2007年03月03日

THROUGH THE YEARS AND FAR AWAY (HELLO, LITTLE STAR)



 ワープが物理学で否定されても、SFの世界ではワープのテクノロジーは健在で、これなくしては何光年も離れた2つの離れた場所を舞台とする物語は成立しませんね。しかしそれでも通信は光のスピードをもってしても何年もかかるということに変わりはありません。それで亜空間通信なる空間を飛び越えた通信方法を登場させて解決しているわけです。それを使わないで描かれた作品が「ほしのこえ」(The voices of distant star)です。宇宙船に乗ったミカコとノボルは携帯メールで通信しあうわけですが、ミカコが遠くへ行くにつれてメールが届く時間は何分、何時間、何日、何か月、何年と開いていく。この物語最大のテーマがここにあります。
 「THROUGH THE YEARS AND FAR AWAY」は「ほしのこえ」のテーマソング。ミカコの心を英語の詩で歌っています。JUNO作詞、天門作曲、歌はLow。この曲は「ほしのこえ SOUND TRACK」に収録されていますが、作品を見ていただくのもひとつの方法。短編映画ですから、繰り返して見ているとこの曲が耳に残ってきます。発表当時から歌詞が公開されています。
posted by KAZU at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション