2007年07月31日

サンライトハート



 サンライトハートは「武装錬金」の主人公武藤カズキのランス(突撃槍 lance)の武装錬金。第2話「ホムンクルスの正体」でカズキ自身が徹夜して名前を考え、「(1)スーパーウルトラスペシャルストロングマッスルDX、(2)トンボ切り2006、(3)シンプルに“槍”、(4)意表をついて“剣”、さあどれ?」と斗貴子に意見を求めたが「そんなもの、更に後でいい!」と怒鳴られる。大鷲のホムンクルス鷲尾との戦いの中で斗貴子はカズキの武装錬金の飾り布から発する山吹色のエネルギー光を見て、第6話「黒死の蝶」で命の恩人となったカズキの武装錬金に「サンライトハート」という名前をプレゼントする。
 カズキの攻撃は常に直線的。最初のホムンクルス猿渡との戦いでの突撃一線。その姿勢は最後まで貫き通した。キャプテンブラボーとの戦いも然り、ヴィクターとの戦いでも然り。猪突猛進、ごり押しである。流れる水の如く、しなやかに相手を倒すことは華麗ではあるが、カズキのような情熱と根性で直線的にぶち破る姿は華麗なる戦い方以上にすばらしいと思う。直線的破壊力の魅力、どこか「聖闘士星矢」の星矢に通じるところがある。

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2007年07月30日

チャメゴン




 「快獣ブースカ」はリメイクされたこともあって、この作品を覚えておられる方は多いと思うのだが、弟のチャメゴンの方を覚えておられる方は意外と少ない。勿論ブースカファンでチャメゴンを知らないという方はいないだろうけれど。以前からチャメゴンの画像を捜しているのだけれど、なかなか見つからない。コアなファンの方のホームページで見ることはできるのだが、さすがにそこからお借りするのは道に外れる。今回ネット上でやっと見つけたのでご覧ください。
 チャメゴンは弟が欲しいというブースカの願いを聞き入れた大ちゃんが、苦心の末発明した物体を電送する装置を使ってリスから誕生させた快獣。クルミを食べると何にでも変身できるのが最大の能力。またブースカのように空を飛ぶことはできないが、高速で走りまわることができる。第26話「チャメゴン誕生」で初登場。しかし、登場したのは最後の1カットだけ。物質電送装置をぶち破って現れたチャメゴンが一言「ぼくチャメゴン!」。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。
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2007年07月29日

ブレイズオブグローリー



 「武装錬金」、火渡赤馬戦士長のナパーム(焼夷弾 napalm)の武装錬金。火渡赤馬というキャラクターは「武装錬金」、特に錬金戦団の中でも個性的なキャラクターで好きなのだが、彼の持つ武装錬金は屈折した彼の心とは違い直線的なもの。半径250メートルを5100℃の炎で包み込み火炎爆発させる。自身は炎に同化する。
 カズキに対して2回発動。対ヴィクター戦では毒島のエアリアルオペレーターの酸素噴出との合わせ技を見せたが、この攻撃をきっかけにヴィクターが第三段階に入って結果的に退けられる。

 炎を操るというのはある意味ですごく攻撃的に見えるがその応用が単純でいけません。レインボーマンのダッシュ2をみてもそうですが、戦いが単調で活躍の場が限られるのが残念なところ。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2007年07月28日

