2006年10月08日

「海賊王子」

 「海賊王子」は1966年、NET(現テレビ朝日)系列から放映された海洋冒険アニメ。原作は石森章太郎、制作は東映動画、モノクロ作品で30分1話完結、全31話。ストーリーの礎には「宝島」があるのだと思う。見ていたのでキッドやパール、カトル、虎フグなどのキャラクターは覚えているがストーリーの方はもうひとつ記憶がない。
 島で育ったキッドは父が死ぬ間際に、本当の父親は海賊キャプテンモーガンであると打ち明けられ、父の船(ハリケーン号)に乗り、父の形見の短剣を持って冒険の旅に出る。キッド、モーガンの元手下のクラップ、クラップの孫娘パール、シャーク、カトル、オクトバス、モンク(猿)、フィン(海豚)、バド(カモメ?)と言葉を喋る動物キャラクターたちもいて、海賊なのに海賊稼業を営まない、真に冒険と人助けの正義感あふれる物語だった。敵役は虎フグで、片目・義足・義手の悪徳海賊。なかなか狡賢いやつだった。
 キャストはキッドに古谷徹、パールに坂倉春江、カトルに和久井節緒、クラップに寄山弘、オクトパスに加藤修、バドに立壁和也、虎フグに永井一郎ら。
 オープニングは「海賊王子」で吉野次郎作詞、服部公一作曲、歌は上高田少年合唱団。作詞が飯島敬となっている資料も複数存在するが、この時代はテレビ版、レコードとソノシートで歌詞がちがったり、歌手も違ったりするケースが多いので全て正しい可能性が高い。上に挙げたのは東映のホームページからの記述。これはテレビのものに間違いないと思うのだが。
 エンディングは「海賊稼業はやめられない」で、浦川けんじ作詞、宮崎尚志作曲、歌はヴォーカルショップ。オープニングは殆ど覚えていないにもかかわらず、このエンディングは印象が深い。「ガハハハ ガハハハ ガハハハハ」


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。
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2006年10月07日

「仙人部落」

 今回は実際に作品を見たことがないものをご紹介。

 「仙人部落」は1963年に大人向け深夜番組として放映されたアニメーション。「鉄腕アトム」に続いて古いと言われる作品。原作は小島功の同名漫画で1956年から「週刊アサヒ芸能」に連載されている(現在も連載中のはず)。制作はTCJ(エイケンの前身)で放映はフジテレビ、23時代の放映で垣間見たことはあるかもしれないが、記憶にはない。15分1話完結で全23回。
 キャストは仙人に三遊亭百生、年増仙女に市川翠扇、弟子に花柳喜章、他に小海智子ら。
 オープニングは「仙人部落のテーマ」で、キノトール作詞、山下毅雄作曲、歌はスリー・グレイセス。
 この作品を見たことはなくても「週刊アサヒ芸能」で絵はご存知の方は多いと思う。アニメからの映像として手持ちの資料にある唯一のものをご紹介。仙人さまがいないのが残念。見たことないのでコメントはできませんから今回はこの辺で。

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2006年10月06日

Voice

 僕は以前にも書いたがアニメを見ていても、特撮を見ていても、映画でも、ドラマでもストーリーやキャラクターに感情移入してのめり込む方で、余り俳優さんや声優さんには強くひかれない。そのせいか俳優さんの名前、声優さんの名前は見聞きすることはあっても、姿や声にはなかなか結びつかない。
 昨日の若山弦蔵さんほどの特徴のある声でも、声優さんの名前を認識したのはごく最近で「ジム・フェルプス」の声の人というふうな覚え方しかできなかった。
 俳優さんも同様。「新・スタートレック/ジェネレーション」のジャン・リュック・ピカード艦長は自分がのめり込むには最高のキャラクターで、また尊敬する人物の一人だが、どんな映画に出演されていても Patric Stewart の名前は浮かんでこない。沈着冷静、頑固な性格、時には非情な行動にしびれるのだが、それでいて「セサミ・ストリート」に登場して手にアルファベットのBの書かれたカードを持って出てきた時には驚いた、「えっ!?」という感じ。
 そのジャン・リュック・ピカードの声を演じたのが麦人さん。実は途中から(53話以降)だそうだ。交代した時がわからなかったが。麦人さんというと「バビル2世」のヨミの声の人というのが僕の認識で、ピカード艦長はヨミの声とはまた違った声あたりになっていて同一人物とはちょっとわからなかった。
 テレビの音声が二カ国語放送になって俳優さんの生の声で聞けるようになってからは「ジェネレーション」をはじめとしてスタートレックシリーズは英語で聞くようになった。ピカード艦長は先に日本語でイメージができてしまっていたので Patric Stewart の声は余りしっくりこないが、「ヴォイジャー」は初めて見たのがニュージーランドにいた時。ジェインウェイ艦長の声は先にケイト・マルグルー氏の生の声で慣れてしまったので、日本に帰ってからテレビで見た時は松岡洋子さんの声に違和感があった。この辺りは難しいですね。でも何度も見ていると松岡洋子さんはジェインウェイ艦長にぴったりハマッテいて名演だと思います。
 ショーン・コネリーに若山さん、アーノルド・シュワルツネッガーに玄田さん、クリント・イーストウッドに山田さん。声優さんもこういった吹き替え担当が決まるとイメージができてこの人でなきゃ!という感じになりますね。
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2006年10月05日

