2006年10月24日

シャルプラッテン

 「銀河英雄伝説」に用いられた音楽は同盟国歌や帝国軍軍楽曲のようなオリジナルの音楽以外に、いくつかの既存の曲が使用されているが、その大半はクラシック音楽だ。旧東ドイツのレーベル「シャルプラッテン」のクラシックのなかからBGMが選ばれたことは有名。
 最初に作られた劇場版「銀河英雄伝説〜わが征くは星の大海〜」では「シャルプラッテン」のクラシック以外に新日本フィルハーモニーオーケストラの演奏による「マーラー:交響曲第3番」、「ニールセン:交響曲第4番“不滅”」、「ラヴェル:ボレロ」が用いられている。特に第4次ティアマト会戦での「ボレロ」は実に見事なクラシックとの調和でファンの中では知らない者はいないだろう。
 本編ではボレロは確か使われていないが、マーラーの交響曲は第1番から10番まで、モーツァルトの交響曲は第40番と41番、ドヴォルザークの交響曲では第6番から9番、ブラームスの交響曲第1番、シューベルトの交響曲では第1番・2番・3番・8番、ベートーベンの交響曲は第2番・3番・5番・6番・7番、ブルックナーの交響曲では第1番・4番・5番・7番・8番、シューマンの交響曲第4番、ハイドンの交響曲第88番と97番、ニールセンの交響曲第4番と交響曲だけでもこれだけ使われている。手元には第1期の楽曲リストしかないので、第2期や外伝を含めればさらに多くの曲が使われていると思われる。
 今日リストを見ていて思ったのだが、トランペットの協奏曲が3曲も使われている。トレルリ:トランペット協奏曲とアルビノーニ:トランペット協奏曲、それからファッシュのトランペット協奏曲。僕がトランペット協奏曲というと一番に思い出すのはフンメルのトランペット協奏曲だが、銀英伝で使用された曲はいずれも知らない曲だ。しかしトランペットが鳴り響く場面というのはなんとなく想像できる。スペースオペラにぴったりの音という気がする。
 クラシックの持つ格調の高さ、奥行きの深さがゴールデンバウム王朝の品格の高さや、宇宙の深遠さを表わして見事に作品に溶け込んでいる。有名な曲が多いだけに聞いていて心地よさや親しみを感じるというのもクラシックの魅力かなと思う。

posted by KAZU at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀河英雄伝説