
ミクラスは頭部に4本の角を持つ牛を思わせる形のカプセル怪獣。なかなかのパワーファイターだが、電気攻撃に弱いということになっている。これは最初に登場したテレビシリーズ第3話「湖の秘密」でピット星人の放った怪獣エレキングの尾に巻き取られ電気攻撃を食らったことによる。同じ攻撃はセブンには通用しなかったので、電気には弱いということになったんでしょうね。
次の登場は第25話「零下140度の対決」で地球防衛軍基地をポール星人が襲い、怪獣ガンダーを差し向けた時。基地動力炉を地下から襲ったガンダーに対し低温の上にウルトラアイを雪の中に落としてしまい変身できない。ここでミクラスをガンダーに立ち向かわせる。ダンが気を失っている間、セブンが太陽エネルギーを補給するために離れている間、懸命にミクラスはガンダーと取っ組み合いを続ける。セブンよりも寒さに強いようだ、大健闘。テレビシリーズではこれが最後の姿。
三度目の登場はウインダムと同様、平成ウルトラセブン「1999最終章」で第6話「わたしは地球人」でのことになる。ノンマルトの守護神怪獣ザバンギの強力なパワーに対してウインダムと共に立ち向かうのだが、最終的には角を折られ前のめりに倒れて目の光が消え機能を停止する。ちなみにテレビ版と平成版とでは若干形状が異なる。僕はテレビ版の方が好みだ。平成版は顔がおもちゃぽくてぬいぐるみのようだ。
カプセル怪獣はダンがセブンに変身できない状況でセブンの代わりに戦うという設定、当然そんなに頻繁には登場しない。しかしながらミクラスにはもう少し登場してほしかった気もする。
