器が登場しており、生身の体(拳法)よりもその力は絶大だという現実(常識)は貫かれていて内容はシリアスだ。作品のテーマが「北斗の拳」では「愛」であったのに対し、この作品では「義」で、「朋友」という言葉が多く使われる。キャラクターは上海が舞台ということで大半が中国名、その数も多いのでちょっと覚えるのが大変。
 主題歌はオープニングに「薔薇が咲く 薔薇が散る」。愛内里菜作詞、小島久尚作曲、葉山たけし編曲、歌は愛内里菜。この曲については既出記事を参照ください。エンディングは2曲で、前期が「心のリズム飛び散るバタフライ」。作詞・作曲・編曲が徳永暁人 歌はdoa。こちらのエンディング映像は「北斗の拳」を思い出させるちょっと哀愁のこもった映像、曲も見事にマッチしている。後期は「Kissing til i die」。真中潤作詞、後藤康二作曲、大島こうすけ編曲、歌は真中潤。
 キャラクターとキャストは改めて。

posted by KAZU at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