若山弦蔵さん

「フフフフフ・・・・
 ハッハッハッハッハ
 諸君、私の名は、怪人二十面相」

 アニメ「わんぱく探偵団」のオープニングの冒頭、低音の渋い声が響く。怪人二十面相を演じる若山弦蔵さんの声だ。若山弦蔵さんは1932年(昭和7年)生まれというから、今年で74歳。お若い時からあの渋声で、ショーン・コネリーの吹き替え役としてつとに有名。
 声優さんとしてはNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」や「空中とし008」、アニメでは上に挙げた「わんぱく探偵団」の二十面相、「宝島」のジョン・シルバーなどが有名だが、僕はアニメよりも海外ドラマや特撮の方が印象深い。

 「母なるバイラス星に告ぐ。1号機は破壊された。2号機をすぐに派遣せよ。地球に恐ろしい生物を発見せり。その名は」(「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」より)

 特撮では「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」のバイラス星人のボスの声、「宇宙空母ギャラクティカ 」、「宇宙大作戦」のオープニングのナレーションなどがあるが、僕が一番印象深いのはやはり「スパイ大作戦」だ。テープまたはディスクで命令を出す謎の指令はこれまた渋い声の大平透さんだが、スパイチームのボス=ジム・フェルプスの声を演じるのが若山さん。低音の美声の魅力に取り付かれた一作だった。

reginaさん、少しは分かったかな?

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2006年10月03日

「ウメ星デンカ」



 「ウメ星デンカ」は1969年にTBS系列で放映されたギャグアニメ。原作は藤子・F・不二雄の同名漫画。アニメ化に先立つこと一年前、小学館の学習雑誌に連載が開始された。この連載は3年と短期でアニメも15分一話完結52話、26回と短期で終了している。制作は東京ムービー、スタジオ・ゼロ、モノクロ作品。後に1994年に劇場アニメ化されている。これは確か「ドラえもん」と2本立てだったかな?
 さてストーリーの記憶は曖昧。藤子作品なのでネット上から拾うこともできるが、アニメと漫画の区別がつけられないので大筋のみを。中村太郎少年がある晩に不思議な物体の落下を目撃したが、誰も信じてくれない。そこで一人で捜しに行くと、大きなかめ(壺)を発見する。持ち帰ると中から3人の人間が出てきた。ウメ星の王と王妃とその息子。爆発を起こしたウメ星から逃れてきた王様ということで、太郎くんのパパは仕方なく居候させることに。地球とウメ星との文化、習慣の違いからとんでもない騒動を引き起こす。そんな王様一家に王を捜してやってきた侍従ベニショーガが加わり、ウメ星再建を目指す。ウメ星の人たちは念動力を使い、科学技術も地球より高い。王様たちは中村家のためにその力を使って恩返しをしようとするのだが、これもまた上手くいかずに大騒動を起こす種になる。呪文?「スッパッパ」、王様が登場するときのかけ声「パンパロパーン」など当時は流行った。王様と王妃の会話がギャグアニメにあってなぜかシリアスな面もあり絶妙。
 キャストはデンカに杉山佳寿子、中村太郎に松島みのり、国王に田の中勇、王妃に菅谷政子、侍従ベニショーガに大竹宏、太郎の父に藤本譲、太郎の母に北浜晴子、他に毒蝮三太夫、雨森雅司、貴家堂子、沢田和子、兼本新吾ら。なかなか実力派、個性派の声優陣をそろえている。
 オープニングに 「ウメ星デンカがこんにちは」。藤子藤子不二雄作詞、鈴木邦彦作曲、林一編曲、歌は石川進と杉山加寿子。テレビのオープニングではなかったかもしれないが、デンカの声で「 さあ、みんなでウメ星デンカの歌を歌おう 」かけ声が入る。この当時連載されていた小学館の学習雑誌にはふろくでソノシートが付くのが流行していた時代でソノシートバージョンだったかも。物は今はもっていないので確認のしようがない。
 エンディングは「ウメ星マーチ」で、藤子藤子不二雄作詞、鈴木邦彦作曲、林一編曲、歌は石川進・杉山加寿子・田ノ中勇・菅谷マサコ・大竹宏と石川氏と声優陣の合唱。これもデンカの声で「 また、来週も見てね! パンパロパーン! 」とセリフが入る。しかし放送当時に聞いた記憶がないのだが・・・。

