2007年05月31日

「イタダキマン」(2)



 つづけて「イタダキマン」の主題歌を。

 主題歌はオープニングに「いただきマンボ」。康珍化作詞、古田喜昭作曲、クニ河内編曲とガラリとスタッフを変更してきた。当然のことながらシリーズ中もっとも異色の曲。歌は主人公・孫田空作を演じた田中真弓さん。およそオープニングとは思えないダジャレを飛ばす歌で、この作品のコンセプトを物語っているよう。時代を反映した名前が続出、誰かわかりますか?

不思議そわそわ 君になぜアキナ
冷たい態度が ますますヨシエ
キョウコそお願い 1度腕クミコ
あの子の返事は 勝手にセイコ
I LOVE YOU
くちびる接近 ひら手打ち
痛イヨ、ヒデーミ
どこイクエ
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「イタダキマン」(1)



 「イタダキマン」は1983年にタイムボカンシリーズ第7作目としてフジテレビ系列で放映されたアニメ。制作はタツノコプロ、全20話。前作までとはかなり設定も異なり、主題歌もガラリと趣きを変えた。放映時間も18:30から19:30へと変更になったが、通常ならゴールデンタイムへの移行ということで昇格ということなのだろうが、新しいファン獲得には至らず、野球放送にかなり邪魔されて打ち切りとなってしまった。実質上のタイムボカンシリーズの最後の作品。その辺りの制作事情は他に記載されているサイトがたくさんあるので、興味のある方は検索されてそちらの方をご覧いただきたいと思う。僕自身は余り興味がないし、裏事情は読んでいて気分のよいことでもない。出来上がったアニメ作品のみを見ていたいと思う。
 この作品の設定の基になったのは「西遊記」、主人公の孫田空作はイタダキマンに変身して、更に巨大化して戦うので、メカは戦闘の補助的役目になっている。前2作のシリアスな展開は元のコメディ調、ギャグ性、パロディ性のあるストーリーに戻されている。普段は主人公が三悪と行動を共にしているところもおもしろい。更に三悪は直接戦わず、妖怪を操作してイタダキマンと戦わせるところも斬新。ところがコレが受けが悪かったようで途中から路線変更している。僕としては最初の設定を貫いてほしかったところ。(Read Moreへ)Read More
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2007年05月30日

「逆転イッパツマン」(3)

 昨日のつづきで「逆転イッパツマン」の主題歌を。

 主題歌は前作「オタスケマン」の歌唱から山本正之氏と悪玉トリオが外れたが、再び山本氏が復帰、オープニングにエンディングに、さらに挿入歌にと大活躍した。オープニングは「逆転イッパツマン」 で山本正之作詞・作曲、神保正明編曲、歌は山本正之、ピンク・ピッキーズ。

さぁサァ さぁサァ 逆転
ここから悪は通さない
さぁサァ さぁサァ 逆転
これから正義の花道
パパパパパパパパパッ イッパツマン

 エンディングは「シビビーン・ラプソディ」。オープニングと同じく山本正之作詞・作曲、神保正明編曲、歌は山本正之、ピンク・ピッキーズ。

シビビーンとシビビーンとやるしかない
シビビーンとシビビーンといくしかない
シビビーン・ラプソディー(ペンペン)

 挿入歌は2曲。「嗚呼!逆転王」と「トッキューザウルスの歌」。共に前半のキャラクター“逆転王”と“トッキュウザウルス”を歌っているために後半では原則的にメロオケで使われているそうだ(未確認)。「嗚呼!逆転王」は:山本正之作詞・作曲・歌唱、神保正明編曲。文字通り逆転王のテーマソング。オープニングにしてもおかしくないくらい勇ましいなかなかの出来映え。

正義とは
宇宙さえも恐れぬ
心にだけ宿るものなんだ
勇気とは
星よりも光る
瞳にだけ映るものなんだ
誰が・誰がわかろう
そうだ!両手広げ走りだせ
天はきっと知っている
そうだ胸をはって立ちまわれ
海はいつも見つめてる
おまえの真実
嗚呼・逆転王

 「トッキューザウルスの歌」はガラリと変わって楽しい山本節。 山本正之作詞・作曲、神保正明編曲、歌は山本正之、ピンク・ピッキーズ。

運べ運べ過去未来・西東
速く速く速くして・ハリー・アップ
トッキュートッキュートッキュウーパォパォー
トッキュートッキュートッキュウーパォパォー
ザウルス出勤パォー

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2007年05月29日

「逆転イッパツマン」(2)

