北海道の田舎町の高校生ちせ、アケミ、せいこ、ゆかり、りえは親友4人組。ある日気弱なちせはアケミにけしかけられて、気になっていたシュウジに度胸試しで告白する。ちせはシュウジは拒否するだろうと半分思っていたがシュウジはOKしてぎこちない交際がスタートする。しかし、そのぎこちなさに疲れたシュウジは別れを切り出すために軍の敷地内にある展望台へちせを連れて行く。そこでお互い本音をぶつけあったことで気持ちが通じ初キス、本当の交際が始まる。交換日記をしぶしぶ受け取るシュウジ。その帰りシュウジと別れたちせの後を数人の男たちが追う。
ある日、シュウジは札幌へショッピングのデートの約束をドタキャンしたちせの代わりにクラスメイトのアツシ、タケ、ノリ、カズらと札幌へ出かける。タケは彼女ゆかりのためにペンダントを買うのだが、その直後札幌は謎の敵の空襲に遭う。この爆撃でタケは死亡。白い飛行物体が敵を爆撃して地上に降りるのを見たシュウジはその方へ走って行く。そこで見たものは背中から翼を生やして右手に巨大な武器を装着したちせの姿だった。
シュウジはちせの秘密を知り、いっしょに逃げることを決意する。一旦荷物を取りに家に戻るふたりだった。シュウジは荷物をまとめて待ち合わせの駅へ行く。一方ちせも荷物をまとめて家を出たのだが、軍の迎えが来ており兵士に「出撃してください」と請われて出撃する。翌朝、駅で待つシュウジの前にちせが現れる。何も理由を言わないちせ、何も聞かないシュウジ。この出撃でちせは兵器として性能が向上していくものの、故障したために人間には戻れない身体になり、精神的にも人間とわずかずつかけ離れた存在となっていく。シュウジは時折発せられるちせの兵器としての言葉に恐怖する。