「緊急指令10-4・10-10」

 今は携帯電話時代で無線は業務に絶対必要なところを除いて減ってきていますね。アマチュア無線も本当に無線を楽しむ人以外は局を閉じる人が多く、僕が今開局している340MHz帯などは一時期空きチャンネルを捜すのが大変だったけれど、今はかなりガラガラの状態です。アマチュア無線は免許が必要ですが免許なしで波を出すことができるのが特定小電力無線やCB無線など。出力や周波数帯、チャンネルなどに制限はありますが無免許で使えるということで、これも一時流行しました。
 「緊急指令10-4・10-10」(きんきゅうしれいテンフォー・テンテン)はこのCB無線を絡ませた設定で、1972年にNET系で放映された特撮怪奇アクションドラマ、全26話。制作は円谷プロで監督に本多猪四郎、脚本に藤川桂介等ベテランを加え、音楽は渡辺岳夫、主人公である電波特捜隊の司令に俳優・黒沢年男を起用するなど、ヒーローや火を吐く怪獣が登場しない異色の作品でした。よく「怪奇大作戦」と比較されますが、僕はそこまで格調高いとは思いませんでしたが、子供向け番組としてもおもしろく、ゲスト俳優さんは今見ると「おおっ!」と思うような方が多数出演されており、大人が見ても見ごたえのあるものです。
 タイトルの“10-4・10-10”はCB無線用語。無線用語はモールス信号時代からの名残りで数字や略号が多いのですが、この“10-4”は“了解”、“10-10”は“通信終了”を表わします。そして物語中によく登場するのがSOSに当たる“10-3-4”。災害救助を求める10-3-4を受信した電波特捜隊が怪奇な事件を解決する物語。
 キャストは電波特捜隊の司令塔・城南大学医学部教授毛利春彦に黒沢年男、電波特捜隊のリーダー・岩城哲夫に水木襄、電波特捜隊隊員は花形一平に池田駿介、入江ナミに牧れい、松宮三郎に湯原一昭、石田早苗に深沢裕子、他。無線ではコールサインというのを使って個人を特定しますが、この作品ではコードネームというのが使われてました。下の名前を使うのが一般的だったようですが、リーダー水木は「鉄火面」でしたっけ?
 大変奥の深い人間ドラマ的エピソードも多く、コアなファンがいる作品で、近年ではネット配信されたりと再び見直される傾向にあります。機会がありましたら是非この人間・科学ドラマをご覧になってください。
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2007年07月27日

レインボーマン前期のきら星キャラ

 「愛の戦士レインボーマン」では登場回数こそ少ないが、その存在感の強いキャラクターたちがいる。ボーグ博士なども強烈な印象を残したが、シリーズ後半に登場のキャラは初期の設定にない分、厚みが足らないような気がする。ゴッドイグアナもしかり。ということで前半登場した色濃いキャラクターたちををご紹介したいと思う。

☆堀田



 タケシの高校時代のレスリング部の先輩。タケシにダイバ・ダッタのことを語り、インドへ向かわせた張本人だ。レスリング部の部長に「野獣だ」とその戦い方を批判され退部させられたタケシが、高校を中退してレスキの正造のジムに通い、プロレスラーとなって妹の足を治す資金を稼ぎたいと偶然に会った堀田に語る。そこで堀田は空中浮遊するダイバ・ダッタの話をすることになる。ガソリンスタンドに勤めていた堀田はその後、大学時代の友人である北村刑事と共に「死ね死ね団」の存在を知り、タケシに協力するのだが北村刑事が殺されてから登場しなくなる。民間人で「死ね死ね団」の存在を知る数少ない人物。「レインボーマン」に登場するタケシを取り巻く人間の中で最も常識的なまともな人物だった。笑ったときも真面目なときもタケシと対照的で力強い存在感があった。単に体格がよかったからかもしれないけど。演じたのは黒木進(小野武彦)さん。

☆ヤマト一郎
 言うまでもなくタケシの父親。新聞記者で「死ね死ね団」の存在を知り、それをかぎまわったために長年にわたり捕らえられていた。レインボーマンとなったタケシと再会するのだが、救出できる手前もう一歩というところでミスターKの謀略に、タケシは究極の選択を迫られる。父親の力強い言葉に肉親よりも人類を選んだタケシだったが、父親は確かミスターK自身が撃った銃弾に倒れる。死亡したのかどうかよく覚えていない、というかそのシーンがなかったように思うのだが。正義に燃える新聞記者ながら落ち着いた言動、レインボーマンとなったわが子を見ても驚愕の様子は感じられなかった。ちなみに設定上の姓「ヤマト」はカタカナであるという証拠としてよく引かれるのだが、本当か? 演じたのは小泉博さん。