 1日飛びましたが「逆転イッパツマン」の続きを。

 メインキャラをご紹介しますと、主人公は豪速九、タイムリース社の青年社員。超能力者でサイキックロボットの初代イッパツマンをコントロール、初代が倒れた後は自らが変身して戦う。放夢ランはタイムリース社勤務の女性パイロット。輸送メカであるトッキュウザウルス、トッキュウマンモスを操縦する。ハル坊はタイムリース社に勤務する少年で、ピンチの時にイッパツマンを呼ぶピンチ通信機を持っている。タイムリース社の部長がヒゲノ濃造、豪やラン、ハル坊の上司。途中から登場するヒゲノ部長の秘書、兼イッパツマンのサポーターが星ハルカ。彼女も超能力を持つ、終盤に豪と結婚。8年前に1週間の行方不明となり、その時にコン・コルドーに拉致され洗脳されていた。最終回ではイッパツマンを追い詰めることなる。シャレコーベリース社の面々をご紹介する前に忘れてはいけないのが「2−3(ツースリー)」。このシリーズは野球用語のもじり、「巨人の星」のパロディなどのお遊びが見られるが、この2−3は野球の最終カウントと某SF洋画に登場するロボットのパロディ。
 対するシャレコーベリース社の面々は会長がコン・コルドー。厳格かつ冷酷な経営者、見かけではわかりにくいが女性。その正体は宇宙人でタイムリース社の営業妨害を命令、孫娘のミンミンに化けてムンムンたちに同行する。ハルカを洗脳、最終回はイッパツマンを追い詰めるが最後は倒される。本作の三悪の美女はムンムン。シャレコーベリース社の支社長。頭脳派キャラはコイスネン。既婚者で奥さんも子供も登場。力担当はキョカンチン。共にシャレコーベリース社の社員。隠球四郎はシャレコーベリース社のエリート社員。幾度となくイッパツマンを追い詰め、ついには倒す(初代)。終盤では会長に反旗を翻すも、その正体を知ったがために時間空間に飛ばされてしまう。他にシャレコーベリース社には社員がたくさん登場するが名前と顔がどうも一致しないので割愛。多分にパロディックな面々。

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2007年05月28日

「星の王子さま」



 昨日、大丸ミュージアムKYOTOで開催されていた「サン=テグジュペリの星の王子さま展」に行ってきた。「星の王子さまプチ・プランス」についての記事をアップした時に書いたのだが、この世界的に有名な作品を僕は読んだことがない。もっとも物語の骨子くらいは知っているが。アニメ版ではその骨子に沿って物語は展開しつつもアニメオリジナルストーリーが多いそうだ。原作を知らなくてもアニメを見ることはできるが、この機会に原作をと思い岩波少年文庫版を買った。原作ものであってもアニメ作品は別の独立した作品、比較するのはタブーだ。でも、ひとつだけ比較してみよう。星に立つ王子さまの姿。上はアニメ主題歌のレコードジャケットより。下は有名な挿絵から。



☆お願い
 「自称納谷悟朗後援会日誌」の自称納谷悟朗後援会長さんから、ひとつ質問が届いております。アニメ「星の王子さまプチ・プランス」に「おじいさん」役で納谷悟朗さんが声を当てておられるそうですが、それがどういうキャラクターであるかわからないそうです。ご存じの方がおられましたらご教示願えませんでしょうか。ひょっとしてこの人でしょうか
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2007年05月27日

「逆転イッパツマン」(1)



 「逆転イッパツマン」は1982年にフジテレビ系列からタイムボカンシリーズ第6作目として放映されたアニメ作品。制作はタツノコプロ、全58話。前作「ヤットデタマン」で一度落込んだ視聴率を再び押し上げた名作で、その人気故に58話と4クールプラス追加が放映された。前作以上にシリアスでハードな展開が魅力。僕自身は余りかじりついて見ていなかったが、本編終了間際のコイスネンの「いつか逆転してやるからな〜っ」の捨て台詞が記憶に深く残っている。
 舞台は未来、業界随一のリース・運送会社“タイムリース社”。依頼があれば品物を過去でも未来でも届ける。ここに勤務するのがヒゲノ濃造部長以下、主人公・豪速九、放夢ラン、ハル坊ら。一方業界第2位ながら低迷を続けるライバル会社“シャレコーベリース社”の会長コン・コルドーはムンムン、コイスネン、キョカンチンら三悪にタイムリース社の営業妨害を指示する。主人公たちがピンチに立たされた時にハル坊の持つ“ピンチ通信機”でイッパツマンを呼ぶとどこからともなくイッパツマンが登場、ムンムンたちの作戦をぶっつぶすというのが毎回のパターン。
 今までのシリーズと大きく違うのは主人公の年齢。十代前半の少年少女たちが主人公だったのが、今回の豪については設定が20代、半ばで登場した星ハルカと結婚します。また視聴者にイッパツマンの正体が誰であるかを明らかにしていません(でした)。さらに主人公イッパツマンがシリーズ初倒されてしまいます。初代イッパツマンは豪がコントロールするサイキックロボットで隠球四郎に倒されてしまい、以後は豪本人が変身することになります。(つづく)


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2007年05月26日

「BRAVE PHOENIX」



 「魔法少女リリカルなのはA's」のクライマックスは第11話「聖夜の贈り物」、第12話「夜の終わり、旅の終わり」。インターネット上での感想やコメントを見ると大半の方(女性)は「聖夜の贈り物」の方を揚げておられます。AOLダイアリーのなのはファン“よーこママン”さんもそうおっしゃってます。男性は批判的な意見が多くていけませんね。第11話ではやてこと植田佳奈さんの歌う挿入歌「Snow Rain」(都築真紀作詞、happy soul man作曲、安井歩編曲)は絶大な人気です。
 さて僕の方はですね、一番萌えたのは第12話「夜の終わり、旅の終わり」。エピソードのBパートでは、なのは、フェイト、はやて、そして復活した守護騎士たち全員が一斉砲撃します。主役を奪うかのような見事なはやての変身、感動の守護騎士復活。そして全員でぶっとばします。この時に流れる挿入歌が水樹奈々さんの歌う「BRAVE PHOENIX」 (上松範康作詞・作曲・編曲)。僕にとっては最大の感動シーンでした。この曲は水樹さんのシングル「SUPER GENERATION」にカップリングされています。何度聞いても血肉沸き立つ曲です。