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2006年10月02日

「どろろ」



 「どろろ」は1969年にフジテレビ系で放映された怪奇アニメ。原作は手塚治虫の「どろろ」でアニメの方は途中で残念なことに「どろろと百鬼丸」とタイトルを変更している。制作は虫プロダクション・フジテレビ、全26話。モノクロ作品でおそらくテレビアニメとしては「ウメ星デンカ」と並んでモノクロ最後の作品だと思う。設定はほぼ原作と同じだがアニメオリジナルストーリーを多くとりこんでいる。物語は百鬼丸の肉体を取り戻す旅だが、あくまでも主人公はどろろの方。そこのところを十分に描ききれずに、主人公が百鬼丸に見えてしまいタイトルを変更したあたり失敗作品かと思うのだが。
 時代は室町時代半ば、野望に燃える戦国の侍・醍醐影光は、我が子が母の胎内にある時に魔神に生贄として捧げ、胎児は体の48箇所を妖怪に奪われる。そして生まれ落ちた子供は川へ捨てられる。生き延びた子供は剣士・百鬼丸として成長し作り物の体で48の妖怪と戦い、倒した妖怪から自分の体を取り戻していく。この旅につき従うのが夜盗の子・少年こそ泥のどろろ。どろろの目を通して百鬼丸の妖怪との戦い、父親との戦いを見据える。登場する妖怪が手塚治虫のオリジナルというところが手塚作品らしい。
 キャストはどろろに松島みのり、百鬼丸に野沢那智、縫の方・万代に北浜晴子、ミオに武藤礼子、田野助に納谷悟朗、多宝丸に仲村秀生、他。
 主題歌は「どろろのうた」で、鈴木良武作詞、冨田勲作曲、歌が藤田淑子さん。歌詞の半分が擬音・擬態語?という意味のない言葉でできた歌で、藤田淑子さんの声とは思わなかった。
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2006年10月01日

「私だけの十字架」



 今月の番外編。

 「特捜最前線」は1977年から約10年の間、テレビ朝日系で放映された刑事ものテレビドラマ。スペシャルを含めて509話も放映されたそうだ。
 警視庁「特命捜査課」に籍を置く刑事たちの事件を解決していく姿を描いているが、「太陽にほえろ」のような劇的なものとは異なり、「Gメン'75」のような派手さもない。きわめて日常的雰囲気をもった刑事ドラマだった。二谷英明(神代恭介警視)を中心に大滝秀治(警部補)、藤岡弘(警部補)、西田俊之、誠直也、荒木しげる等巡査部長、巡査が活躍する。作品が長大なのでキャストも入れ替わっているが、先にあげたのは初期のキャスト。途中から婦警役で関谷ますみさんが参加している。この特命捜査課は既成の捜査課で特にその設立などの経緯は描かれていない。
 僕にとって印象深いのはエンディング。レコードでは「挿入歌」となっているが、実際はドラマの最後にエンディングとして流れた。F.チリアーノ(FAUSTO CIGLIANO)の歌う「私だけの十字架」だ。尾中美千絵作詞、木下忠司作曲、青木望編曲。チリアーノはこの歌を歌う以前に4回来日していたイタリアの歌手でギターの弾き語りが得意だそうだ。代表曲は「去り行く今」、残念ながら僕は知らないけれど。
 この「私だけの十字架」は希にフルコーラスで流れることもあったが、1番だけ、2番だけ、3番だけというようなこともあり、全体としては2番の歌詞が多く使われたようだ。ドラマの最後のこの曲聞きたさにテレビを見ていたが、やっとのことでレコードも見つけた。CDで聞けるようなので機会があれば是非聞いてほしい曲。第115話「チリアーノを歌う悪女!」で自身も本編に出演して歌ったということ。
posted by KAZU at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編