☆ヤッパの鉄



 タケシの恋人で淑江の父・正造が経営する保育園「どんぐり園」に借金取立てにやってきたやくざ。この借金取立てがタケシをマカオでの地下(賭博)プロレスへと向かわせた。しかし、タケシの使命的な死ね死ね団との戦いを見るうち、タケシにほれ込み足を洗い、屋台のおでん屋を始め、タケシに情報を流す情報屋となる。また、タケシや淑江の家族とも懇意になりタケシがピンチの時に手助けもした。淑江に化けたオルガがタケシに毒を盛った時にタケシを病院に担ぎ込んだのは鉄だった。タケシのことを「兄貴」と呼ぶ。影はそれほど濃くはないが、シリーズ中の重要キャラだろう。ヤッパの意味はご存知ですか?チャカ(拳銃)に対して刃物のこと。演じたのは山崎純資さん。

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2007年07月26日

ゴッドイグアナ

 アマゾンの魔女であり、イグアナの母親。娘を甦らせるために娘を葬ったレインボーマンの血を求めて日本へやってくる。イグアナの母と知ったミスターKは「イグアナは私の部下だった」とゴッドイグアナに協力を求めるが、娘が死んだのは死ね死ね団のせいだと思っており首を縦には振らない。そこでミスターKはボーグ博士の開発した人間を一時的にサイボーグにする「ボーグ・アルファ」をゴッドイグアナに打ち込み彼女を操ろうとする。しかしボーグ・アルファなど全く通じないゴッドイグアナであったが、レインボーマンを倒すという目的のためにミスターKに操られるふりをする。


かげでせせら笑うゴッドイグアナ

 自らの血で分身であるバッドシスターやミイラシスターを生み出してレインボーマンに差し向ける。分身が倒されると自らも傷つくところはイグアナと同様だ。最後はレインボーマンと激しい戦いを繰り広げるが、傷ついたレインボーマンが流した血に固執する余り、レインボーマン必殺の太陽の剣に切り倒される。ちょっとあっけなかった。
 娘イグアナが余りに強烈な印象だったせいもあって、登場回数が多い割にはその存在感は薄い。演じたのは特撮の怪女を演じれば天下一品、曽我町子さん。

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2007年07月25日

「蒼天の拳」キャラクター(3)



 「北斗の拳」では物語の進行と共にキャラクターが増えていき、そのキャラクターにまつわる経緯が徐々に語られていく。そしてキャラクターがまた徐々に倒れていく。本編の話数にも関係しているとは思うのだが、「蒼空の拳」では詳しい解説もなく一気に登場したキャラクターが物語に深く関係してくることもあって、キャラクターを整理しないと物語の理解が難しい。原作を読んでいる人には無用なのだろうが。今回は青幇復活前後に登場したキャラクターをご紹介。

☆潘光琳(はんこうりん)
 拳志郎の朋友にして青幇の総帥。呉東来に捕らえられネズミに足を食わされて両足を失う。さらに、後には銃弾に倒れる。しかし拳志郎に助けられ青幇復活をなし遂げる。 施設で育った孤児であったが翁洪元が引き取り育てられた。声を演じたのはてらそままさき。

☆潘玉玲(はんぎょくれい)
 潘光琳の妹で兄とともに翁洪元に育てられる。拳志郎の恋人であり、霊王の許嫁。翁洪元がかつての青幇の幇主を殺させるために玉玲を対価として与えた。霊王は玉玲の心が拳志郎から離れないことで拳志郎と日本人を憎んでいたが、玉玲に紅華会の手が及ぶことを恐れて記憶を消し馬賊に託して命を救った。馬賊に育ったことにより銃の扱いを覚え、その達人となる。声を演じたのは久川綾。

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