2006年10月02日

「どろろ」



 「どろろ」は1969年にフジテレビ系で放映された怪奇アニメ。原作は手塚治虫の「どろろ」でアニメの方は途中で残念なことに「どろろと百鬼丸」とタイトルを変更している。制作は虫プロダクション・フジテレビ、全26話。モノクロ作品でおそらくテレビアニメとしては「ウメ星デンカ」と並んでモノクロ最後の作品だと思う。設定はほぼ原作と同じだがアニメオリジナルストーリーを多くとりこんでいる。物語は百鬼丸の肉体を取り戻す旅だが、あくまでも主人公はどろろの方。そこのところを十分に描ききれずに、主人公が百鬼丸に見えてしまいタイトルを変更したあたり失敗作品かと思うのだが。
 時代は室町時代半ば、野望に燃える戦国の侍・醍醐影光は、我が子が母の胎内にある時に魔神に生贄として捧げ、胎児は体の48箇所を妖怪に奪われる。そして生まれ落ちた子供は川へ捨てられる。生き延びた子供は剣士・百鬼丸として成長し作り物の体で48の妖怪と戦い、倒した妖怪から自分の体を取り戻していく。この旅につき従うのが夜盗の子・少年こそ泥のどろろ。どろろの目を通して百鬼丸の妖怪との戦い、父親との戦いを見据える。登場する妖怪が手塚治虫のオリジナルというところが手塚作品らしい。
 キャストはどろろに松島みのり、百鬼丸に野沢那智、縫の方・万代に北浜晴子、ミオに武藤礼子、田野助に納谷悟朗、多宝丸に仲村秀生、他。
 主題歌は「どろろのうた」で、鈴木良武作詞、冨田勲作曲、歌が藤田淑子さん。歌詞の半分が擬音・擬態語?という意味のない言葉でできた歌で、藤田淑子さんの声とは思わなかった。
posted by KAZU at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション